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胡麻 さんの投稿された作品が36件見つかりました。
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K 〜最期、
彼女の読む手紙には……“まさかこんな形で君に最期を伝えるとわね… ごめんな。僕は約束したのに…君を幸せにするって…ありがとう。僕はいい夢を見れた気がする。でも君と過ごした日々は夢じゃなくて、本物だったね。” 彼女は何も言わず手紙を読み続けている。 手紙を握る手が震えている。目からは涙が……。“今この手紙を読んでいるって事は僕の親友が来ただろう?そいつは僕のたった一人の大事
胡麻 さん作 [377] -
K ? 〜親友の故郷
何だか懐かしい所だ。ここが親友の故郷………。親友の彼女の家までもう少し……。俺の身体がついていかない。何キロも何十キロも走り続けたんだ…何のタメに?友のタメだ。大事な親友のタメ。今わかった。俺は今日、この時のタメに生まれたんだろう。全身全霊をかける。俺、変わったよ。あいつのおかげだな。『………ここだ。』着いたみたいだ。庭にまわってみる。するとそこに女の人が…。ボロボロの黒猫が近づく…驚く彼女。無
胡麻 さん作 [349] -
K ?
冷たい雪が黒猫の足を更に痛める。どれだけ歩いているだろう……。何時間という感じだ。いや、何十時間だろうか。………………あっ………。『おい、見ろよ!悪魔の使者だぜ。何かくわえてる!!』石を投げる子ども達。罵声を発する子ども達。俺を殴る子ども達。それを見ているだけの人間ども達。孤独を望む俺が……今まではこんな事思わなかったが、 『やめてくれ!今だけは…大切な親友のタメなんだ!急
胡麻 さん作 [356] -
K ?
楽しかった、幸せだった日々はあっという間に崩れた。現実は厳しいものだ。誰がこんな絵を買うものか。紙一面に真っ黒に塗り潰しただけにしか見えない。誰もこの絵に詰まっている想い出を読み取る事なんて出来るはずがない。幸せな日々を…誰も……。絵は全く売れずに、絵かきは貧しくなり、しまいには倒れてしまった……絵かきは微かに動く手を最期の力を振り絞り、弱々しい小さな文字だらけの手紙を書き上げた。絵かきは、『こ
胡麻 さん作 [348] -
K
夜。 いつものような週末。いつもと変わらない道。そんな普通の風景の中に一匹の猫がいた。 その猫は闇色の身体に物凄い量の傷を負っていた。普通の猫なのだが、孤独感のオーラをだし、周りの人の目を集めた。『いいさ。見てろよ。誰かを思いやる事なんて…やるだけ無駄だよ。』孤独は嫌いじゃない。慣れていたが、望んでいたと言った方が俺の考えかたに近いだろう。そんな孤独感溢れた猫に惹かれた人物が。
胡麻 さん作 [392] -
?週間の恋
『はじめまして。これから?週間だけたですが、よろしくお願いします。』?週間しか会ってなぃですね…けど、凄ぃ引かれてた。貴方の真剣な表情と指先。何でも冷静な顔をしてやりこなすの。最後の日、とても優しかった―最後だから?―\r何かその優しさが逆に私を嫌にさせた。ろくに喋れなかった私も嫌ぃだ。貴方ゎ気づいてなぃですね。年下の私を子供としか見なかったんですね。大切な?週間をありがとう。
ぇな さん作 [439]