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管理人さんの投稿された作品が10179件見つかりました。

  • カーニバル!♭4

    杞李は窮地に立たされていた。影武者に今まで遭遇してこなかったわけではないのだが、目の前にいる五人は精巧すぎた。全てにおいて統一されている。どの部分をとっても申し分なく、本当に見分けが付きにくい。「知らないのか?我々にぬかりはないのだ」「私の影武者は幼少の頃から育て上げてきた傑作ばかり」「全てにおいて似ているのだ」「そんな私の元へ一人で乗り込んで来たお前は、何者だ」「答えた方が身のためだろうが、ど
    四十万 さん作 [408]
  • 教師恋愛中毒(8)

    次の日学校に来た彼女は少し様子が可笑しかった。僕を避けていた。放課後の掃除、ななが帰ろうとしたその腕を掴んだ。教室は二人きり。「何で、俺を避けてんだ?」「・・・。」掴んだ服の裾から新しい傷痕が見えた。「先生・・・昨日電話したでしょ・・・?」「あ。」「もう、先生とあんまり関わっちゃダメって・・・。」縋るような目つきで僕を見上げる。「警察に・・・。」「やだっ。絶対言わないで。絶対・・・。」彼女はそう
    ハル さん作 [1,018]
  • こおりついた時(とき)

    「…えっ、売り切れ?」                       「ええ…、スプリングス・アートは人気だから予約分だけでいっぱいなのよ…。」                              …普通の会話・・・。でも、この後大変なことになろうとは私は夢にも思っていなかった・・・。                       あ〜あ、受験も終わって心置きなく遊べると思ったのに・・・。  
    美優 怜奈 さん作 [391]
  • 〜紅き目の刑事〜

    俺の名は前橋 啓祐(まえばし けいすけ)新米刑事だ。今年の春に刑事になったばかりだ。最近では事件なども取り扱えるようになった。まぁ、少しは俺も刑事らしくなってきたのだろう。でも、相変わらず皆は「なんで目が赤いんだ?」と聞いてくる。こっちが聞きたいくらいだ、何故だかしらないが俺の目は片方だけ紅く、皆は「紅の目の刑事」なんて俺をよぶ。まぁ、いいんだけどね、そう、俺はまだこの時この目がなんのためにあり
    リョウ さん作 [650]
  • 月色。?

       第五章 そして今夜。 月の無い夜に。 私と彼は、いつも通り、ブランコに座って話していた。いつも通り。 他愛も無い話をしていた。いつも通り。 優しい微笑みが隣にあった。いつも通り。 苦しい想いは私を苛むけど、この時間は、この空間は、やっぱり幸せだと思った。 …いつも通り。 それが幸せなんだと思った。 そして、私は自分の死期を悟った。 明日逝くだろう、という漠然とした直感が私の中に広がった。 
    緋月 さん作 [421]
  • 月色。?

     私たちは、幼いながらも、多分愛し合っていたんだと思う。だから本当は、元気なまま、キョウと会っていたかった。 彼方くんを亡くしているキョウだから、受け止めてくれるだろうという安心感。彼方くんを亡くしているキョウだから、傷つけるだろうという罪悪感。そんな相反する想いを私は抱えていた。 彼を悲しませることは目に見えているけど、私にはどうすることも出来ない。「いつ死ぬか解らないんだけど、何か…。」「ん
    緋月 さん作 [397]
  • 月色。?

       第四章 その日も私はブランコにいた。もう、私の特等席だった。平日は誰も来ない公園だから、他に座る人はいないけど。 前のように、鎖に体重を掛けて、首を仰け反らせる。後ろの木立の葉の間から、日の光が漏れていた。木漏れ日って、こんな身近な所でも感じられるんだ、って思った。ここは住宅街。公園の木々はそこまで多くない。 その時、不意に発作が来た。喉が、ひゅう、と鳴る。息が、上手く、吸えない。苦しい。
    緋月 さん作 [409]
  • 〜麦ワラ帽子の少女を見た時から恋をした?〜

    「あ‥やっと見つけた!」と浜中さんがオレに向かってきた。(いったい何がどうなってんだ?)オレは疑問だらけになってきた。そんなオレに「高見‥君だよね?」「え?そうだけど‥。何か用?」「高見君ってお兄ちゃんとかいたりする??」とまた疑問が増えるようなことを聞いてきた。まぁ実際、兄貴はいるんだけどさ。「ん?いるけど?」と答えたら彼女はすごく嬉しそうな顔をして「ほんとにっ??名前はっ?!」(何もそんな驚
    高羽 凛 さん作 [417]
  • 見つめる先…

     この日わたしはコイツと海に行った帰り、家には帰らないでコイツの家にそのまま泊まった。 わたし達の予想は外れて雨は降らなかった。お母さんには…友達の家に泊まるって嘘をついた。罪悪感がなかった訳じゃないけど、あの家に帰るよりはお母さんに嘘をついてでもコイツと一緒にいたいってわたしは心から思った。━━朝、目を開けてぐっすり寝てるコイツの顔を見つめてたら、ムカついた。けど、すごく可愛くて愛しい…。赤ち
    七海 さん作 [509]
  • NO!!

    今時の女になりたくて新しい土地にやって来た。誰も昔の私を知らない。わくわくしてた。楽しみで仕方ない。こっからが自分の人生だってほら化粧もバッチリ覚えたじゃない?最近の流行だってチェックしてる。男も服もとっかえひっかえ。けどなんでだろう。少しずつ自分が冷めていってるのは。歌番組を聞きながら、鏡片手に眉毛を作って、マニキュアだってカンペキだわ。カラオケ、合コン、毎日大変。仕方ないのよ、モテる女は。ほ
    さん作 [612]
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