トップページ >> 管理人さんの一覧
管理人さんの投稿された作品が10179件見つかりました。
-
無題29
「あたしはそうしたいんだけどね・・・。」「男の方が?」 「な〜んか、惚れられちゃってるのよね〜。こっちは迷惑だって。」 「ふーん・・・そうなんだ。」 あたしには、人を好きになる感情がわからないし、ましてや男が男を好きになる気持ちもわからない。だから、何を言っていいかわからない。でも、今の尚吾の言葉にはカチンときた。 「惚れられて、迷惑なんだ。」
しま さん作 [300] -
無題28
「ん?」 「いや・・・なんでもない。」 「変なかな子ぉ。はい、掃除して!」 「うん・・・。」 聞けなかった。でも、気になっていた。 「あ〜、今日も疲れた。それにしても、飲んだわぁ〜。」 「尚吾飲み過ぎじゃない?」 「いいの、いいの。そうしたい時もあるわよ。」 「そうしたい時?・・・ねぇ、あの男と昨日どんな話したの?」 「え〜、たいした話
しま さん作 [285] -
無題27
そうつぶやく。オヤジが来ても、もう相手にすることはなかった。あたしは変わったんだ。尚吾のためにも・・・。しかたなく、また店に戻ることにした。店長に事情を説明したら、店に泊めてもらえることになった。今、尚吾たちはどんな話をしているんだろう。明日聞いてみよう。 「昨日はごめんねぇ〜」 尚吾はあたしに会うなり、そう言ってきた。「ううん、別に。気にしないで。」 「さぁ、今日も稼ぐ
しま さん作 [329] -
無題26
「サトル・・・。」 何ともいえない、複雑な気持ちになった。それをどう言葉で表現して良いのかわからない。 ・・・ガッカリ?・・ 何にガッカリなんだ・・・。尚吾に?男に?今はまだ、わかるはずもない。 一人家に着くと、玄関のドアに一枚の紙が貼ってあった。 『ごめん、今日はどこか他のところに泊まって。』 中にあの男がいるんだ。行く当てもなく、フラフラするしかなか
しま さん作 [332] -
ずぅっと…?
私は恋愛体質。い⊃も恋をしてときめいていないと不安になる。人が恋しくて仕方ない。そして好きになった人をとことん信頼してしまうから傷つくことも多い。私は幼い頃から、両親が仕事ばかりしていたため愛されていないと思っていた。そして淋しかった。昔から誰かに好かれたいとばかり思う子だったのだ。今日営業部の佐田さんに食事を誘われた。「いいですよ。じゃ、7時に…」どうしていつも、こうなるんだろう。夕方、私は会
柚子 さん作 [316] -
QUEEN of QUEEN〜漆黒の王?〜
「ザイラス!まだ終わってない!情けなど要らぬ!」リシュアは大声で叫ぶが、羽音にかき消され届かない。『焦らずともよい…そなたがその剣を手放さぬ限り、時がくればそなたと戦うこととなろう。予は逃げも隠れもせぬ、ただ己の宿命に逆らっておるだけの事…予を追うもよし…その場にて時を待つもよし…そなたは己に問うがよい。』砂埃も舞わないほどにザイラスは高い位置に上がり、地上からは鱗は見えずただ黒い塊にしか見えな
かなで さん作 [293] -
QUEEN of QUEEN〜漆黒の王?〜
砂埃が収まりかけたかけた頃、リシュアが肩で息をしながら瓦礫を押しのけ姿を現した。象徴的な赤いマントが白く砂にまみれ、自身もあせと瓦礫に叩きつけられた時に傷を負ったのか血が額から流れ、白く澄んだ肌は汚れきっていた。しかしその片手にはまだしっかり剣が握られ、目は闘志を失ってはいなかった。『紅の君よ…予はそなたを見くびっておったようだ。神の武器の力…実に不愉快…すべてが揃い予にその矛先が向く前に始末せ
かなで さん作 [308] -
QUEEN of QUEEN〜漆黒の王?〜
その一瞬の隙をリシュアは見逃さず、持てる力すべてを剣に込め上に振り上げた。迸る青い閃光と疾風はザイラスの首を確実に捕らえていた。(当たれ!)リシュアは疾風を目で追いながら強く祈った次の瞬間、横から黒い影が急速に近付き、リシュアはとっさに剣でそれを受けたがあまりの力に体を放り投げられた。尾だった。ザイラスは右翼で剣を払うと同時に尾でリシュアの攻撃を妨げようとしたのだった。計画通り、リシュアの渾身の
かなで さん作 [305] -
心を込めて
16才で妊娠、出産。赤ちゃんはママに似てせっかちなのか、早くミンナに会いたかったのか、予定より二ヶ月も早くママの所に来てくれた。出血して、入院。そして熱がでて・・帝王切開でやっとご対面!でもママが見たアナタはお医者さんの両手にスッポリおさまる1500gの未熟児だった。でもとっても可愛くて可愛くて、愛おしくて。懸命に泣き叫ぶアナタを見て、ママが持つ力すべてでアナタを守ろうと思った。それからは戦いの
みゅ さん作 [831] -
読んだらストレスたまります。
昔々、日本のどこかに、お爺さんとお婆さんが生きていました。お爺さんは山へ芝刈りに、お婆さんは川で洗濯するのが日課でした。ある日、お婆さんがいつものように川で洗濯していると、川上から桃が流れてきました。しかし、お婆さんは近眼だったので、桃の存在に気付かずそのまま桃を見逃してしまいました。終
ウトイナ さん作 [529]