携帯小説!(PC版)

トップページ >> ニジ さんの一覧

ニジ さんの投稿された作品が5件見つかりました。

  • 1
 
  • 犬の名前

    捨て犬を飼い始めたとき彼女はいつも犬の名前を呼ぼうとしなかった。[この犬、名前は何て言うの?]犬を撫でながら気になってそう尋ねた。[名前は、つけてないの][どうして?犬を飼ったら普通最初に名前をつけるんじゃないのか?][かわいそう、だから]彼女は犬の隣にしゃがみこみ、犬のごわごわした背をゆっくりとなぜた。[私はこの子のこと、全部知ってるわけじゃない。私にはこの子に名前をつけて、勝手に縛るなんてこ
    ニジ さん作 [242]
  • 黒猫

    私の友達は黒猫だけ。つやつや黒光りして なつっこそうに寄ってくるいつもしゃがんで撫でながら私は言うの。[誰も私のことをシらないのきっとお前もそうほんとの私はわからないんだ]学校に行って笑ってるワタシも家で両親と話してるワタシも全部偽者。みんなは気付いてないけど。ほんとにあんな話で笑ってると思ってる?ほんとの私はあんたたちみたいに馬鹿じゃないんだから。私はもっともっとー………ある日一緒にいたグル
    ニジ さん作 [248]
  • 次の選択肢から一つ選びマークしなさい。

    第二回実力マークテスト2年B組 辻本 望問1__問2__問3__……………………私は多分世間一般から見たら、優等生の部類に入るんじゃないかな。テストじゃ学年一桁にはいつも入ってる。部活もしっかりやって、委員会もやって。遅刻欠席も0、服装検査なんてお手本になれるよ。でもそんな私が初めて反抗した。ちょうど一週間前、期末テストの返却があった。確かに正しい答を書いたのに×にされてたところがあって担任のと
    ニジ さん作 [322]
  • 俺今まで何回好きな人出来たかな。何回…諦めてきたかな。[落としましたよ]初めて彼女と交わした言葉。テスト勉強で一夜漬けした日、定期落として電車降りようとした。そのとき彼女は何のためらいもなく言った。俺自身、人が物を落としたときなかなか声かけられない質だから素敵だなと思った。それから彼女はいつも俺と同じ電車に乗ってることに気付いた。手帳に何かをメモしてたりお茶飲んでたり携帯でメールしてたりそして何
    ニジ さん作 [303]
  • 白い音

    ・・・・・・・今日も聞こえてくるピアノの 音。いつも放課後のこの時間に今は使われてない第二音楽室そこの古ぼけたピアノから綺麗な音楽が創られてる。私は部活のランニングのときに必ず耳をすましてそれを聞く。[今日はノクターンだなー][うん][ワタシは先週の乙女の祈りが好きだったのになー]部活の仲間もみんなそのおかげで曲名にも詳しくなってた。聞こえた曲を覚えてピアノを弾ける友達に聞くそんなことが
    ニジ さん作 [291]
  • 1
 
サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス