トップページ >> 管理人さんの一覧
管理人さんの投稿された作品が10179件見つかりました。
-
恋愛論?―不倫―(5)終
別れなんて、突然やって来るもの。子供じゃあるまいし、そんな事分かってる。分かってるけど、今でもあなたを愛してしまう。「子供が出来たんだ」彼の言葉は、まるで心臓に刺さるナイフのよう。「おめでとう」それは、祝いの言葉じゃなくて別れの言葉。あなたと過ごした時間は、私にとって、とても大切な宝物。だから、忘れない。いつかもっと素敵な恋をする日まで。私を少しでも愛してくれて、傍にいてくれて、ありがとう。きっ
aLiCe さん作 [408] -
恋愛論?―不倫―(4)
彼の奥さんを、一度見た事がある。とっても綺麗で若々しい人だった。彼は私より一回り年上で、奥さんは彼より二つ年下だと言った。だから、私より十歳年上って事になるけど、子供がいない為か、とてもそんな風には見えない。だけど、私にはない大人の雰囲気を漂わせていた。寄り添う二人の姿が、とても眩しくて。あぁ。勝てないな。分かっていたけど、涙が零れた。「旅行なんて、初めてだね」私の言葉に優しく微笑む彼。最近の彼
aLiCe さん作 [406] -
恋愛論?―不倫―(3)
ようやく彼が全てを読み終えた時、私はそっとハンカチを差し出した。少し驚いた顔をしたけど、笑顔で私に礼を言って、夕食でも、と誘ってくれた。もちろん私は笑顔でOKした。思えば、その瞬間から、私は彼に惹かれていたかもしれない。彼の左手の薬指に光る指輪に気付いたって、その気持ちは変わらなかった。「旅行に、行こうか」出会って、三年目の春の事だった。初めて旅行に誘われて、私はとっても嬉しかった。その反面、複
aLiCe さん作 [393] -
恋愛論?―不倫―(2)
そっと隣に並んでみる。覗き込んでみると、それは私も好きな小説で、何だか無性に嬉しくなった。私も、同じ小説を本棚から抜いて、彼の隣で読み始める。どれくらい経っただろうか。久しぶりに読んだものであまりにも夢中になりすぎていて時間が経つのを忘れていた。あぁ。彼がもう帰ってしまっていたらどうしよう。恐る恐る隣に目を向けた。…彼は、泣いていた。うっすらと涙を浮かべ、今にも零れ落ちそう。そう思った瞬間、零れ
aLiCe さん作 [425] -
恋愛論?―不倫―(1)
あの時、交わした約束は変わらず覚えてくれていたのかな。…きっと忘れてる。覚えていたら、私達は一緒にいる事なんて出来なかったもの。それでいい。それが、私の望んだ道だから。ずっと一緒にいようね。色褪せてしまった約束。思い出。だけど、この想いだけは今も鮮明に私の胸に残り続けてる。始まりは、少し肌寒い秋の、雨が降る午後の事。急に降り出した雨を避ける為に入った本屋さん。彼はいた。少し濡れたスーツと髪。一心
aLiCe さん作 [565] -
10人の焼死体
今日、学校から帰ってくるとウチが燃えていた…僕は大変だと思い、119番に電話した。すると10分後に消防車が来た。僕はとても不安だった。20分後、火は消えた…中には10人の焼死体が発見された。だけどウチは4人家族だ…誰だよおまえら。
ナチュラルホフマン さん作 [993] -
宇宙戦隊・17
「え?」状況を飲み込めないでいると、ハッチが開いた。そこにいたのはまさしく、あの映像で見た、マスクを被った大柄な…太り気味の男。その腕には、同じくマスクを被った小柄な少年が抱えられていた。ぐったりしていて息が荒い。「地球の大気圏を越えた辺りから急に具合が悪くなって…」心配そうにテチを抱えるテシの姿は、先程までこちらに敵対心を剥き出しにしていた者とは別人のようだった。『大気の違いのせいか別の原因か
豆宮 さん作 [365] -
生涯の恋人 18話
『彼氏』の存在を母親に話すことにした話したら心配をかけるかもしれない「こんな大事な時期に!」と怒られるかもしれない色んなことが頭をかけ巡り打ち明けることを躊躇いもしたがこれ以上黙っているのもどうかと思った 秘密を作ることで私なりの良心が痛んだ「お母さん、話があるんだ。」真面目な私の顔に台所に立っている母は少し驚いた顔をしたきっと母の頭の中にも私からの様々な言葉がグルグルと回っているのだろう「何?
ふく さん作 [265] -
1%?
大吉N>話を聞くと、この女の子は都内の某病院で働く看護師のようだ。名前は結城未来。年齢は22。僕より2つ年上だ。この近所に住んでいるらしい。それにしても可愛いなぁ…大吉>か、看護師さん…なんだ。……白衣の天使大吉N>思わず口にだしてしまった未来>白衣の天使か…大吉N>その横顔はどことなく寂しげな顔をしていた大吉>どうか…したの?未来>うぅん。何でもない。ちょっとね…大吉N>会って間もないというの
かおたか さん作 [362] -
1%?
‡路地裏‡(路地裏でボコボコにされている大吉)不良2>あんまナメたことしてるとこういうことになるんだよ!!わかったかボケェ!!(大吉、顔を殴られる)(思わず倒れこむ)大吉>ゲホッ…ぁ…あ…不良1>最初からオトナシク出してれば良かったのにねえ!(不良は大吉の腹を蹴りあげる)大吉>ガハッ…ぁぁあ…大吉N>最悪な一日だ。何てツイていないんだ。どれくらいの時間、僕は殴られ、蹴られ続けたのだろう。10分?
かおたか さん作 [341]