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管理人さんの投稿された作品が10179件見つかりました。

  • カーニバル!♭6

     あくる日の朝、焚洲家の本家から遠く離れた場所。ひっそりとした空気の中、簡素ながら広々とした家に、訃報が届いた。「――峯が死んだか」無造作にのびた真っ黒な髪の毛が揺れた。二十歳の半ばを少し過ぎたぐらいの凛々しい顔つきね男が、自分に言い聞かせるように呟いた。「与弼様…まことに申し上げにくい事なのですが、峯殿を手にかけたのは――」使いの言葉を与弼は手で制した。「わかってる。殊深だろ。後継者候補の中で
    四十万 さん作 [389]
  • 時代(とき)を超えた青春*女

    「さつきちゃん―!!」彩はさつきに駆け寄り、短刀を奪おうとする。「何するの―!私は…死にたいの!」彩は短刀をさつきから奪ったが、次の瞬間さつきは彩が持っている短刀をぐっと、自分の胸の中に入れた。 (グサッ!)「―っ!」鮮血が辺りに広がる。「さつきちゃん!!」倒れる寸前のさつきを彩は受けとめ、さつきに刺さっている短刀を抜いた。「なんで…なんで!?死なないで…!さつきちゃん…」彩は泣きじ
    椿 さん作 [346]
  • 鐘の音

    「ごめんごめん」 反省してなさそうに、言う彼を見て、美咲の怒りは頂点に達した。 「何が、ごめんごめん、よ!ちゃんと、理由を話してよ」 そうまくしたてると、すらすらと語りだした。 「二年間、日本を回ってたんだよ。理由は、二つある。この場所を探すためと、君の愛が萎えないかを確かめたかったんだ。僕が旅に出る前、君は僕のことを、あまり見ようとしなかっただ
    夢見大 さん作 [346]
  • 高校生活?

    ※ここからの語りはアヤになります。《ヒロキ》「ねぇ、今日ハルキと遊ぶんだけど、アヤ来ない?ハルキの友達呼んであげるから」カスミの突然の誘いにあたしは戸惑った。だけど好奇心もあり、あたしはカスミの誘いに乗った。その日の夜、あたしはカスミとの待ち合わせ場所へ急いだ。服装、化粧…うん、大丈夫。あたしは念入りにチェックして出かけた。カスミと約束した場所へ行くと、カスミはすでにハルキという名の男の車の中に
    ami さん作 [591]
  • 個人的悲劇

    今日、床屋に行った。脳ミソが昭和のまま化石化してるおじさんに髪を切られた。カミソリがニキビにあたり血がでた。痛かった。不幸続く。前髪が斬鉄剣で斬られたように揃っていた。自分の顔がかなり変になった。(もとから変だけど。)すぐ髪の毛伸びるさ、という前向きな考えは鏡で自分の顔を見るたび失われていく。まぁ、こんなちっぽけな個人的悲劇でした。(かなり個人的だな・・・。)期待(されてないだろうけど)裏切って
    OTL さん作 [595]
  • 2月、あなたと布団の中で

    「キスしよね。」私の言葉に、携帯片手に吹き出して笑うK氏。照れ笑い?冗談と思った?でもそんなことはどうでもいいの。肝心なことは、「ドキドキした?」ってこと。K氏は年が一つしか変わらないのに随分考え方が大人っぽい。社会人なんだから当たり前だけど。「どこまでドキドキさすねん。」おきまり文句にはもう慣れちゃったよ。もっとほかの言葉がほしい。「酸欠なるくらいしたるわ。」とか、「ぎょうさん人がおる中でした
    さん作 [456]
  • 鐘の音

    クリスマスイブに、鐘の音が響き渡る丘に行こう… そう言って、私の彼は姿を消した。 今日、私は謎の言葉を残して去っていった彼の唯一の手がかりを追い、ついにここまで来た。今日の日付は、十二月二十四日。そう、クリスマスイブだ。 ここまで来るのに、二年掛かった。立ち直るのに半年、探索に一年半。長いようで、短い日を経て、やっと辿り着いた。 そして、
    夢見大 さん作 [382]
  • 時代(とき)を超えた青春*自害

    悌次郎君―。 悌次郎君…。一緒にいたかったよ―。 彩はただ茫然と、気力を失い、道を歩いていた。涙は無数に流れ、服は汚れ、髪は乱れ酷い有り様だった。彩の足元がふらつき、地面に倒れた。 (ドサッ) 「て…いじろう…君愛してる…、逝かない…で…」彩は倒れたまま、また何か呟いた。「そうだ…あたしも…死ねば…いいんだ…あは、あははは…」彩は不気味に笑うとすっと立ち上がり、自分の長い
    椿 さん作 [365]
  • 飼魂

    『もう、死のうか』疲れた顔で、男は呟いた。男は社長だった、中国からの輸入増加により、男の会社の製品が全く売れなくなっていた。金は片っ端所から借りた、もう方法は無かった。工場の隅でハシゴを登り、縄をかけた、なぜか幸せだった頃の妻の顔と子供の顔が、瞼に浮かぶ。『こんなはずじぁ無かった、こんなんじぁ…』ハシゴを蹴った瞬間、それはまるで鋭利な刃物で喉を斬られた様な感覚だった。 首を両手で押さえながら、跳
    岩太郎 さん作 [563]
  • 〜麦ワラ帽子の少女を見た時から恋をした?〜

    そして家帰ったオレは早速、兄貴に「なぁ、兄貴。浜中美紗ってコ知ってる?」と聞いてみた。「ん?みぃちゃん?そりゃもちろん。」とフツーに答えられた。「誰だよ、みぃちゃんて。」「そのコの事だよ。お前覚えてねぇの??」覚えてない…?「へ?」思わず間抜けな声を出してしまった。「あ〜そっか!そういえば、お前とは関わりなかったんだわ。すまん。でも顔合わすぐらいはあったと思うよ。」なんだよ、ソレ。「どういうこと
    高羽 凛 さん作 [371]
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