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管理人さんの投稿された作品が10179件見つかりました。
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曇りゆく視界の中で
あなたの顔を見れなくなって3ヶ月。振られてからもう3ヶ月。振り向いてくれなかった理由は親戚だから?好みじゃないから?どっちにしたってあの時からまともに顔なんて見れてない。近くにいたって目さえ合わさず、あなたの声だけ感じてる。「明日学校?」「うん。」「こんな時間まで起きてて平気?」気遣ってくれるのは「皆に優しい人」だから。私にだけじゃないっていうのはわかってる。でもあんまりかまわないで欲しい。せっ
葉 さん作 [332] -
無題
さよなら。僕は世界に別れを告げた。アディオス!彼と僕は同じ彼女を好きになり、すべてをかけて愛を伝えた。僕と彼は敵になり、彼は正義の味方であった。けれど、僕には何が正義かなんてわからなかった。僕の最近の敵といえば、昨日、家の壁にトマトを投げてきた、隣街の男くらい…僕は気が付けばこちら側にいた。とても自然なことだと思っている。物語は、僕が彼と敵であることを自覚して、初めて始まる。だから、この物語はま
メロ さん作 [380] -
夏蜜柑の香り
「出会い」まるで太陽のような、その果実は、駆ける様にして私の元に、やってきた。拾い上げて放り投げると、放物線を描いて彼の手元に戻った。「ありがとう!」そう言った彼は、蜃気楼の中にいるようだった…。一瞬、これは夢なのではないか、と思った私に彼は、眩しい笑顔を向けた。思わず私も微笑み返した。「きっと、また会えるよ」彼は言った…。「そうですね。また会えるといいですね」私にしてみたら大声で返事をしてみた
さゆり さん作 [480] -
遠い人 ?
私、伊藤里実はいつも近所に住んでる男のコとよく遊んでた。その人の名前は緒方広。彼とはずっと一緒だと思ってた。同じ歳で同じ場所で・・・ずっと一緒にいられると思ってたんだ。でもある日、気がついた。広は4歳年上で・・私はまだ10歳だった。でも広は中学生で知らない女の人連れて遊んでた。幼い頃は恋心なんて気がつかなかったのかも知れない。だけど彼と女の人が仲良くしてた所見たらなんか嫌だった。それが恋だったん
加奈 さん作 [315] -
僕と君
「大和(やまと)、起きろ〜何回遅刻する気だぁ〜」本当は起きている。僕を起こそうと必死になる君が可愛い過ぎて、意地悪したくなるんだ。「ん〜…瀬奈(せな)先行けよ…」小3からだっけ?君が必ず僕を迎えに来るようになったのは。8年経った今も続けるなんて粘り強いにも程があるだろ。「クスッ………」「んぅ?起きてるじゃん!!早く用意しなさい〜ッ!」「眠い……」「瀬奈だって大和起こすために早起きして眠いよぉッ!
まぁゆ。゚+。* さん作 [327] -
祇園のをんな 其三
数週間経った時には、先輩芸者からの咲菊に対するイジメはどんどん増えていった。「何やの、コレ…」咲菊は蒼白になった。自分の着物に、無数の針が刺してあり、ボロボロになっている。またある時は、化粧道具を無くされたり、『落ちぶれ』と落書きされたりした。だが、咲菊はこの程度のイジメだったらまだ耐える事が出来た。一番辛いのは、『言葉のイジメ』だった。お座敷の時、廊下をすれちがった先輩芸者・藤吉に、ニコリ
椿 さん作 [487] -
綺麗な涙【?ありがと。】
『この手紙、健司が自分が死んだら渡してくれ、って私に預けたものよ。』彼のお母さんは、泣きやんだ私が手紙を受け取ると言った。私は黙って手紙を開けた。すぐに、彼の癖のある丸っこい字が目に入った。【みぃへ。みぃがこの手紙を読んでいるってことは俺、やっぱり死んだんだね。悲しませてごめん。この手紙にすべてを書くから読んでな。実は、俺が記憶を失ったってゆうのは全部うそだった。でもそれにはわけがあったんだ。み
ピアニッシモ さん作 [333] -
祇園のをんな 其二
「咲菊どすー(です)どうぞよろしゅう」今宵も富豪相手の宴が始まった。舞妓や芸者は、この場で日本舞踊を舞ったり、お客の話し相手になったりする。一見華やかに見える風情だが、裏は花代(人気で上がる、仕事代)を争う舞妓と芸者の修羅場でもある…。「おっ、新入りか?見たことねぇ顔だなぁ」客がそう言うと、咲菊の隣にいた先輩芸者・照花が話し始めた。「咲菊は、12月に舞妓はんデビューした新入りどすねん。まだ至
椿 さん作 [482] -
ディフェンド ”怒り” ?
「あっ・・・あれは・・・―――」 警備員に囲まれながら黒のスーツを着た人が出てくる。 「萎靡川 昭蔵っ!!!」 「さすがだな・・・この場所までつきとめるとは・・・―――」 と、言うといきなり、萎靡川 昭蔵が、警備員の首をつかんで言う。 「おい!御前っ!!あれほど気を付けるようにいっただろぉが!」 「は・・・・はいっ・・・も、申し訳ありません・・・・」 警備員が苦しそうに言う。 「もぉいい!御前
梓 さん作 [375] -
コウカイしたって
ただ泣くコトしか出来ずにバイバイって笑顔で見送りたかったアナタとあたしゎ遠かった存在だったの?アナタが行っちゃう前に思い切って「行かないで」その一言、言いたかった後悔したって泣いたってもう遅いアナタは戻って来ない
椿 さん作 [356]