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管理人さんの投稿された作品が10179件見つかりました。

  • バスターズ!・第三十六話「罪人」

    足を止めた龍一の10?もない正面に、正門は静かにたたずんでいた。咲坂が普通の生活には戻れないかもしれない、と言っていたぐらいだ、あの門の前に出れば、きっと警察からは逃げられるだろう。しかし、それは自分が『人殺しです』と言っているようなものだ。龍一は後ろを振り向いた。こっそり忍び出てきた病院が一望できる。闇夜に白く少し横長にどっしりと構えたその建築物。その時の龍一にとって、それはまるで自分を勝訴に
    博上 文 さん作 [529]
  • バスターズ!・第三十五話「汚名」

    「ぶはぁっ・・・!!」龍一は止めていた息を一気に吐き出した。「はぁ、はぁ・・・」息はきれ、心臓は音を鳴らして拍動した。(あぶなかったぁ・・・)よろよろと立ち上がり、時計を見る。あと、三分。(はやくしねぇと。)龍一は音をたてないよう走った。病院のドアを押し開けると、100?程先に正門が見えた。急いで正門まで回りを警戒しながら走る。(よし・・・)辺りに、人気はない。走りながら、龍一はあることを考えて
    博上 文 さん作 [511]
  • 悪魔の匂い?

    ━━愛してるって言ってほしい。隼人の声で聞きたい…。 高校を辞めて家を出た。一人暮らしをしながらバイトを始めてから、まだ一ヶ月。 隼人と一緒にいたのが、夢の様で。隼人がいないことも夢の様だった…。毎日交した言葉も、何度も触れた指先の感覚も…温かい唇の体温も。全部が、私の中で夢になっていく。 『元気にしてますか?お誕生日おめでとう。今年もあなたにとって幸せな一年であります様に…。あなた宛てに
    七海 さん作 [655]
  • 悪魔の匂い?

    『即死って…だって、私、一緒に…』━━…リカは嘘なんてつかない…。でも、信じることなんてできる訳ないでしょ。 隼人のお葬式が終わって。初七日が終わって…。時間が止まることはなかった…止まってるのは私だけで、進めないんじゃなくて、進みたくなかった。 『リカ…隼人ね、待ってろ!って、また連れてってやるから待ってろって…言ったの。』『…うん』『だから…だから。』『いいょ。泣いても。あんた隼人が死ん
    七海 さん作 [484]
  • お別れの詩?

    会場にはだんだんと人が集まり初めていた。「ねぇ、和馬…。おじいちゃんに愛人って本当なの?」「さぁ。本当かどうかは知らねえよ。でも、聞いた話によるとじぃさんよりかなり若いってよ」「…なんでそんなに詳しいのよ?」すると和馬はにやついた顔になる。「うちの母さんからの情報だよ。母さん、ばぁさんのことに関しては事細かに知ってるからな」和馬のママと真喜江おばあちゃんはいわゆる嫁と姑であまり仲が良くないのだ。
    さん作 [524]
  • 悪魔の匂い?

     38.9…やっぱ休むしかないかぁ。昨日はあんなに楽しかったのに…。苦しい…。 携帯が壊れてるから誰とも連絡が取れない。 プルルル…プルルル…電話。いいや。出たくない。━━夢の中で隼人の煙草の匂いがする。大好きな匂い。私、愛されてる…。   まだ、あの日のことがハッキリしてる。人生で一番幸せだった時。早く、隼人に会いたい。ただそれだけ。━━あれ、隼人まだ来てないんだ。『おはよ。』『…おは…よ…
    七海 さん作 [533]
  • 幼すぎた僕?

    衝撃のクラス編成から一週間慌ただしかった学校も少しづつ平穏な日々に戻りつつある、授業を終えて帰り支度をしていた俺に孝行が近付いてきた。「なぁ、和也、綾ちゃん達とカラオケ行くんだけど一緒にいかね?」俺は少し考えてから重要な部分を聞いてみた「綾ちゃんと誰よ?」孝行は笑いながら「真理ちゃん」と言った。なかなかな美人だったと思う、クラス変わったばかりだし行ってみるか、とOKをだした。それが俺の高校最後の
    霧人 さん作 [463]
  • 幼すぎた僕?

    学校に着くとクラス編成の貼り紙の前に沢山の人垣が出来ていた。一年に一度のクラス替え、運命の出会いに思いを馳せる奴も少なく無いんじゃなかろうか。俺たちも淡い期待を抱きつつクラス編成の貼り紙を見る「な、なんじゃこりゃ…」俺はクラス編成を見て驚愕する、学年の不良が圧縮されたようなクラス、和也も謹慎すら免れているものの色々ゴタゴタは起こして来た、その結果がこれだろう「文系何か選ぶんじゃ無かった…」そうぼ
    霧人 さん作 [581]
  • 幼すぎた僕?

    桜咲く4月、和也はもうすっかり歩き慣れた高校までの道を歩いていた。早かった2年間を思い出しながら最後の学年はどうなるのかと、楽しみにしつつ学校へと登校したのだった一人で歩いてると後ろから陽気な声がかかって俺は振り替える「おっす!」そこには2年の時に仲良くなった孝行が居た、孝行は長めの髪にちょっとぽっちゃりな体型で、本人いわく『動けるデブ』を目指しているらしい。実際とあるチームでダンスをやってるら
    霧人 さん作 [592]
  • お別れの詩?

    場所は意外な程きれいな会場だった。集まっている人たちが喪服を着ていなければクラシックコンサートに来ているとさえ思えるほどに。ステージのような場所に山ほどの白い花が飾られ、大きな祭壇の中心には優しい微笑みをたずさえた老人の顔があった。席に着くと隣に従兄弟の和馬が座ってきた。「なぁ、あそこにいる、真喜江ばぁさんのこと、知ってる?」「知ってるって、何が?」「じぃさんが死ぬ前、離婚寸前だったって話だぜ」
    さん作 [629]
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