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管理人さんの投稿された作品が10179件見つかりました。
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幸運の女神 11
「な〜んかさぁ、気になるよねェ…」「え? ああ、例の時の回廊の事か」スネアに肘をついたままのエリカ。左手の指で器用にスティックを回しながら、「う〜ん」てな具合に考え込んでいる。「今日、行ってみるか?俺も何だか気になるしさ」品川恵利花はニカッと笑顔を見せると、スティックをマッチドグリップ(ロック系の握り方)に変え、タムタムをいきなり連打した。先年、帰らぬ人となった天才ドラマーのナンバーが
朝倉令 さん作 [552] -
天駆ける時間25
「あ、危なかった〜」ふ〜っとため息をついて片膝をつく。しかし「ユータ!?」ハッと顔をあげると、二階へ続く階段に向かって駆け出した。こちらは苦戦していた。ギュギャギャ…舌をベロっとなめて大猿は笑った。このガキは弱い。自分の直感がそう告げていた。「ふぅ…ふぅ…これが実戦すかぁ…」切り裂かれた服の下から血が出ている。「でも…諦めるのは嫌いなんすよねぇ…」布帽子をぐっと深くかぶりなおす。「そろ?修業の成
ユータ さん作 [345] -
天駆ける時間24
大猿は二匹いた。暗闇に飛び上がると二手に別れた。一匹は工場の中へ、もう一匹は工場の屋根に飛び上がった。「カケルさん!俺は屋根のやつを追います!カケルさんは工場の中のやつをお願いします!」「わかった」カケルは返事を返しながら空間から光の剣をつかみ取る。「んじゃ俺も!」ユータも空間に手をのばすと武器を召喚した。暗闇に薄く光る白い柄と鞘。柄に彫られた雷のような形が印象てきだ。「じゃ、先いきます!」力強
ユータ さん作 [313] -
天駆ける時間23
憂希町…工場地帯夜9時。カケルは10分前には来ていた。しかしそれよりも早くユータは来ていた。「おいっす」ユータはハイテンションだ。「お、おいっす」ユータのノリに押されながらカケルも返事を返す。「そろ?行くっスか?」カケルの返事を待たずにユータはすたすたと歩きだした。カケルもなんとか後をおった。夜の工場はなんだかきみがわるい。僅かな月光を浴びて、不気味だ。「カケルさんは伝説の光元老の意志を受け継い
ユータ さん作 [341] -
笑顔
ほら 笑えた。そう鏡の前で作り笑いを並べてつぶやいた。いつになっても私は本物の笑顔を浮かべられない。私には付き合って3年の彼氏と言われる人がいる。大切な人だというのは言えるがただそれだけではやってけないみたいだ。もう‥別れよう。そう決めて立ち上がると自然に涙が流れてきた。止まらない‥。泣くな‥。自分で決めた事だ。しかし言葉とは逆に心が拒絶しているのがわかる。人間はなんてわがままだ。ピリリリリ…ピ
GC さん作 [410] -
おなかの赤ちゃん
もうすぐ6ヵ月だね。男の子かな?女の子かな?まさか自分がママになるなんて、思ってもみなかった。まだまだ子供で世の中のことなんかさっぱり解らなくて、ただただ、そこにいただけだったのに。でも、赤ちゃんができたことが、こんなにも幸せで嬉しい事だなんて、知らなかった。大好きなあなたとの赤ちゃん。自分の中に命があるんだ。信じられる?私のお腹の中で動いてるんだよ。私しか守ってあげられないんだね。はやくあなた
MII さん作 [891] -
正しい恋の始め方。?
「付き合ってください!」「ごめんなさい」あぁ、何度目になるのだろう。私は恋は出来ないとあれほど言っているのに。「あっ、美穂。また男泣かせてただろ」うっ…泣かせてなんかないのに。ってか、私の方が泣きたいよ。「哲平…。だって付き合いたくないんだもん」「ふーん…」あまり興味なさそうに返事をする。聞いたのはコイツなのに。「ところで、何か用?」あぁ、と思い出したように顔を上げる。「立花が呼んでた」ドキッと
aLiCe さん作 [568] -
片想い☆゛
自己中になるほど自己嫌悪恋しちゃうと制御できないみたいだ伝えたいけど離れるの怖いな…てまたため息ついて幸せ逃げるよ!こんなんじゃダメだ!恋なんていつも思い通りにいかないなんでやろ…毎日キモい程彼を考えて良いように良いように物語が展開されてく!そうなったらええなって…アホかい!人混みにいてもすぐ見付けられるのに片想いはいつも不安背負って涙に押し潰される毎日彼の笑顔見てそれがウチの元気のもとなんす彼
すず♪゛ さん作 [624] -
正しい恋の始め方。〜序章〜
初めて恋をして、私は強くなった。初めて失恋した時、私は臆病になった。あなたのこと、忘れられないよ。いつも思い出す。あなたと初めて出会ったあの日を…。桜舞う景色は、まるで私たちの出会いを祝福してくれているようで。鮮やかで優しく頬を撫でた。思い出すのは、あの日のこと。だけど、今ではただ辛いだけ。あなた以外、誰を愛せばいいのか分からなかった。突き放すつもりなら、最初から優しくしないで欲しかった。私は、
aLiCe さん作 [522] -
レイとの出会い。10代のえり。21
えり17歳。あたしは今あすかの家で暮らしている。あすか以外とは連絡はおろか会う事すらなかったのでしょうがない事だったのだ。レイはどうしているのだろうか。そんな事を考えながらあたしはこれでよかったんだ。レイとはこれ以上一緒にいても幸せにはなれない。そう考えていた。『茶のむ?』あすかが言った。『うん…ありがと』あすかの家は金持ちで親も気がねなく歓迎してくれた。あのコンビニの帰りあたしとレイは別々に帰
ユキ さん作 [454]