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管理人さんの投稿された作品が10179件見つかりました。
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カーニバル!♭1
『ケルベロスは仕事の時にしか殺しはしない…この噂は本当だったようです。ケルベロスに後頭部を撃たれながらも生還を果たしたF部隊所属の…』大通りに面した、昔ながらの店構えをした電器屋。その前には人がたくさん立ち止まっていた。古ぼけた外装とは不釣り合いな最新型の液晶テレビが、ショーケースごしにギッシリと見える。その画面を食い入るように見つめる通行人たちに、その他の通行人たちはたじたじだった。あとちょっ
四十万 さん作 [476] -
12月24日の雪?
「ペロっ」 手を子猫が唐突に舐める。あまりにもその仕草に男は惹かれたのか、子猫を胸に抱いた。男は笑顔だった。 「よし、お前は俺が育ててやる。12月24日に拾った猫だからお前の名前は イブ だ。よろしく、イブ」 子猫を抱かえて男は再び歩き始めた。先程の愚痴を言ってた顔とは違い、男の顔は幸せの笑顔だった。 雪が降ってきた。今夜はホワイトクリスマ
良樹 さん作 [480] -
12月24日の雪?
きっとこの調子ではバレンタインの時も同じように愚痴を零すに違いない。男の心は冬の日本海のように大荒れだ。「にゃー、にゃー」 一匹の子猫が愛媛みかんの段ボールの中から顔を出している。男はそれを発見し、立ち止まり、愛媛みかんの段ボールに近づき腰を下ろした。 「お前も俺と同じか……」と漫画やドラマでよくあるベタな言葉を子猫に語る。当然ながら子猫は「にゃーにゃー」と鳴くだけだ。 「じゃ俺もう帰るわ、優し
良樹 さん作 [519] -
*想い続けてる恋*
私は中1からずっーと思い続けてる人がいる。2つ上の先輩…。先輩が卒業した時告白しようと思ったんだけど、フラれるのが怖くて言えなかった。すごく後悔した。それからもう2年半も経つ。逢えないのに忘れられない。叶わないのは分かってるのに…。忘れようと、誰かを好きになろうともした。でも、いつも頭の中に先輩の笑った顔、スポーツしてる姿、子供みたいにはしゃいでる姿…過去に見たたくさんの記憶がよみがえって来る。
ぁゃ さん作 [561] -
12月24日の雪
―クリスマスなんて無くなってしまえ!― 男は心でそう叫びな独りがら街を歩く。今日12月24日はクリスマス・イブ、街はケンタッキーフライドチキンの箱を持ち、世話しなく家路を急ぐサラリーマン達、独りの俺をあざ笑うかのように腕を組んで歩くカップル達でいっぱい。男は少しでも淋しさを紛らわそうと勢いよく自宅を出たのはよかったが、これではまるで逆効果になっている。「そもそもなんで、キリストが降臨した日が
良樹 さん作 [571] -
アカツキの日記
自分を信じる事!これがかなり難しい。自分より勉強だって、スポーツだって、できる奴はたくさんいる。性格だって、容姿だって、すぐれた奴はたくさんいる。でも、まったく同じ環境に生まれて同じように育ち、同じ経験をしてきた奴は一人もいないだろう。今までのつらかった事、楽しかった事も自分だけの経験だ。周囲の人達の経験からくる意見も大事だけど、自分の意見も大事にしたい。今まで、すべて楽して生きてきたつもりはな
暁 さん作 [587] -
隔離された人々?
「どうなってるの?」 麻里は自分の身に起こっている不思議な現象が信じられなかった。麻里は「永遠(トワ)」という名の公園のベンチに座っていた。隣には誰も座ってないのに孝弘と浩の話し声が聞こえる。麻里は恐くなった。それにそもそも自分がなぜ公園にいるのかさえ判らない。「ここは夢の世界にある「永遠(トワ)」という名の公園よ」 恐怖で震えている麻里の目の前に突如現れた女が明るい声で言った。「…夢の世界?」
ユリア さん作 [416] -
奇跡 2
俺は散々待った。2時間待った事は初めてだ!苛立ちも頂点になり思わずメールした。「遅ぇ。まじ何やってんだよ!何をしてても今すぐメールしろっ!」携帯のボタンが壊れるんじゃないかってくらい強くメールを入れた。しかし返ってこない。俺だって仕事あったよ!けど今日は特別な日だからって駄々こねたから早く切り上げたんじゃねぇかよ!ふざけんなっ!てな感じで頭にきたもんだから、1人で家に帰った。2人で食べる予定だっ
じゅん さん作 [455] -
奇跡 1
「あれ」からどれくらいたったんだろう。「あれ」があってから俺の時間は止まったままだった。もちろん仕事には行く。それなりの数字も残す。たまに失敗し上司に怒られる。そんな日々を淡々と過ごしてきた。毎年忘れられない日。『12月24日』この日が近づくにつれて薄れそうになってた記憶が舞い戻る・・。「ごめん!仕事で遅れそうなの(;_;)すぐ行くから時間つぶしといてね★」彼女からメールが来た時に俺はすでに待ち
じゅん さん作 [517] -
〜未来、破滅へのロンド〜?
「でもさぁ、ただの小学生の僕らがあんなのと戦えるわけないだろ、家に返してくれよ」「無理だ」即答かよ!とツッコミをいれたいくらいはやく陽炎の兄は答えた「なんでだよ!」僕が怒鳴ると「君は俺と同じだから」「また、それかよ!どういう事かあんた説明できるんだろ!」少し強気で僕は言った。「よかろう、説明してやる、つまりここはお前の未来の一つだ、だから双子のお前がいても不思議じゃないだろう」「じゃ、じゃあ、あ
リョウ さん作 [619]