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管理人さんの投稿された作品が10179件見つかりました。
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黒い陰の視線
夜遊びのたえない私は、今日も最終電車にのって家に帰る。───そしたらいつもいる───アイツがカンカンカンッとう高音と共に、踏み切りが閉まっていくのが確認できた。「あっ………。」私は思わず声を出してしまった。何せ今日も目があってしまったのだ。踏み切りの前に立っている黒い陰と。「まただ………。」私の体の力が抜けた。安堵というよりも、これは恐怖で力が入らなくなった感覚だろう。私はこんな感覚を今日を含め
哀笑 さん作 [634] -
貴女との再会?
またも俺たちのチーム側に落ちた。今度は俺がキャッチする。(ん…??今行けば抜けるんじゃないか…??)見ると前方がガラ空きだ。ジャンプボール直後だから、みんなが中央に集まっている。俺は瞬時に前に攻めた。しかしやはりディフェンスが追いついて来る。その時、豪の姿が前方に見えた。俺がキャッチした時にすでに走ってくれていたのだ。(豪!!)託す気持ちでパスを出した。ゴールは豪の目前。豪は高く跳ぶと、ジャンプ
秋桜 さん作 [418] -
遥か彼方から
遥か彼方から誰かが僕を呼んでいる。その声は僕が落ち込んだ時、淋しい時、辛い時に聞こえてくる。幻聴?ううん、幻聴なんかじゃない。あっ。今頃気付いた。その声の主は僕自身だったんだ。あの日の僕が今の僕を慰めてくれているんだ。ありがとう。辛い事があってもそれに立ち向かって行ける勇気をくれてありがとう。僕は僕を忘れない。あの日の僕、今の僕をずっと見守っていてね。
あみ さん作 [413] -
坂道
夏の日に自転車で駆け抜けた坂道。涼しい。冬は寒いけど。私は坂道のてっぺんで「ぉおーい!」この声みんなの心に届いたカナ?(笑)
あみ さん作 [384] -
時代(とき)を超えた青春*悪夢、そして現実
彩はさつきを抱いたまま、いつの間にか寝ていた…。 闇の中を彩は歩いている。うめき声が無数に聞こえる夢の中…。…人が倒れている。それは、さつきだった。『さつきちゃんっ…』彩はさつきを揺すった。さつきはぐったりとしていて、何も答えない。辺りを彩は見回すと、まだ闇の中に倒れている人達がいた―。
椿 さん作 [405] -
坂道
夏の日に自転車で駆け抜けた坂道。涼しい。冬は寒いけど。坂道のてっぺんで「ぉおーい!」この声みんなに届いたカナ?(笑)
あみ さん作 [392] -
キスとの距離(4)
シャワーの音が鳴り響いていた。僕の部屋に付くと、君はシャワーを浴びていた。ガラスのテーブルの上には、シルバーの指輪が置いてあった。時計を見ると、2時を回っていた。君がシャワーを浴びている時に、何度も携帯が鳴ったが―・・そのままにしていた。相手は誰か分かっていた・・また、携帯が鳴った。着信を見たら、あの人で僕が出ようとしたらシャワーの音が止まったので、テーブルの上に携帯を置いた。髪の毛が濡れている
大塚楓 さん作 [360] -
僕の隣は空席(のつづき「のつづき」)
西田の言ったことを信じようか信じまいか迷っていた。違う世界に行くってことはこの世界で死ななければならない。 椿が死んだ次の日、包丁でリストカットしようとした僕を必死になって止めようとした母の顔を思い出した。僕の父はもういない。僕も死ねば母は一人になってしまう。 しかし僕は椿と一緒に生きたい。でもこの世界でまだやりたいことがたくさんある。頭の中が矛盾した考えでいっぱいになる。 あっという間に一
等式 さん作 [391] -
おばあちゃんの形見
嫌な朝だった。空気は重く沈んでいる。そんな気分を追い払うように、足を靴につっこんだ。昨日、おばあちゃんが死んだ。教室に飛び込んできた先生が「中野、おばあさんが病院にはこばれた。早く行ってあげなさい。」そう言われた瞬間、息がとまりそうになった。病院に着くと、おばあちゃんは冷たくなっていた。はぁー思い出すとため息が出る。無意識のうちにうつむいていた私に、突然前方から声がかかった。「美樹、なにを探して
雪 さん作 [324] -
弱き心
いつの頃だろう僕に対する気持ちが薄れていったのは君は何も言ってくれないね僕は知っていた君が僕に対する想いすぐにわかるんだよ明らかに以前とは違う言葉も心が入ってない君が誰を見ているのかそんなの知らない知りたくないただ僕じゃないのはわかるツライ・クルシイを言えずずっとやってきた終わりにしなきゃね人を思うのはすごい事いくつも奇跡が通り過ぎやがて君に出会えた続くと思ってた信じて疑わなかった今頃君は、僕の
じゅん さん作 [345]