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管理人さんの投稿された作品が10179件見つかりました。
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Monstars Da-Capo
昔からシヴァはガザの格好の獲物だった。貧しい村の中でもとりわけ貧しい小作人の子。シヴァは下腹に力をこめた。これは幼い頃からの経験で編み出したシヴァなりの怒りを静める方法だ。その様子をガザはにやにやと腕を組んで見ている。まだ我慢できる。大丈夫。ここでガザを殴ったりしたら、それこそ親に迷惑がかかる。ガザに思う存分言葉で嬲らせればいい。それで飽きてどこかへ行けばそれが一番いいのだ。「なぁ、シヴァ。もう
キリン さん作 [365] -
悲しみ ―決断―
どうしよう。「はぁ――――…」私は一人、屋上で深い溜め息をついた。――なんか、ヤだな。気まずい。「……告白」してみよっか、な。「誰に?」「っひゃあっ!…って渚!」「朝と同じじゃん…」バッ…バカらしい!!「さ、白状してもらおうか?」「………」プイッ。「………へ?」ツーン。「こ、この野郎」「内緒だよ!」それだけ言って私は逃げた。渚は全然悪くない。悪くない、のに。ど…して――…「こんなに渚が憎いのぉっ
サクラ さん作 [279] -
LOVER?
駅についたらもう一人立っていた。「この人は俺の先輩でタカさん☆これで今日のメンバー揃ったなっ♪」「タカでぇす☆ユウの一個上だから君達の五個上って事になるケドまぁょろしく♪」合コンのメンバーが揃ってさぁ何するかぁ?!となって決まったのがやっぱり定番なカラオケだった。カラオケについた私たちはてんでんに歌を歌っていた。もちろん人みしりな私はあまり歌わなくて会話にも入れず一人ちょこんとしていた。すると
☆莉奈☆ さん作 [263] -
罪悪感 4
【また今日も…愛は雄二の元へと行ってしまう…。】社長…私はあなたと奥さんの邪魔をする気はありません…。『佐山君…』『あぁ…社長ぉ……』体を重ねる二人…この瞬間が一番私は好きだゎ…。『社長はなぜ奥さんと…結婚を…?』『あの頃は愛してたのさ…』タバコを吸いながら…なぜだか遠い目をして言った…。『今は君がいれば良い…』『……』『また旅行に行かないか?』社長…どうして目を合わせてくださらないの……?続
ユキ さん作 [368] -
ディフェンド? ”操られた友” 18
しばらくすると、光が消えた。 「あっ!舞っ!」 怜は、倒れている舞の方に駆け寄った。舞の近くにはすでに翔が息を切らしながら膝を地面に付けていた。 「舞は、大丈夫なのか?」 啓吾が言う。よく見るとかすかに舞は呼吸をしていた。 「よかったぁっ・・・」 凛が泣きそうになりながら言う。 「でも、何で・・・。願いを言ったんじゃ」 啓吾が言う。 「舞様が願いを言った直前に俺がそいつを舞様から取り上げた
梓 さん作 [415] -
レンアイ模様(3)
「突然で悪いんだけど、俺…好きなんだ」あぁっ。ど、どうしよう。私には衞がいるし、で…でも、宏介もいぃかなぁなんて思っちゃったりも…。私が戸惑い焦っている中、再び宏介の口が開いた。「好きなんだ。俺、衞のことが…」……………………。……………………えっ?思考が一瞬にして、ショートされた。えっ…。宏介が、好きなのは私じゃなくて…衞?「えぇぇーーーっ!?」だっ、だって宏介は男で、衞も男で。それって……。
aLiCe さん作 [353] -
レンアイ模様(2)
衞と同じくらい美形なんだケド、高木宏介は衞と違って中性的な美しさがある。男らしい人が好きな私は、衞に惹かれた。でも、宏介と接するようになって、ちょっとトキめいたりするようになっちゃったのよね…。まぁ、なんだかんだ言っても衞が1番なんだけどねッ。なんて、放課後の教室で思いふけっていると、ドアがガラリと開いた。そこに立っていたのは…。「宏介?」「霧香。ちょっと来てくんない?」私は宏介の後をつい
aLiCe さん作 [349] -
レンアイ模様(1)
私の名前は神谷霧香。公立高校に通う2年生。私には、付き合って3ヶ月になる彼氏がいる。同じ学年で、隣のクラスの相沢衞。これがすッッごくカッコイィんだよね。度重なる猛烈なアタックにより、彼は私に振り向いてくれたの。今が生きてきた中で1番幸せって言っても過言じゃない。まぁ、衞のファンから嫌がらせされたりするのは苦痛だけど…。泣。衞と付き合い始めて、彼の友達とも仲良くなったんだケド、やっぱり美形の周り
aLiCe さん作 [372] -
,。・;+°万華鏡?゜+;・。,前編
【first and last love】授業中不二先輩からメールがはいった。───────────from:不二先輩sub:長くなるけど最後まで読んでね。本文ハチは感づいてるかもしれないけど…国分先輩はあの日一緒にいた彼女とまだ別れてないよ。国分先輩が呼び出しにあってる時は、その彼女と会ってるんだ。俺と国分先輩の事を書いた紙を学校中に貼って回ったの、国分先輩なんだ。なんの目的なのかわからないけ
ハチ さん作 [335] -
心根?
あの時から一週間がたった。僕と真澄は以前より自然と話せるようになった、と思う。言葉を交わす事に彼女のことが少しずつわかっていくような気がして嬉しかった。そして僕は決心した。『真澄さん、今度の土曜日何か用事ある?』金曜日の朝、僕は勇気を出して彼女に尋ねた。『え、今のところ予定はないけど』『よかったら二人でカラオケ行かない?』時間の流れがこの空間だけ遅くなっているような気がした。『二人でかぁ…いいよ
陣内 さん作 [427]