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管理人さんの投稿された作品が10179件見つかりました。
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夢
―夢を見た―\r 自分の部屋にいた。外には素敵な一面の花畑がある。だからどうしてもそこに行きたいと私は思った。 気付くといつの間にか一面の花畑にいた。楽しくて楽しくて仕方なかった。声を上げて笑った。花を摘んで花シャワーをいっぱい飛ばした。 突然おなかが痛くなったのでトイレを探したが見つからなかった。仕方ない、誰もいないしここでと花の陰に隠れて用を足した。―そんな夢を見た―\r 朝起きて、何だか楽
葉桜 さん作 [681] -
熟レユク青林檎タチヨ〜梓の場合〜?
−ユカ、もう寝た?− −まだ起きてるよ。− −良かった。今、何してんの?− −音楽聴いてる。マコトは?− −俺は今仕事が終わったからさ。今から帰るとこだよ。− −もう11時だよ。お疲れじゃん。− −今日中に仕上げないと仕事があってさ。− 手塚梓のメールの相手は、1週間前に携帯の出会い系サイトで知り合った、自称今年の春大学を卒業した22歳の会社員、マコトである。梓は年齢、名前を偽り、17歳の女子
キサト さん作 [389] -
天使のすむ湖74
二月になると、大学受験日を迎えていた。前日に、多分キヨさんが用意してくれたであろう合格祈願のお守りを、香里が手渡してくれた。「頑張ってね、実力出せば大丈夫だからね。」母もまた、駅にお守りを持って見送ってくれた。「がんばるんだよ。」岬はもう既に地元の女子大に推薦を決めていて、母と共に見送っていた。緊張と不安が入り混じり、がちがちだった。こんなことを言うのは生意気かも知れないが、大学受験は俺の夢の
雪美 さん作 [308] -
天使のすむ湖73
本物のホワイトクリスマスは、俺と香里と桜井とキヨさんの四人で夜を迎えた。いつもはあっさりと帰る桜井も、このひざの上まで積もる雪では帰れず、泊まることになった。夜は、七面鳥の丸焼きと、豪勢なクリスマスケーキをキヨさんが用意してくれた。香里の好きなシャンパンと、クリスマスツリーも飾り付けて、暖炉には赤々と炎がともっていた。昨年のクリスマスは、香里が心の病で祝う気持ちにはなれなかったが、今年は体力こ
雪美 さん作 [285] -
カフカ―2
あの男との出会いから三日たった―\r「あーっ眠れね―↓↓くそぉ...」あの日...確かに―あの男は言った― 「あなたを五日の―夜に迎えに迎えます―すみません...はずかしながら私は―カフカと申すものでございますお見知りおきお!!」「あのさぁ...君歳は幾つ〜」(まぁどうせタメだろタメ―ちなみに俺は―18なのだが―\rカフカ「歳は444です―それが..何か....」俺は―固まってしまった―\r「落
人狼 さん作 [324] -
その言葉だけ
静まり返る一人だけの教室さっきまでみんなの涙とそれと同じくらいの笑顔がまだそこにあるようで静かな中にも温かさがあった自分のだった椅子に座るそして隣を見る最後まで私は目で追うことしか出来なかったまぶたの裏に彼の笑顔が焼きついている明るい笑顔が少し低い声が大きな手がそして私の横で私しか知らない可愛い寝顔が好きだった最後まで私はこの気持ちを伝えることは出来なかった彼との思い出全てが涙で曇る茶色く落書き
Mikko さん作 [369] -
「R」のマナー
煙草を咥え火を着ける。煙が口を、肺を満たす。黒いエレキギターを手に取り爪弾く。そのボディーに似合わないか細い旋律が奏でられる。短くなった煙草を灰皿に押しつけ、揉み消す。「・・・いくか」季節は二月。まだまだ風も強く、冷たい。が、それで良い。それは俺自身が体温を持ち、真っ赤な熱い血が流れている人間だと言う事を教えてくれる。いつもの革パンを履いていつもの革ジャンを着る。足下はエンジニアブーツ
ループタイ さん作 [356] -
太陽と君
「ここでちょっと待っててね。」かあさんが言った。「うん。」ずっとまった。あの思い出の公園で・・・。「まだかな〜。」ずっとずっと待ってもかあさんの姿は見えない。そう・・・僕は捨てられたんだ。なぜですか? 僕がなにかしましたか?僕は一人ぼっちになりました。かあさんのいった「ちょっと」はいつになったら終わるんだろう。なんでまだ来てくれないんだろう。まだ年長さんの達也にはまだ分からなかった。
鷹橋 美喜 さん作 [504] -
恋ごころ 第二抄 第二話
家に着くやいなや、俺はベッドに向かった。疲れていたからだ。時計は10時を指している。なので両親は仕事で出払っている。家には悠香しかいない。今日は九条学園は文化祭の代休の様だ。「な〜にやってんだか。兄貴らしくないなぁ。」「…」「お〜い?」「…何だよ。」「起きてるんならいいや。」「ったく…」その後、俺は眠ってしまった。「ふわぁ〜ぁ…」大きな欠伸をして起き上がった。時計は午後4時。どうやら6時間ほど寝
浅川悠 さん作 [305] -
平安☆美人の法則!!?
女房・月乃に庭を見てくるよう勧められた帝は、庭に続く廊下を歩きながら、左大臣の二の姫・伊織姫について考えを巡らせていました。(…出仕初日から遅刻とは、なんという厚顔な姫なのだ。だいたい醜女ならば、器量が悪いぶん気配りを働かせるべきではないのか?もしこれで本当に、私すら笑ってしまうような醜女だったら、どうしたものか。父が左大臣なだけに、私もあまり軽くは扱えぬ…。しかし醜い顔をいつも見なければならぬ
杏奈 さん作 [329]