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管理人さんの投稿された作品が10179件見つかりました。

  • 俺と東京とおっさんと 後

    食べ進めていく内に、俺はどうしようもないくらい涙を流してしまった。それは嗚咽に変わり、食べられなくなっていた。おっさんは俺の為に一生懸命作ってくれたのに、サービスだと言って大盛りにしてくれたのに、俺は、食い逃げをしようとしている。自分が情けない。おっさんのやさしさをふみにじってしまう。俺に向かってニコニコ笑いかけてくれたのに、裏切ってしまう。俺が食べずに泣いていると、おっさんは「自分の食器洗って
    ちえ さん作 [445]
  • 俺と東京とおっさんと 中

    俺は、警察に足がつかないように、最後の力を目一杯出して、自転車で、行ったことのない町へ行き店を物色していた。こじゃれたとこよりも、古びた定食屋とかの方が逃げやすいんじゃないかと思って、一軒の古びた店に注目した。○○食堂と書いてあって、建物はかなり古く、汚い。俺は自転車を停めて店に入った。店内には客は一人もいなくて、厨房らしき所におっさんが一人、立っている。「いらっしゃい。何にする?」笑顔で注文を
    ちえ さん作 [412]
  • 俺と東京とおっさんと 前

    俺は、親の反対を押し切って、憧れていた東京の有名大学に進学した。親は地元で就職しろと言ったが高卒で就職はしたくなかったし、なにより俺は勉強が好きで、学生をやってたかった。東京で一人暮らしをしているが、親に反対されてるので、学費や生活費などは自分で捻出しなければならなかった。高校時代にバイトして貯めた金は、2年の冬には底をつこうとしていた。大学に入ってからもバイトはしてたけど、貰える金額はたかが知
    ちえ さん作 [328]
  • 赤い糸 黒い糸

    赤い糸黒い糸細い糸太い糸いつからか私はすれ違うカップル達の小指に、お互いを結んでいる糸が見えるようになった。今日は友人と会う。喫茶店に入るとまだ来てないみたいだった。スーツを着たサラリーマンが、幸せそうな顔で携帯を見ている。彼の指には、赤い、太い糸がしっかりと結ばれ、どこかに繋がっている。マスターの小指にも同じように結ばれ、店の奥へと伸びている。どちらも幸せに暮らしているんだろう。友人が来た。隣
    まぐ さん作 [3,099]
  • The Underworld 4

    「へぇー、そうだったの、ご苦労さま。」とレリーシャは言い、2人に何を飲むのかを聞いた。「ん〜、じゃあ、コウェット酒がいい」「アルス、一応俺とお前はSEABだから、アルコールなど必要ないんだからな」「いいじゃないか、別に。レリーシャに何を飲むか聞かれたら断りにくいじゃん。ま、細かいことは気にするなよ」結局、ヴァルグもアルスと同じ、コウェット酒を飲んだ。「じゃあ、この辺で帰るかなぁー」アルスが立ち上
    PACHI さん作 [374]
  • The Underworld 3

    ―――25世紀初頭、地球に最初の地球外生命体が来た。それ以降、地球は数多くの宇宙人が来た。ほとんどの者は地球人との協定を結んでいたが、中には地球の廃墟のような地上に不法滞在、また、テロ活動などを行う者もいた。そのような者を排除すべく、DB、(Dust Burster)と呼ばれる職業ができた。この頃のDBは遠隔操作のロボットなどを用いていた。だが、あまり効果があげられなかった。25世紀中頃地球人は
    PACHI さん作 [384]
  • The Underworld 2

    「あっ、おかえり〜」バーで元気に手をふる女性。彼女の歳は20を越えているが、その無邪気な返事はまだ子供ではないかと思わせるものがあった。「ねぇ、今日はどんなミッションだったの?」「ん?今日か?そーだなー、まぁ、かなり大変だった」あいまいな答えのアルス。「…フッ、そこまでに大変だったのか?まだまだのようだな、アルス」「あー、うるさいな、ヴァルグ。そういうお前こそ、『なかなか手強かった』って言ってた
    PACHI さん作 [370]
  • The Underworld 1

    耳を押さえたくなるような轟音と奇声、そして爆発音。「グギャアアァァァァ」そして、その、明らかに地球上のものではないものは、バラバラになった。「ようっし、今日のミッションは完了!」「……フン、なかなか手強いやつだった」この、廃墟のようなところに佇む、2つの人影。「じゃー、戻るか」「そうだな」―――西暦2847年、地球。人類は、23世紀末頃までに地球上に存在する全ての化石燃料を使い尽し、それに伴う環
    PACHI さん作 [392]
  • Soul City No.29< >

    朝の6時に8人はホールへと集まった。「今日はこの建物内で訓練を行う。俺の後をついて来い」真紅はそう言うて足早に歩き出した。8人は黙って真紅の後ろをついて行った。「ねぇ昨日良君大丈夫だった??」肩を叩きながら優香は心配そうに良に聞いた。「ああ、全然大丈夫。優香も訓練大丈夫だったか??」「うん、大丈夫だよ。私ね戦おうと思う」「えっ!!??」良が驚き優香の顔を見ると真剣な顔で優香は良を見た。「私甘えて
    05yR さん作 [271]
  • 不幸の次は幸せ?

    11の時に親は子供、前で自殺したぁ・・・理由は借金が返せなくて。     その後、一歳上の姉と俺は養子になり。新しい親は本当の我が子のように愛してくれたぁ。姉の新しい親もいい人だった。     それから9年後、俺は高校を卒業して、したい仕事もなく、適当にフリーターをしていた。そんなある日・・・一通の手紙が着た!!その内容は『あなたの親が残した腹違いの女子がいるの、今まではおばぁちゃんに育ててもら
    てんてん さん作 [275]
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