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管理人さんの投稿された作品が10179件見つかりました。

  • 君へ

    僕には後悔が沢山ある。後悔の数だけ君が好きだった。今何処にいるの?君は何をしてるんだろう…何を想ってるんだろう…忘れないで。僕と過ごした日々を。覚えていて。君を好きだった事。もう二度と逢えないかもしれない。そんなの分かってる。でも僕らは繋がっている。ほら、見上げてごらんよ。君にも見えているだろう?この空が。この空のむこうに君がいる。そう思える限り、僕は君を好きでいられる気がするんだ。また逢えるな
    武藤 さん作 [351]
  • 傍心

    いつもガラガラのローカル線は帰りの高校生で、活気づいていた。車内の声に比べて、静かに走る草臥(くたび)れたアルミ電車。何十年も走っている愛着のある電車には、今日もあの人が乗っていた。気にしていたわけではないけど、毎日のように見る顔はどう反転しても学生には見えなかった。かと思えば会社員やサラリーマン的オーラは見られないし、カバンの気配は皆無だ。学生の中にポツンと取り残されたようで、緩いローカル線を
    leaf→leaves さん作 [380]
  • faucet

    君はいつもそうやって 蛇口をひねる。滴る水滴は雨に紛れてしまう。君は笑って蛇口をひねる。滴る水滴は はちきれそうな君の瞳に溜ってる。きつくきつくひねったあとに、君は溢れてしまいそうな瞳をとじる。大丈夫。コップなら僕がもっているから。蛇口をゆるめても、コップが受け止めるから。だから そんなにきつくひねらないで。瞳に溜めた水滴を雨でごまかしたりしないで。コップならいつだって蛇口の下に おいてあるから
    やまだ さん作 [369]
  • 空中庭園

    「どこまで続いているのだろう…」という無意識の衝動にかられ歩いていた。先の見えない道をただひたすら真っ直ぐと…やがて小高い丘の上を歩いてることに気付いた。丘の上から見渡す景色はなんの変鉄もない緑の草原がただ続いてるだけだった。向こう岸に渡ろうかと思い足をつけ向こう岸に着こうとしたときだった「いったらダメ!」と後ろから声がし振り向くと誰もいなかったのだ。向こう岸に着いたときだった青かった空が曇り
    さん作 [340]
  • 天使のすむ湖21  岬の回復

     俺は岬が入院してから、岬に約束したように毎日見舞いに行っていた。その後ひどいことだとは思うが、もちろん香里の家に夜遅くまで毎日通った。二人に何が出来るか答えは見つからないまま、二人のことを好きだという事実と、太陽と月のように一樹にはなくてはならない存在になっていたのだった。どちらか一つなんて選べなくなっていて、その上で決めたこと、それを話そうと一樹は岬の見舞いに訪れた。十月もなかばになり、朝晩
    雪美 さん作 [311]
  • 背伸びと4cm

    届きそうそう思って 背伸びしてみた。何かがからまっていてあと少しで取れそうなんだ。つま先に力を入れて、あと少し、あと少し、って自分に言い聞かせる。届かない4cmの高さが僕を見下ろす。あと少し、あと少し。からまっている何かを手にとりたくて背伸びして手を伸ばす。それなのに たった4cmが僕を拒む。あと少しあと少し。
    やまだ さん作 [353]
  • 泣かないよ

    今年も また貴方と過ごした暖かかった季節がくるよふたり 並んで歩いたあの道を貴方と歩くことはもう 二度と来ないよ‥だって貴方はもう━‥‥‥この世にいない━━でもねだからってあたしは泣いたりなんかしないよ泣いてるだけじゃ貴方は喜んではくれないもんねあたしは貴方の分まで頑張って生きるの生きなきゃいけないのだからずっとずっとあたしを見ててね頑張って生きるから
    ぢゅリ さん作 [360]
  • 告白

    決心して携帯を開けるでも発信ボタンだけ押せない押したくても押せない耳元で嫌な予感が囁くでもこんなに好きなのに顔を見るだけで嬉しいのに悩みながら夜は明ける
    旋風 さん作 [368]
  • 七日七晩の慟哭5

    年上の友人が道楽で経営するバーに遊びに行くのが彼女のほぼ日課だった。遊ぶと言っても正確には開店前の客がいない時に、高田がダーツやビリヤードをするのを見ながらただしゃべっているだけである。もっとも、高校生の身分でバーに入店した事自体学校にバレれば停学ものだ。なのに一見見には清楚に見えない事もない彼女はごく当たり前に店に通う。高田も高田で帰れとも言わない代わりに飲酒など一切勧めない。不思議と言えば不
    伯修佳 さん作 [374]
  • 七日七晩の慟哭4

    この辺りで古い建物と言えば住宅街のど真ん中にある町民会館位だ。会館は菜那の祖父がこの町に越して来た時すでにあったと言うから、ゆうに築40年は経っているだろう。小学生の頃夏に町内会のレクリエーションで泊まった経験があるが、その時やった肝試しとろくに明かりも点かない汲み取り式のトイレ、どちらがより恐かったかわからない。(あんな場所でセミナーなんて、ますますもって胡散臭い)道を尋ねた人びとは揃って同じ
    伯修佳 さん作 [380]
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