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管理人さんの投稿された作品が10179件見つかりました。
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あの夏の続き
1945年8月6日広島。その日小さな太陽が一瞬で広島の街を地獄へと変えた。 皮膚が垂れ下がった少年、閃光で目が焼けた少女、黒く焼けこげた屍の山…その中にきれいな肌を保っている少年が一人立ち尽くしていた。しかし目だけは全てを破壊し尽くす者の目をしていた… 日本の無条件降伏後広島には米軍の科学調査班がやってきた。放射能の人体に対する影響を調べるために。その内容は被爆した死体の回収や 被爆患者の患者
龍角 さん作 [735] -
?崖淵斜陽館其の伍
ビーダマ、メンコ、けん玉やったわ、やった。僕らの先生は、嵐を巻き起こす。 「えっ!それって…」「何ですかぁ?」「教育現場の先生が、嵐を巻き起こす様では…」「何か問題でも?」「大有りですよ!」そうじゃないですか。嵐…暴風雨で木樹を薙ぎ倒して、土砂崩れを起こし…生活を破壊する。「しかしねぇ」学校崩壊、家庭内暴力、家族破綻…誰が悪いのかなぁしかし…現場の先生が嵐をなんて。そんな、少な
亜樹 さん作 [434] -
あの夏の続き
1945年8月6日広島。その日小さな太陽が一瞬で広島の街を地獄へと変えた。 皮膚が垂れ下がった少年、閃光で目が焼けた少女、黒く焼けこげた屍の山…その中にきれいな肌を保っている少年が一人立ち尽くしていた。しかし目だけは全てを破壊し尽くす者の目をしていた… 日本の無条件降伏後広島には米軍の科学調査班がやってきた。放射能の人体に対する影響を調べるために。その内容は被爆した死体の回収や 被爆患者の患者
龍角 さん作 [997] -
晴れた夜には星がみえる(1)
いつもとは、反対の改札を出た。バイトまでには、まだ時間があったし、私の住んだ街を憶えておきたかった。3年も住んでいて行ったことのなかった公園。夕方なのに人がいっぱいで、とりわけボート乗り場は、恋人たちで溢れている。そんな恋人達のボート乗り場の向うに人だかりがみえた。その人の輪の中に大道芸の若者がいた。 こんなにきれいな顔の大道芸人がいるんだ。 変なことに感心した。集まった人たちを完全に自分の虜
木村遙 さん作 [346] -
扉のむこう 〜扉の秘密〜
「扉は5階の音楽室にある。その扉を開けて中を覗くと扉の妖怪が現れ、中を見た者を地獄に連れて行くだろう。」「まじなの?それぇ〜。怖いよぅ」和成はあいかわらず怖がっている。「妖怪にばれずに中を見る方法はないのか?」「えっと…。あれ、ないよ?」「は?ちょっと古水貸してみろよ」千夏は探してみたがそれらしきものはなかった。「あ!!!!!」「うおっ!古水さんどうした??」「これ・・・破かれてる」美樹はその本
奈海 さん作 [718] -
スノーホワイト2/3
何か食べるものと飲み物を持っていこう。外へ出掛ける前に、そう主人が提案しました。私はさっそくキッチンへと向かって、用意を始めました。 紅茶を魔法瓶に淹れて。それから、林檎を3つバスケットへ収めました。主人は林檎が好物なんです。切らさないように、常に買い置きしているの。折角の光景を2人で楽しむのだから、主人が好きなものを持っていこうと思ったんです。主人が喜べば、私も嬉しいですから。 あと、
鯖人 さん作 [267] -
スノーホワイト1/3
その日は珍しく雪が降っていました。貴女もご存知でしょう? この地域で雪が降るのは稀有な事だって。 ふふ、稀有ってあまり使わない言葉ですね。この前、小説を読んだときに見つけた言葉なの。好きなキャラクタが使っていて、私もちょっと使ってみたいなと思って……。 私、小説やテレビにとても影響を受けやすいんです。あぁ、こんな話しどうでもいいことですよね。ごめんなさいね、お喋りで。でも、主人の前では私
鯖人 さん作 [269] -
ある少年の話
ねぇ、お願い・・目を開けて・・行かないで・・僕を一人にしないで・・置いてかないで・・いやぁ・・いやだよ・・みんなで脱出するって言ったじゃん・・地獄に行くのも三人一緒って言ったじゃん・・ボクは・・ただ君といたかっただけ・・君の笑顔を見つづけたかっただけ・・もう・・幸せなんて求めないから・・僕は不幸なってもいいから・・・お願い・・もう・・何も奪わないで・・嫌だ・・悪夢の世界の続きを見せられるのはもう
クリスタルパロディン さん作 [359] -
ディフェンド? ”再会” 51
「まどかちゃん、秀くん。何で・・・」 藻はとても驚いているようだ。それもそのはず、龍華と藻の目の前に居る2人は5年前に死んでいるからだ。 『何ぜだって?そぅ言えば言ってなかったね。その2人は、君たちの記憶の中の2人だ』 「記憶の・・・?」 『そぅだ。僕の能力は人を操るんだ。だから、記憶まで操れるんだ』 それを聞いた龍華は手を強く握っていた。 「そこまでして、俺らを倒したいのか」 『そぅだよ。だか
梓 さん作 [293] -
魔法の紙飛行機2/2
「凄い……」素直に少年は驚く。「でも、とまってる。これって飛んでいるの?」「飛んでいるとも言える」父親は首肯した。「宙でとまっていることは、とても凄いことなんだよ」「そうなんだ」「うん、そう。だから魔法」「魔法?」「でもいつかは魔法はとけて、それは技術になる」 父親は紙飛行機を眩しそうに見る。部屋が暗いのに、どうしてだろう。そう少年は思ったが、何も訊かなかった。 仕事が終わり技術者は自宅へ戻
鯖人 さん作 [315]