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管理人さんの投稿された作品が10179件見つかりました。
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月色。?
「やりたいことって?」「…新聞を読むこと。本を読むこと。食事やお菓子を作ること。花壇の世話をすること。それから…日記を書くこと。」「日記?」「うん。小さい頃から。父さんが書きなさいって。本当は診察日記だったんだけど、最近は他に個人的な日記もつけてる。」 それは、病院の先生に、日頃どんな症状が出ているかを知らせるための日記だった。でも、それはずっと同じ内容。喘息のような発作と、強い膝の痛み。毎日で
緋月 さん作 [500] -
月色。?
第三章「へぇ、じゃあ二人共、不登校だね!」 不登校は世の中では半端者だと、分かって言っているのだろうか。どうしてもキョウが言うと嬉しそうに聞こえるのだけど。「キョウは、どうして不登校に?」「ん?僕は、散歩するのが好きなんだ。」「散歩が好きだと不登校になるの?」「学校の椅子に座ってられないんだよ。」 なるほど、と思った。 それは何だか、とてもキョウらしい素直な理由で、何故か解らないけど、嬉し
緋月 さん作 [412] -
月色。?
どれ位そうしていただろうか。「あれ、先客がいる。」 誰もいないはずなのに、突然前方から声が聞こえて、私は驚いた。急いで身を起こす。鎖がたわむ。前を向くと、正面にある公園の間に、男の子が一人。「いつもは誰もいないんだけど。」それは、嫌がっている風ではなく、寧ろ喜んでいるように聞こえた。 彼は、私に近づいてきて、ブランコを囲む柵の入り口まで来て、こう言った。「僕は、恭祐。君は、誰?」「私は、亜須加
緋月 さん作 [386] -
月色。?
第二章 生まれつき特殊な病気を患っていた私は、小さな頃から家に引き籠もりがちで、何につけても、少し嫌々な態度を見せて生きていた。 その日も、学校で体育祭があって、気分が優れないから…と、嘘をついて休んだ。大体、練習も見学ばかりしていたから、それほど問題は無かったろうと思う。寧ろ居たら迷惑だと思われただろう。 日の光は薄曇りで、弱く淡く漂っていた。体育祭には丁度イイ感じ。日焼け止めもしなくて
緋月 さん作 [423] -
月色。?
◎私は、日頃から趣味で文章を書いている者です。書いてはいても、周りの親しい人にしか、感想が戴けません。親しい人は、皆さん優しいので、褒めて下さいます。それは嬉しい事です。でも、自分はもっと文章を上手く書きたいので、皆さんの率直な感想が戴きたく、投稿させて頂きました。よろしくお願い致しますm(_ _)m 第一章 月が無かった。 私がその時見上げた空には、月が無かった。とても寂しい空だった。 視
緋月 さん作 [434] -
tomorrow
人は傷つくのを恐れるのに、なぜ、報われない恋をするのでしょう…「真納粂さん」 珍しいミヨジだから、この広い高校でも、すぐに覚えてもらえる。 自分は、このミヨジがコンプレックスなのに… 真納粂 里香(まなくめ りか) この春、高校に入学した。「真納粂さん!理科のレポートまだ、出してないよね?」「ぁっ、菊池先生…」 理科の菊池 恭先生(39) 私の恋の相手…「出せます…」「ハハッッ出せますって…!
hachi* さん作 [752] -
バスターズ!・第59話 「ファースト・ミッション?」
「私は別の場所を回る。それまでには片付けておけ。」「……ああ。」無愛想な返事で、龍一は答えた。「もう一つ」ヴォン!咲坂はエンジンをかけなおしながら言った。「次に会った時は、『隊長』と呼ぶように。」ヴォン!ヴォ−−−−−−・・・一言残して、バイクは闇へと溶けていった。「‥‥知るか‥‥」龍一は、銃とナイフをベルトに装着させると、正面玄関へとまた足を運んだ。(彩握高校‥‥『サイコー』か‥‥初めて見た‥
博上 文 さん作 [458] -
〜未来、破滅へのロンド〜?
それから、僕は保健室行った。「お〜い、優ー!」光だ。「光か....」少し前に陽炎の兄から"こっち"の世界光たちが死んでいると聞いてからはちょっと会いたくなかった。「優!ここどこだろ、藍田町じゃないよなぁ」藍田町とは僕たちがいた町だ。「うん、そうだね」僕は落ち着きながら言うと「そうだねじゃないよ!あたしらどこにいるか分からないんだよ!?」光が不安で目をうるうるさせながら怒鳴った。「でも、怒鳴っても
リョウ さん作 [575] -
教師恋愛中毒(7)
「椎矢!!」今まさに校門を出て行こうとするななを呼び止める。彼女が振り返る。なのに僕は何も言えない。虚しいくらい言葉が見つからない。ななは首を傾げる。「先生?何ですか?」まだ何も言えない。確信したわけじゃないから。彼女が【虐待】にあってるんじゃないかという。「き・・・気をつけて帰れよ。」「?・・・はい。」どうしようもない歯痒い気持ち。職員室に戻った僕は彼女の家に電話をかけた。3回目のコール音です
ハル さん作 [971] -
repeat
あの頃は楽しかった… 朝7:30の電車の中。高校に入学して半年はたつ。プラットホームには、スーツを来たサラリーマンや、自分と同じ高校生や、たくさんの人がいる「はぁ」 深くため息をつき電車を待つ。 毎日が同じことの繰り返し。 repeat「すみれ〜知ってる?」「何?」幼馴染みの勇希。こいつとは、小学校入学した時から中学校卒業までずーっと同じクラスだった よくケンカもしたケド。 ウチが泣くとポンっ
hachi* さん作 [382]