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ハイスピードフロッグ さんの投稿された作品が14件見つかりました。
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theWORLD
長髪は、太一をしばらく見ると、低い声でつぶやいた。 「お前は、俺と同じだな?」 太一は、まだ固まったまま声もだせなかった。 長髪は、太一と佐藤に背を向けて、 「運が良かったな、小僧。また、遭うだろう。お前が存在する限り…。」 と、つぶやき去っていった。 しばらく、呆然としていた太一だが、いまの状況を思い出し、佐藤の胸に手を当てた。 佐藤の鼓動が、手に伝わり、太一は、安堵の涙を流
ハイスピードフロッグ さん作 [221] -
theWORLD
太一は、公園の中に目を向けた。そこには、血まみれになりうつぶせで倒れている佐藤の姿と、長髪で背の高い、高校生ぐらいの少年が、佐藤のそばに立っていた。 太一は、助けないといけないそう思うのだが、怖くていけないのだ。 なぜか太一は、確信していたのだ。あの長髪こそ切裂きジャックだということを。 しかし、長髪はナイフを手に持っていないことに太一は気付いた。 長髪は、佐藤になにか話をしていた。
ハイスピードフロッグ さん作 [225] -
theWORLD
〜10年後〜「母さんいってくるよ。」 太一は写真にむかいつぶやいた。 いつもと変わらない生活。変わらない世界。なんでもいいから変化がほしい。 そう考えて学校にむかう。自転車のきしむ音とともに世界が過ぎていく。本当にそうだったらいいのになとおもう。ふと気がつくともう学校に着いついた。 「おはよう〜!顔がしぶいぞ。また考え事か?」 同じクラスの佐藤だ。引越してから初めてできた友達だ。 「
ハイスピードフロッグ さん作 [231] -
〜THE world〜
20世紀末1月1日午前0時6分A街の住宅街「かっ火事だー!誰かはやく消防署に連絡してくれ。息子と妻がまだ家の中にいるんです!はやく!」燃え上がる炎は、あっという間に家を取り囲んでいった。間も無く消防車が到着。3人の消防士が家の中に入っていったが、すでに手がつけられないほど炎は成長していた。サラリーマンの平山ただ二人が生きていることを祈ることしかできなかった。消防士の1人が声をあげた。「ぼっ坊や早
ハイスピードフロッグ さん作 [212]
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