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管理人さんの投稿された作品が10179件見つかりました。
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正しい恋の始め方。?
初恋は、とても苦い味がした。もう誰も愛さないと決めた。だって、裏切られる怖さを実感してしまったから。人を好きになるのは、その人を信じるってことでしょ。「好き」って、何度も飽きるくらいに囁かれて、でもその度に嬉しくなって。だけど、その全てが偽りだった。それが分かった時、私の心はぼろぼろに砕け散ってしまった。こんな気持ち、一刻も早く忘れてしまいたかったの。一人で大丈夫だと思った。だけど、一人で忘れよ
aLiCe さん作 [370] -
正しい恋の始め方。?
あれから、何日か経った。哲平とは、いつも通りに接することは出来ていたとは思う。だけど、話す機会は減った。当たり前か…。寂しかった。哲平が遠くに行ってしまったようで。悪いのは、私なのだけど。罪悪感。この数日考えるのは、先生のことよりも哲平のことだった。頭に浮かぶのは哲平の優しい笑顔。これが意味することは、きっと…。でも、言えない。先生のことを完全に忘れることが出来て、哲平を心から好きだと思える日ま
aLiCe さん作 [385] -
昔の彼女(1)
春先の風は良い匂いがして好きだ。そぅ、眠気を誘うような…。《ぐぅ…》<バコッ!!>「…あ、せんせぇ?」寝惚け眼をこすりながら言う。「せんせぇ〜じゃない!!全く、春だからって寝てばかりいるな(;`皿´)」俺の頭を叩いた正体は、先生が丸めて持ってる教科書らしきもの(?)てか、丸めて持ってるせいで、もう使いづらい…離すと自然に丸まる。それほど、勉強とは別の所で活用されている証拠だ。先生が文句を言いつつ
ひろ さん作 [459] -
air?
俺達はしばらく声も出さず部屋の中でじっとしていた。 「フィーは名前の他に何も覚えてないのか?」 ハウィーが突然口を開いた。 「覚えてない…ごめんなさい」 フィーは下を向いてしまった。 「気にしなくて良いよ。」 俺は静かな口調でなぐさめるように言った。 「てかさ、フィーって歳いくつ?」 ハウィーがしつこく聞いてきた。 「…15」とフィーはつぶやくように言った。 「15!?俺らと
182 さん作 [414] -
ディフェンド? ”涙” 17
「行けっ!奴等を倒せっ!!」 と、舞が言うと一斉に蝶は啓吾達の方に向かって飛んでいった。 「舞様!お止めください!!」 舞の周りに居た警備員が舞の方に走り寄って来る。舞が放った蝶はピタッと止まった。 「うるさい!」 舞は警備員の方に手を突き出す。すると蝶達は先の尖った様な物に変形して警備員の足元に刺さった。 「なっ・・・」 「こんな奴らがいるからこの世は平和ではないのだ!」 「舞っ、落ち着い
梓 さん作 [390] -
幸運の女神 13
「えぇ――っ!!」他人の心が『見える』という李青蘭の言葉に俺、倉沢諒司と品川恵利花は同時に驚きの声をあげていた。「私、物心ついた頃から、他人の内なるものが見えてしまうんですの。ただ、それを見抜いたのは美和だけですけれど…」「ひとの内なるもの…ですか?」「あたしも、嘘ならすぐ判るけどォ〜」「嫌な特技だな、それ…」「エリカさん。 あなた、…特別な力をお持ちのようですわ」エリカの全身を透かす様に見てい
朝倉令 さん作 [545] -
どうせなら1億
「へっぷし」 くしゃみをした。 すると、精霊が現れた。「3つだけ、好きな願いを叶えるよ」「じゃあ、叶えられる願いを100に増やしてください」 試しに言ってみた。「うん、いいよ。でも100といわずに、どうせなら1億くらいにすれば?」 まったく悩む様子もなく、精霊は即答した。「え? よろしいんですか?」「よろしいもなにも、好きな願いを叶えると言っちゃった手前、しょうがないよね」 けっこうサバサバして
雛祭パペ彦 さん作 [432] -
心根?
『夢だったのか…』夢を見ているとそれが夢だと思わないから不思議だ。夢は自分の本性が表れる。僕は荒んでいるのか、と思った。ブルーな気分になった。『翔太、ご飯よ〜』母の声が聞こえた。しかし今は腹が空かない。『さっき食べたばかりだからいい!』母の返事はなかった。月曜日になると気分が少し悪くなった。ヒッキーになろうかな、と思ったがそんな勇気はなかった。教室に入ると椎名が声をかけてきた。『この前のカラオケ
陣内 さん作 [412] -
心根?
『僕もちょっとトイレに…』逃げてしまった。トイレに行く途中で椎名とあった。『おい、真澄一人にしてきたのかよ』『トイレが我慢できなかったんだよ』『ふ〜ん』そう言うと椎名は去っていった。それから僕らは微妙な雰囲気で歌い続けた。知らない曲がたくさんでてきて、今時の高校生はこんな曲を歌うのか、と思った。そして二時間くらい歌うとその場を解散した。『疲れた…』家に帰ると僕はあまりの疲労でベッドに直行していた
陣内 さん作 [479] -
心根?
僕は昨日の練習の成果を十分に発揮した、と歌い終わると思った。そして、いつの間にか点数が測定されていた。七十点だった。『微妙だな〜』椎名は言った。何でさっきは測定しなかったんだ、と思った。『じゃあ今度は真澄!』『え、私…』初めて声を聞いた。ヤッパリしゃべれるのか、と安心した。僕がくだらないことを考えている間に真澄は伊藤由奈のPRECIOUSという曲を入力した。『信じよう ふたりだから 愛しあえる
陣内 さん作 [507]