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管理人さんの投稿された作品が10179件見つかりました。
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初めての恋…6
「それでさぁ〜…」なんか、急な展開で困るけど…佐藤と一緒に帰ってます。話すと長くなるんだけど家が以外と遠くて、佐藤と同じ方向だから送ってけって店長に言われたんだって、佐藤が。あり?あんま長くなかったか…(笑)「白井〜、人の話は聞けよな!!」「あぁ、そういえば隣でブツブツ喋ってたっけ?」はっ!!今声に出してた?そ〜と佐藤を見る。「…っ、ヤバイ怒ってるぅ〜?」「当たり前だぁ〜!!」「きゃあ、ごめ
ひろ さん作 [493] -
初めての恋…5
佐藤が好き…私、佐藤が好きなんだ。自分の部屋、枕を抱いて、さっきから佐藤の事ばっかり考えてる。こんな自分の気持ちに気付くとは思ってなかった。でも、気付いたら認めざるおえない…顔が熱くなったのも、好きな人の事聞いて胸が痛いのも…でも、気付いた途端くじけそう…愛さん、めちゃくちゃ綺麗な人だった。「勝てるわけない…」今ならまだ間に合う、忘れた方がいいよね?でも、痛い。気付いた途端、波のように押し寄せて
ひろ さん作 [517] -
わたしはマラソンランナー。
どこまでもどこまでも続く道。時折、友人や家族の声が聞こえる。「大丈夫か〜がんばれ〜。」「峠はこえたぞ!あとちょっとだ!」ぜえ。ぜえ。坂道はもうない。あとはトラックを走りきるだけだ。握りこぶしに力がこもる。唾を飲み込み、よしラストスパート!「M〜!!!いけ〜!!」20代最後の思い出にと応募したマラソンレース。今日までみんなのお蔭で練習できた。。今日が本番。ありがとう。そして心の一番側に居てくれたの
*あい* さん作 [341] -
主人公、僕。
明日は夜勤の日です。介護やってます。グループホームに勤めて半年経ちました。日勤、早出、遅出、夜勤。8時間勤務(夜勤は14時間)です。夜勤は何度かもう経験してますが、一人勤務ということで、緊張しますぅ。お年寄りって、”認知症”の方って夜寝ていられないんですよ。トイレと自室を行ったり来たりを1時から4時頃まで続けている方がいらっしゃる。それもスローペースで、5分おきなんて、ざら。。トイレの水音、冷蔵
僕。 さん作 [668] -
初めての恋…4
「えぇ?じゃあ、佐藤君と同じバイト先なんだぁ?」私は昨日の事を華菜に報告していた。華菜はさっきから面白そうに聞いている「なに?」「えぇ、だってさ〜、これをきっかけに距離とか縮まって…あ、もしかしたら付き合ったり(笑)」「は?あり得ないから!!」私はまた、顔が熱くなるのを感じた。なんだろコレ…その態度に華菜がちょっとびっくりしてる「え?ホントに?」「違うよ、華菜だって知ってるでしょ。佐藤の事、苦
ひろ さん作 [474] -
*終焉を願う*2
私は、神田誠一。特になんでもない、ごく一般人であった…はずだ。自分ではそう思っている。妻がいて、子が二人。長男が四歳、長女が二歳。兵役の経験が少々あって、今はどこにでもいるようなサラリーマンだ。でも少しだけ違うのは、有名な「登山家」だ、ということだ。いや、「登山家」だった、と言った方がいいのかもしれない。今ではもうそんなことはやっていないからだ。結婚して、すべて卒業。安定した生活を求めるために捨
佐倉澄 さん作 [477] -
曖昧な天気?
ー当日ー「…よかった」外はピカピカの晴天。しかしそんな考えは甘かった。「行ってきまーす」玄関で靴を何回か床に打って慣らす。そして玄関のドアを開けた直後。ポツポツ…ザーッッ!!「ギャアアアッ」モスラの声を出しながら玄関を閉めた。「雨…降ってきたしぃ〜っ」自分が恐ろしい。そう感じても出ていかぬわけにはいかない。待ち合わせ場所にはずぶ濡れの和哉くんと久美子が立っていた。「…ふたり…とも?」「あら
---神隠し--- さん作 [296] -
*終焉を願う*
この山の雪は、深すぎた。元々、このような雪山に住んでいない私には、到底越えられないものであった。一歩一歩、ただひたすら歩く。足の指先にはもう感覚がなかった。つい数分前にはとても痛かったはずなのだが。…凍傷になっているのかもしれない。このような状態の中で、探し続けるのはもうできるはずがない。でも、もう戻ることはできなかった。この深すぎる山々の中で「国」と連絡をとることができなくなったのだ。その上、
佐倉澄 さん作 [484] -
曖昧な天気?
雨は本当にやまなかった。「…ねえ花梨」久美子はいつもとは違う顔つきで花梨をみてきた。「なに」「あのさ…あたし今……付き合ってるの」「誰と?」「和哉」「へぇー…えっ!?」頭の中が真っ白だ。だって和哉はクラスでもモテてそれでもって久美子は和哉と幼なじみなだけで恋愛感情はないからと言っていた。「またぁ、冗談」「こんなときに冗談なんか言えるほどいい人じゃないよ」久美子は真剣な口調で言った。雨は止まないし
---神隠し--- さん作 [313] -
出・日本
公園には僕と、ニット帽をかぶった男しかいなかった。その原因は、町外れというのと、なにより、午前5時という時刻だった。僕とその男はバーやクラブでジャズを演奏して、その日をしのいでいた。僕がピアノを弾き、彼がトランペットを吹いた。「なあ」彼が言った。「日本からでてみないか」「つうようするかな」僕は言った。「行ってみれば」穏やかな風が吹いた。「すべてわかる」その通りだった。行動しないことには、その結果
はこもの さん作 [471]