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管理人さんの投稿された作品が10179件見つかりました。

  • QUEEN of QUEEN〜白銀の王国?〜

    「そうそう、お嬢さんをこの男が担いで此処まで連れてきたんだよ。それじゃ、後でまたおかわりを運んできますからね。」 女将はそう言うと一応若い娘への配慮か、扉は閉めずに去っていった。リシュアはそれを困った顔で見送って、目の前の男に頭を下げた。「ありがとうございました。ここまで私を運んでくださって…さっきは少し気が立っていたので、失礼な態度をとってしまいました。」あまりに丁寧に謝ってくるので少し面食ら
    かなで さん作 [327]
  • QUEEN of QUEEN〜白銀の王国?〜

    その男はリシュアがザイラスと戦っていた最中、加勢し全てを見ていたあの無精ひげの男だった。「居所が分かるかもとは?どういうことです?」怪訝な顔つきで男を見つめ、詰め入るように問いただすリシュアの様子に不穏なものを感じた女将は、さっとリシュアの後ろに回り背中をずいっと夕飯ののったテーブルに押しやった。「ほらほら、お腹が空いてると眉間のシワもいつもの倍に寄っちまうのさ。自慢の料理が冷める前に食べておく
    かなで さん作 [301]
  • 笑顔ともう1つ・・・。?

    「亜莉沙っ!あのね、涼太に電話したよ!」その夜、倫は亜莉沙に電話をしていた。電話にしばらく出てくれなかったコト、焦って涼太が電話に出てくれたコト、自分がかなり緊張したコト。最初っから最後まで、すべて亜莉沙に話した。「で、亜莉沙は?俊誘った?」倫は聞いた。「モチ!オッケーだったよ☆」「だよねぇ。俊は亜莉沙が誘ったら絶対行くもん。あたしらとは大違い。」「んなコトないってぇ〜!」あんまり亜莉沙が嬉しそ
    ナツ さん作 [283]
  • QUEEN of QUEEN〜白銀の王国?〜

    すっかり旅支度を整えたリシュアを見て女将は慌てた様子で夕食を机に置き、リシュアの両肩をつかんだ。「なんて格好をしてるんだい!あんなにボロボロになって戻ってきたばかりなのに!さあ、ベッドにお戻り…」 リシュアは女将の手を掴みゆっくり肩から下ろしながら首を横に振った。「またお世話になったみたいで…ありがとうございました。私は行かなくてはいけないんです。一刻も早く奴に追い付かなくてはならないんです。」
    かなで さん作 [325]
  • 99

    げた箱にローファーを入れ¨来賓用¨って書いてあるスリッパに履きかえて、教室に歩いてく。あ〜眠いおっ、いつもの踊り場で口をあけてナナメ45度を見てるピンパーマの仲間。その目にはなんか、集中力みたいのを感じる。「あっあっ、見た?赤だょ〜見た?パンツ」「おっす変態。朝の一服しよーぜ」入学した時からずーっとピンパーマだからコイツのあだ名は「ピン」。当たり前のように女子トイレのドアあけて、
    カンタ さん作 [310]
  • かくれんぼ?

    「きれいだな…何で…」 僕は夜空を見ていた。 板の隙間から差し込む細い月明かりを頼りに夜空を真っ直ぐ見上げていた。 「なんで…誰も見つけてくれないんだろう…」     僕は動かなかった。 「なんで…」 僕は寒かった。 「なんで…」
    葉桜 さん作 [527]
  • かくれんぼ?

    絶好の隠れ場所を思い出したのだ。納屋の後ろにある井戸だ。もう長い間使われず、板を何枚か並べてしっかり杭で打ち込まれた蓋がしてある。その井戸の横に、ぴったりと桶置きの木造の台が取り付けられていた。その中が僕が隠れるのにちょうどいい位の大きさをしていた事を思い出したのだ。小さい時にお婆ちゃんに見せてもらって、何故か僕はそこがとても気に入ったんだ。「気をつけてね」と言う母の言葉にも耳を貸さず、よくその
    葉桜 さん作 [500]
  • かくれんぼ?

    「きれいだなぁ…」 日没が早くなった夏の終わり。空には無数の星が散りばめられている。夏休み最後の思い出に、僕は友達を連れてお婆ちゃんの家に遊びに来た。山に囲まれたお婆ちゃんの家は、僕らにとってまさに絶好の遊び場だった。都会では見られない虫や、野性の鹿やキツネが現れたり、木登りや川遊びなど滅多に出来ない遊びを僕らは思いきり楽しんだ。         その日は、かくれんぼをする事になった。ル
    葉桜 さん作 [538]
  • 不幸せな子と幸せな子?

    アンは不幸せな子です。なんたって今日は朝から背中を蚊にくわれてしまったんです。アンは「きっとこんな目に会った事があるのは私だけたわ!あぁ。なんて可哀想なアン!」と言いました。
    シフォン さん作 [5,681]
  • 冷たい頬?

    〜第三話〜「なぁ、いい加減、眼鏡外して見せてくれよ」朝人が転校してから1ヶ月が経とうとしていた事の発端は大和に朝人の眼鏡に度がないことを知られたことだったそのときは軽く流したが 大和が必要以上に絡んでくるのでうんざりしていた。「いい加減しろよ。今、体育の授業中だろ」バスケの試合の途中だった。俺と大和は同じチームだったので次の試合まで待っていた。「ちぇっ、けち」ヒュッ 俺の顔の横を何かがとおりすぎ
    林檎 さん作 [346]
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