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管理人さんの投稿された作品が10179件見つかりました。
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天使のすむ湖67
秋も深まる11月のはじめ、香里が紅葉が見たいと言い出した。早速準備をして、翌日隣の山の紅葉見学にキヨさんの車で出かけ、車で揺られながら、嘔吐するのではないかと心配したが、そんなこともなく、順調に隣の山にたどり着いた。湖には紅葉する木がないので、隣の山まで出かけなくてはならなかった。キヨさんがお勧めしてくれたところは、小さな神社の祠があり、山全体が、赤や山吹色に鮮やかな色づいたのが見渡せる場所に、
雪美 さん作 [314] -
ケタケタさん
中学の頃、自習の時間に国語の先生が語ってくれた怖い話。 ある夏の日、先生は遅くまで学校に残っていたそうだ。 外はすっかり薄暗くなってきており、部活をしていた生徒もほとんど校内にいない。 とはいえ、いつまでも校内に残っている生徒がいないかどうか、先生はチェックをしようと思った。 三年生の教室、つまり三階にある教室だけだが。 先生は順番に教室を回っていく。 3―1… 3―2… 教室内をざっと見渡し
けん さん作 [852] -
恋の涙?
九月の風が、私は好きだ。優しさと冷たさを両方持っている。そして、私を寂しくさせる。何故か、九月の風はそんな風だった。平日という事もあって、動物園は空いていた。私は、この寂れた地元の動物園が何故か好きだった。それはもう小さい頃からだったからどれくらい前からなのか忘れた。いつも悲しいことがある度、母が連れて来てくれた。私のおまじないのようなものだった。父と離婚した時も始めて好きな人に降られた時もテス
MINK さん作 [325] -
幸せの貯金
コンコンッ… ドアを叩く音がする。私「ん、何だこんな時間に。まだ八時だぞ」まだパンツ姿だった私は服を着て扉をあける。扉をあけるとスーツ姿の男がたっていた。私「はい、何ですか?」?「おはようございます。失礼ではございますが、北川様でございますか?」北川「はい、そうですが何か用ですか?」私は眠い目をこすりながら問い掛ける。?「やっとみつかりました。随分探したんですよ。見つかってよかったです。はい。」
ひで さん作 [450] -
Oracle:06-2:成り行きと運命
第6ディメット暦187年13月24日〜ギューオレス帝国の玄関・サフニス〜リオン「はぁ、はぁ、はぁ、おい!おめぇ!」Xerox剣士「は、はい!」リオン「何で俺を斬らねえんだ!」Xerox剣士「へ?」リオン「俺はお前の仲間を今まで何人も殺してきたんだ、そいつを生かしておいたらどうなるか見当はつくだろ。」Xerox剣士「いいんです、もうXeroxを抜けますから。」エルク「僕はエルクと言います、是非
ガレック さん作 [283] -
air 36
「この女の心臓を貫いてやる。その後だ…その後にお前も殺す。」 そう言ってラッドは剣の刃先をレイの胸元までもってきた。ハウィーはなんとか立ち上がろうとしたが上手く力が入らず立ち上がれない。 「その女を離せ」 突然の聞き慣れない声、だがどこかで聞いたことのある声だった。 「…ラキ…!?」ハウィーが振り返るとあのドラゴンスケイルが立っていた。 「お前は…竜族…こいつらの仲間か?」 ラッドは
182 さん作 [275] -
臆病者
もし、ァタシが明日死んでしまうと神様に言われたら何の迷いもなくあの人に会いに行くでしょうそして自分のキモチを素直に伝えれるでしょうけど今、それができなぃァタシゎただの臆病者あの人の事を世界で一番宇宙で一番ァタシの中で一番愛してぃるから臆病者になってしまったのかもしれなぃ。
かぁ さん作 [335] -
大切な想い
確かあの時も雨だった。雨具を着て大粒の雨だったにも関わらず元気に駆け回ったのをかすかにだが覚えている。 雨は激しかった。あっという間に道に幾つもの大きな水溜まりを創っていく。 少年は幼かった。今よりずっと。少女もまた幼かった。少年と同じかそれ以下程に。 街の中の小さな公園。ここが子供達の唯一の遊び場であった。いつもは母子連れで賑わう公園も今日は雨の音しか響かない。そんな場所で少年は少女に出会っ
カズ さん作 [311] -
ハリスタリス(4)『運命の月光祭?』
「母さん!衣装がないッ!」ダダダッと勢いよく階段を駆け降り、二階から降りてきたミーシャは、開口一番そう叫んだ。するとすかさず母の怒号がとぶ。「バカだねこの子は!昨日自分で居間の長椅子に置いてただろう!」はっとした顔をして「あっ!そうだった!」と叫んだ娘・ミーシャの母アニーは、極端に慌て者の娘の行く末を想って、深いふかい溜め息をついた。しかしそれも束の間、居間の時計を見ると午前11時を指している。
海希 さん作 [244] -
トリ
きれいな鳥が一羽で空を飛んでいる。 大学生の竜は、つまらない授業を半分スルーしながら聞いていた。ふと、竜が教室の窓から空を見上げたとき、一羽の鳥が目に入った。別に変わった鳥じゃない普通の鳥なのだが、なぜか目に着いた。 教室の方にめを戻すと、クラスの全員が竜の方を見ていた。「何ですか?」率直に疑問を述べた。すると、ハゲたデブの斎藤豊先生が、汗だくの顔をハンカチで拭きながら、「何ですか、じゃないよ
夢見大 さん作 [276]