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管理人さんの投稿された作品が10179件見つかりました。

  • 乙女の恋心

     瓦礫の隙間から不自然な角度に曲がった人の腕が見えた。 鉄パイプを握り締めた左腕が痙攣する。 豆が割れて血が滲んだ掌がじくじくと痛み、傷口が擦れて少し痒かった。 目の前に横たわる体は男と女の二つ。 女の頭を三発、男の頭を二発殴ったが、年の為に男の肋骨を踏み付けて折っておく。 部屋の隅で蹲るユウジに向けて、私は微笑んだ。「もう大丈夫だよユウジ。二人はわたしが殺しておいたから」 わたしの言葉に弾かれ
    さん作 [896]
  • 七日七晩の慟哭3

    菜那は普段から確かに見知らぬ他人から良く話しかけられるという不思議な特技?を持っている。17歳の女子高生で外見もそう悪くない、というオプションを付ければそれはナンパかと考えそうだが、幸か不幸か道を尋ねられるのが相場だった。とはいえ余程お人好しそうな顔をしているのか、たまに宗教の勧誘やキャッチセールスにも捕まる。この間なんて「5分でいいから私の悩みを聞いて下さい」と年配の男性に話し掛けられてしまい
    伯修佳 さん作 [350]
  • 笑って君は

    蝉の声がやけに頭に響いていた体を通り抜けていきそうなきれいな夕焼けが終わりを告げる夜がくるのだ夜が嫌いだと言った君一人にしてほしくないとそっとつぶやいた君ずっと側にいるよと僕が言った後子供のように笑った君そんな君が白いベッドの上で静かに冷たくなっていた僕は君の少し笑ってるみたいな顔を見て少し少し泣いたずっとそばにいると僕が言った日君は言ったずっと…忘れないでねと
    Mikko さん作 [331]
  • 星空の向こうに 三章 前

    三章 告白 前メールアドレスを交換して1週間、突然楓からメールが届いた。送信者:楓明日、放課後学校の裏で待ってる。私は驚いてもう一度携帯を開いてメールを見る。・・・何度開いても同じメール。とりあえず、明日もう一度楓に聞くことにした。「おはよ〜♪」元気よく私に挨拶をしたのは成海。「おはよ〜♪」同じく挨拶をしてきた光。まだ楓・桜・葵の3人は来てないみたい。「昨日はほんとに御免ね!」成海が手を合わせ誤
    あおい さん作 [258]
  • 僕と同じ髪の色

    「失礼します。」 麗久は鈴木に呼ばれて職員室にいた。「先生『お願』って何ですか?」「・・・言いにくいんだけど、麗久は・・・前『喧嘩』強かったよね?」「はい?」 鈴木は机の引き出しから一枚の紙を出して麗久に見せた。「・・・・あたしにどうしろっていうんですか?」「純弥と、二十四時間、休日を抜いて同居してほしい。厳密には『死者』が出ないように見張っていてほしい。町からの『お願い』なの。」 麗久は考えた
    快雅 さん作 [342]
  • 捨てる男、拾う女?

    [男]「派手に撃ち下さりやがって!手に入らなければ破壊しろッてか!?」毒づきながらも、重火器による蹂躙を俺は曲芸じみた動きで躱(かわ)し続ける。[増援]「なんだ奴の動きは!?、あんな動きが人に出来るのか!?」戦車に搭乗している全員が目を剥いていた。まぁ、驚いて当然だろうよ。俺に『慣性の法則』や『万有引力の法則』は通用しない。つま先、足の甲、踵(かかと)、靴底、バックル、に備え付けられた銀フレーム
    幽玄 さん作 [389]
  • レジェンズドリーム3

    ワタルには憲二が倒れたこと、病院に運びこまれたこと、千代の母親が来ていたこと、そしてもしかしたら熊本にあるおばあちゃんの家で暮らすことになるかもしれないことを話して。一応ワタルはマサトに母親がいないことを知っている。話しを聞いたワタルは「そうか…」と一言だけつぶやいた。その後に「まだ行くと決まったわけじゃないんだろ?」と聞いてきた。マサトは「いや…たぶんそうなると思う…」と答えた。「良かったじゃ
    山田 さん作 [296]
  • レジェンズドリーム2

    ワタルは幼稚園からの親友である。どうやらワタルの母親と千代も仲が良かったらしい。そのためかワタルの母親はマサトにとても親切にしてくれる。 [ピンポーン] 「は〜い!」「あの〜マサトです。黒田マサトです。」「あら〜どうしたの?上がっていって!どうぞ。」と、言うとドアを開けてくれた。 「もしかしてうちのワタルがまた何かやったの?まったく…あの子ったら。少しはマサト君を見習ったら良いのに
    山田 さん作 [373]
  • 幸運の女神-第二部 3

    “プルルルル…”峠昭彦は電話の呼び出し音に、夢の世界から引き戻された。「…はい、…峠です。村岡さん?  こんな時間(昼間)にお電話なんて、どうしたんですか?」『あ、寝てるとこ済まなかったな昭彦。 今度のライブの件なんだけど、ちょいと雑誌の取材に応じてくれねぇか?』「…お話が見えないんですけど、村さん」『いや、何、今度〈サウンドライフ〉って月刊誌でアマチュアバンドの特集も組む事になってね
    朝倉令 さん作 [474]
  • その朝

    何も変わらない朝が予告もなく訪れる。窓から急に射した陽の光が眩しすぎた。しかし、全身を暖かく包まれた心地よさに容赦なく眠気が襲う。気がつくと30分程寝てしまっていたのか、テレビでは朝のニュースが騒々しく流れていく。布団から這い出て、洗面所に着くとハブラシが1つ。昨日まであったはずのもうひとつのソレはもう何処にもなく、毛先の広がったハブラシと小汚い顔が薄汚れた鏡に反射される。それに見あきれたところ
    ゆめひ さん作 [273]
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