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管理人さんの投稿された作品が10179件見つかりました。

  • 心宿る月

    人形姫。そう呼ばれる姫がいた。泣きも笑いもしない。けど人間で生きていた。でも人々は皆口ずさむ。人形姫──「人形姫……?」「そうだ、今度からお前がその姫の護衛だ」 一般民からのしあがり、王宮の衛兵になれただけでもすごい事だ。 せいぜい門兵か倉庫兵かと思い初出兵すれば、いきなり姫の護衛? ありえない。「何故、俺なのですか? 姫ともなれば代々王宮に仕えてきた武家の者、武将クラスが護衛につくべきで、当然
    龍王 さん作 [520]
  • キミと僕?

    担任の話を聞いて僕らは体育館に向かった。入学式が終わった後も僕はズット彼女が気になってぃた。彼女の名前は伊藤由衣。入学式から一週間たって分かった事は,由衣は明るくてよくしゃべる。だから友達も多かった。ただ男子と話すのは苦手らしい。僕は自分の席が好きだった。由衣の後ろ姿を見ていられるから…ぁる日,光輝が僕にニヤニヤしながら言った。「なぁなぁ!!ヒデの前の席の子かわいくね?」ギクッとした。「そ,そう
    Υuka さん作 [393]
  • 雪の華20

    目の前に現れた白藍の弟〈黄藍〉は冷ややかな笑みを浮かべ、見下すように私を見ていた。顔は白藍と同じなのに雰囲気は全然違った。まるで陰陽。それはどちらも欠かせない二つで一つ。「朱斐、ごめん。こいつ連れて帰らんとあかんねん。ほんまゴメン」白藍はひたすら謝り、今度改めて紹介すると言って、弟・黄藍と帰って行った。キョトンとしながら朱斐は二人を見送る。「──……何で…」キスされそうになったのかしら? 朱斐が
    龍王 さん作 [399]
  • まつげ

    電車が停車し扉が開く音に気付いた。人が入って来る気配がしたが目を開けるのも億劫で薄目で左右を確認した。その日の私はツイてなく不機嫌だった。朝からビューラーでまつげを抜いてしまい少なくなった短いまつげに濃くマスカラを塗った。バタバタと身支度を済ませ会社に向かった。快晴の空と裏腹に上司は機嫌が悪くあれこれと雑用を押し付けられた。揚句の果てには「昼からはティッシュ配りやれよ」…。仕事に誇りやプライドは
    つう さん作 [1,038]
  • キミと僕?

    女なんてめんどくせーだけぢゃん…僕とヨシはクラス分けの表を見に行った。「糸井…糸井はドコだ…あった!!俺,1年2組かぁ!!」「俺,1年1組やわ」僕らは急いで教室に向かった。「じゃーなヨシ!!」「ぉう!!終わったら一緒に帰ろうぜ」「オッケー」教室に入ると見慣れた顔と見慣れない顔が入り混じっていた。中学校の時に一緒に絡んでいた光輝が同じクラスだった。「ぉい!ヒデ!また一緒のクラスやな」「うわー!!ま
    Υuka さん作 [435]
  • シリウス 7

    “かえで”の家に着くまで、10分とかからなかった。家の前まで行くと“かえで”が外で待っていた。仕事以外で会うのは初めてに等しい。夕日が辺り一面を赤く彩る世界で、唯一赤くない空間。その中心に“かえで”がいた。自分は“かえで”が放つ空気が大好きだった。孤独な空気を打ち払ってくれるからだ。和みのある空気、それが自分の孤独を癒してくれていた。少なくともそれまでは…。 ひとしきりの相談をききおわ
    紫炎 さん作 [392]
  • Contract of the Blue sky

    第一話?颯樹はすぐに起き上がった。顔には自転車のタイヤの痕がクッキリと残っている。その痕を付けた犯人、颯樹の親友にして悪友の羽佐間太一(はざまたいち)は少し遠目の位置で自転車に跨っている。余裕の表情を浮かべて颯樹を見下していた(颯樹にはそう見える)。「不意打ちとはまさに卑怯だな」颯樹が何かを込めて静かに吠えた。「そーいうのを負け犬の遠吠えって言うんだぜ」太一が余裕から油断して颯樹に言った。「まっ
    さん作 [271]
  • 【ナイト・オン・ドラグーン】第1章〜始まりの時〜続。2説

    土埃を払い、ジャックは短剣を鞘に納めた。ジャック:「腹へったなぁ〜朝飯食いにいこうか」アイン:「そうだな」ジャックに続いて、アインも隊舎小屋に向かう。給仕室に向かう途中に…「アイン、ジャック!待ちなさい!」と後ろから声をかけられた。アインとジャックは振り返る。そこにはアイン達と同い年ぐらいの女の子が鎧の胸あてを装備し、腕を組んで立っていた。アイン:「なんだよ?【エリス】」エリスは淡い栗
    ミルクボーイ さん作 [502]
  • シリウス 6

    その黒い感覚は“かえで”に会う度に、より黒く、そして重く、より大きくなっていった。 ある日の夕方、“かえで”からメールが来た。 「ちょっと相談にのって欲しい事があるんです。今から会えませんか?」というものだった。自分は悩んだ。何の相談かは想像がつく。会いたいと言う気持はあるが、その話を聞くのは正直つらいことだった。だが自分は、嫌われたくないと言う、極々単純な発想で 「いいよ」と短いメー
    紫炎 さん作 [370]
  • シリウス 5

    家路についても、あの言葉が頭から消えない。「好きな人がいる」まるで、警鐘のように鳴り響いている。ふと空を見上げるとシリウスが光輝いていた。いつもは暖かく見えるそれも、今日はひどく冷たく、そして遠く見えた。そして、シリウスの脇では、三日月が孤独を煽るように佇んでいた。 「はぁ…」今朝とはニュアンスの違う溜め息を吐く。と、同時に自分の胸の奥にズキンと鈍い痛みを感じる。まるで、心臓を鷲掴みされた
    紫炎 さん作 [292]
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