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管理人さんの投稿された作品が10179件見つかりました。

  • 天使のすむ湖30

     時は十二月、寒さも厳しく、暖炉にも火がともされるようになった頃、香里に少しずつ変化が訪れていた。それは、雪が降りそうな薄暗い日のことだった。香里の部屋に入ると、ただいつも窓辺にぼんやりと座っているだけだったのが、今日は真剣にエンピツとスケッチブックを持って何かをデッサンしていた。絵を覗き込むと、ワインとチーズを書いていた。「香里、描ける様になったのか?」相変わらず返事は無く、ただひたすらエンピ
    雪美 さん作 [295]
  • 天使のすむ湖29

    俺は、先生にも誓った。「先生、俺には、香里も岬も同じくらい大事な人なんです。心の病があっても、不治の病があっても関係ない、同情じゃなくて、共に生きて生きたいと考えています。」先生はあごひげをなでてから、「君には過重負担になるんだよ、覚悟は出来てるのかな?」食い入るように見ていた。「はい、二人とも好きだから、覚悟はしています。けしていい加減な気持ちで言ってるわけじゃありません。」俺は言い切った。先
    雪美 さん作 [334]
  • 天使のすむ湖28

     催眠療法の、香里の治療に岬も同行するようになっていた。先生は、岬を見るなり彼女も治療したほうがいいと言った。俺は、迷わず岬にも治療を勧めた。岬の治療を終わると、俺が呼び出され、「岬さんもよくはなっているが、心の病を抱えていますね。」 と言われた。「その通りです。拒食症になった経験があるんです。」「その原因は間違いなく君だな、それもわかっているのかな?」「はい、知っています。」先生は神妙な面持ち
    雪美 さん作 [347]
  • 七日七晩の慟哭9

    高田は菜那より10歳年上の27歳、長身で鞭の様に絞まった身体に精悍な美貌を持った男である。彼と二人で買い物に出かけようものなら、まず間違いなく道往く女達は振り返るだろう。そして次には菜那が必ず『何でこんな青臭いガキが隣に』という、ブリザード的な視線を浴びるのだった。当然だ、と彼女は思う。出会って7年の付き合いなのに、未だにこうしてその磁力を再確認するのだから。「あーもう!第一印象最悪だし、嫌ーな
    伯修佳 さん作 [310]
  • リストカット?

    医者にルボックスもらったリスカ抑えたら効くんだって。だったら眠剤でも下さい。したくなったら眠ります。今日は切ってないなぁ…血が見たい…まぁ薬で抑えよう夏だし長袖は辛い…
    美醜零 さん作 [546]
  • ずっとずっとあなたのそばに

    私は…あなたのことしか見てなかった。ずっとずっとずっと前から…いつものように学校で勉強して、部活をして、そんな毎日がとてつもなく暇だった。中学校に入ったら普通に彼氏とか出来て楽しい毎日とかすごせると思ってた。だけど、そんなにうまくいかなくていつもボーっとしてるだけだった。「え〜次音楽かよ。つまんないんだよね〜」とぼとぼしながら階段をあがる私。「いいぢゃん。遊ぼうよ?」「いいね!!ぢゃあ智子〜トラ
    梨香 さん作 [369]
  • 内心

    三十人が共にする部屋の中、テスト結果が返ってきた。結果に絶句した。は胃を掻き回されたような気分がし、想像以上に苦しかった。テストは悪魔だった。帰り道、結果を見返して、薄い紙の持つ意味の大きさに、絶望感を抱いた。貴ぶ数だった、何度見ても数字は優しくなかった。家につくと、妹が騒いでいた。「お腹空いたよぉ」の声を軽く意識外に放り、自室に入った。ボロボロの上で、溜め息をベッドに漏らした。間を与えずに、騒
    leaf→leaves さん作 [337]
  • レジェンズドリーム5

    「誰?どこにいるの?」「ここじゃ…。ここじゃ〜。」「え…どこ?」もしかして…おばけ「ここじゃ。」そういうとお賽銭入れの中からひょっこり頭が出て来た。「ぎゃぁ〜。」そういうと気絶してしまった。「う…ここは。」「やっと目が覚めましたかな?」どっこいしょ、っと言いながらこっちに来た。「ワタルは今ヘブンに入る。」最初何言っているかわからなかった。しかし少したつとワタルが関係すると言ったので冷静になった。
    山田 さん作 [293]
  • ■ゲイ■

    この小説はフィクションです。主な登場人物 主人公 まさみ 主人公が好きな人 たかなり 母 いずみ 友達 しょうへい第1章 出会い まさみはしょうへいと仲良く遊んでいた。遊んでいる途中しょうへいがあることを言った。 「今日転校生が来るらしいぞ。」「楽しみだなあ。」その時チャイムが鳴った。急いで席に座
    あく さん作 [2,613]
  • 推理小説4

    「やっぱ心情の変化で文面が変わって来るのかなぁ」と道場はまだ柏木ひろかのことを話している。そんな話を聞き流していた木山が不意に帽子の男に向き直った。「もしかしたら推理小説家の『柏木光』さんじゃないですか?」帽子の男は驚いたのかすこしの間動かなかった。「そ、そうです。うれしいなあ。こんな若者が僕の顔をしっていてくれたなんて」帽子を脱いだ柏木は年の他わかく見えた。
    りゅう さん作 [672]
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