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管理人さんの投稿された作品が10179件見つかりました。

  • ・・ 空 ・・第3話「逃走」

    「貴方が助けてくれたの??」「えっ!?あぁ」「こいつの名前は空牙だよ」いつの間にかお茶を入れ、戻って来た青海が空牙の頭を軽く叩きながら少女に言った。青海は空牙にお茶を渡して椅子に座った。「所で君の名前は??」「・・雛姫(ヒナキ)」「雛姫はどうして海に??」空牙を黙って2人の会話に耳を傾けた。「・・海の底に沈めばやっと解放されると思ったの」「えっ!!??」「船から海に飛込んだの。そこまでしか覚えて
    ほち さん作 [340]
  • ・・ 空 ・・第3話「目覚め」

    「・・んっ」少女が目を覚ますと、部屋は明るく昼頃のようだった。布団に入ったまま体を起こして、辺りを見渡した。「ここは・・??」少女は起き上がり布団を丁寧に畳むと、布団を開けて部屋から出た。階段を見つけると壁に手をつきながら、ゆっくりと階段を1段1段下りた。1階につくと、医者がデスクに向かい少女に背を向けて座っている。少女は少し戸惑い辺りを見渡し、ゆっくりと口を開いた。「あの・・」「うわっ!!!!
    ほち さん作 [368]
  • ・・ 空 ・・第2話「少女」

    「おいっ!!生きてるかっ!!??」空牙は倒れている人を抱き上げた。それはまだ空牙と同い年ぐらいの少女で、少女の真っ白な肌が月の光りで照らされている。「息がある!!」空牙は少女を背に背負い、森を走りこの島でただ一つの診療所へと走った。診療所の明かりは当たり前だが消えていて、空牙は扉を叩いた。「おっさん!!起きてくれ!!急患だ!!!!」空牙が扉を叩き続けていると、診療所の明かりがつき、20代後半ぐら
    ほち さん作 [591]
  • 現実と夢の狭間で…本編?

    「旦那様、まだお休みなの?」「そうだよ、夜のお勤めでお疲れになられているのだ。起こしてはいけないよ、いいかい?今日はお勤めはお休みだから、安心してお休みになられているのだろう」「でもぉ…もう、お天道様は高くなっているんだし」「さよ坊、旦那様を起こしに行ってはいかぬぞ」「はーい…」年は十五歳位の少女と好々爺が土間で話をしている。二人は在る武家屋敷に奉公している使用人である。「さて、昼餉の用意をせな
    満真 さん作 [398]
  • オバケ2

    オバケと話すようになってから1ヶ月が経った。僕らはいつもの居酒屋以外では会わなかったし、彼はいつも日本酒と焼き魚しかたのまなかった。「なんでオバケなんだ?」僕は聞いてみた。店の中には僕と、オバケと、居酒屋のオヤジしかいなかった。だいたいいつもそうだ。いつ潰れてもおかしくない。手書きのメニュー。時代遅れの音楽。茶色くなった壁。僕ら以外に誰が好んで、こんな薄汚れた、ちっぽけな居酒屋に来よう。それに立
    はこもの さん作 [365]
  • 想い・思い・重い

    私は、恋愛に幻想ばかり抱く。そのくせ付き合うと、すぐに冷めてどうでもよくなる。そうゆう自分が許せない。だけど冷めてしまえば、うっとおしくなるから連絡が来ても知らないふりをする。友人には、「そんなの本気の好きじゃないからじゃん」と痛い言葉を言われる始末。私に足りないのは愛の深さ??だけど私がそれを手にすることはできるのか。――しかしやってきたのは、あまりに突然だった。やっぱり本当に好きな人はやがて
    柚子 さん作 [312]
  • 無題25

    「あ・・・。」   何を言って良いかわからず、ただ動きが止まってしまった。男の方は何も気づいていないようだ。      「はやく、酒ちょうだい。」       口調を強めて言うので、一瞬体がビクっとなった。       「もう、今日は帰ってよ。サトル。」   そう尚吾は言うと、男の腕を引っ張り店の外に出て行ってしまった。あたしは、しばらく呆然として頭の中を整理することに必死だった。つまり、あたし
    しま さん作 [321]
  • 無題24

    男は入ってくるなり、尚吾に詰め寄った。 「お願いだよ、尚吾。もう一度・・・やり直してくれよ。」   「もう終わったの。前もそう言ったでしょ。」         「俺、納得してないよ。」        「いいかげんにして!あたしの中ではもう終わったの。」    尚吾は男と目を合わせていなかった。本当に言いたいことを隠している、そんな感じだった。男はあたしの前のカウンターに座り、 「酒ちょうだい。」
    しま さん作 [272]
  • 無題23

    これ以上は聞かないほうがいいのかな。   相変わらず、店はにぎわい、あたしは無愛想だった。決して苦痛なわけではない。ここにいる人たちのように表現ができないだけ。あたしは、あたし。  −カラン−    そう音が鳴ると、店の中が一瞬静まり返った。知らなかったのはあたしだけ。     「尚吾・・・どうして俺の前からいなくなったんだ。」     「や、やめてよ。仕事中よ。」      「俺、これからどう
    しま さん作 [322]
  • 無題22

    「色が白くて細い男の子なのよ。」    「ふーん。」    尚吾の言っている男の子は全然想像がつかなかった。でも、頭に浮かんだのは、以前助けた男のことだった。あんな感じなのかなぁ。「どうして、別れたの?」        「どうしてって・・・。」        尚吾が黙ったまま、しばらく考えている。いや、考えているというより男のことを思い出している、そんな感じだった。      「・・・あたしがあ
    しま さん作 [379]
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