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せい さんの投稿された作品が24件見つかりました。
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私の半生
29「隠し事」私は、沢山の過去を隠して人と関わっている。 隠す為には嘘が必要で、いつの間にか私は嘘を重ねていた。私の人生そのものが嘘で積み重なり生きている。有名人のカミングアウトじゃないし、誰にも語れないし、好奇心にさらされるのが怖かった。今、こうやって綴り自分と向き合うことで人を信じ愛したい。
せい さん作 [524] -
私の半生
27「三色パン」遠足でお昼にリュクを開けお弁当をみんなでひろげだした。私もリュクを探った。中にあったのは三食パン一つだった。三色パンとは、イチゴジャムとクリーム、チョコパンが一つにくっついているパン。それを黙って食べようとすると先生が気付きクラスのみんなに大声で声をかけた。弁当箱のフタの裏におかずを一品づつ私にあげるようにと。三色パンにおかず…私は恥ずかしさでいたたまれなかった。そっとしといてく
せい さん作 [284] -
私の半生
27「孤立」いつも人と自分が違うのに戸惑った。何か行事があるたびに、何故みんな一緒の用な物を揃えれるんだろうと戸惑っていた。一緒じゃなくても良いとか、個性だとか言う人もいるが、やはりみんなと違うと疎外感や、仲間ハズレや、いじめにつながり孤立する。それも、みんなが羨むような特別なものではなく、親が子供に無関心に持たせたものだと特に孤立する。私の場合スキー合宿だと、みんながニットの帽子や、ナイロン系
せい さん作 [262] -
私の半生
26「家出」とにかく自分が一つの命を亡くし、母も男のした事を知り、退院して帰るのを拒んだ私に男はもういないと言った。家には帰ったが、それからはとにかくあれるように遊び友達が県内中に出来た。しかしすぐにあの男が近くに住み私の家に出入りしてると気付き、なにもかもが解らなくなった。中学生だったが家を飛び出し隣の市に住んでいた人の家に転がりこんだ。彼と名のつく人に抱かれたが、やはり嫌悪感はあったが帰りた
せい さん作 [243] -
「私の半生」
25「成長期」小学生で胸でてきて生理がきて決してプロポーションが良い訳じゃないが男受けする体つき…今でも言われる。親戚のおじさんに胸を触られたりその頃からだった。少6でアニメ映画を見に行ってもナンパされた 。体と心のバランスがとれない。あの男のせいか、自分の体つきのせいか、私は誰より先に体だけ大人になった。心は成長が止まっている。普通は1番幸せな時を思いだし大人になってもその精神年齢なんだと思う
せい さん作 [365] -
私の半生
24『自己嫌悪』あの男に気を許した私が馬鹿だったんだ。小学生だった私は母が好きなあの男に気に入られなければと、子供なりになついたり甘えたりしてた。弟と取り合いになるくらいに。私達は、母がいない夜に相手をしてくれる大人が家にいてくれるのは嬉しかったのだ。あの男が二段ベットの下の弟と添い寝をする。羨ましいと思った私が馬鹿だったんだ。寝静まった頃あの男が私のベットに入って来た。 そこから私の地獄が始ま
せい さん作 [272] -
私の半生
23『真実』中一。妊娠自体わからない年齢だった。学校のトイレで真っ赤な血が流れ、今考えたら臍の緒や頭が出ていたんだろう…なにがなんだか解らなかった。慌てて家に帰った。知っているあの男は助けてくれない、学校も母も気付かない。ただ自分の体に起きている事が、怖くて泣きながら寝てるしかなかった。三日目には私は動けず意識がなかった。 病院で意識がもうろうと戻り、気がついたら病院のベットだった。 死んでいな
せい さん作 [480] -
私の半生
22『夜の恐怖』とにかく夜は、嫌いだった。霊感があるとか言うと注目を浴びたいのか、頭がおかしいのかと思われるだろう。しかし実際に体験すると存在を否定できない。 昼も夜も霊は体験したが、昼より夜は怖った。しかし、毎晩もっと怖い恐怖が夜に起きるようになった。
せい さん作 [432] -
私の半生
21『せい』 私の結末の子の名前。死産だった。七ヶ月くらいだったらしい。届け出を出さなきゃいけなかったが出さなかった。 出せなかった。せめて名前を。辞典で色んな漢字の意味を調べた。 「せい」と読む沢山の漢字があるが意味はどれも良かった。生、成、星、聖、誠、静、世、晴、政など。男の子か女の子かも分からないけど沢山の思いを込めて、せいと名付けました。せいには罪はない。 ごめんね。
せい さん作 [303] -
私の半生
20『明日』夜、寝なきゃ。明日があるから早く。 明日は、、、大変、早くねなきゃ。徹夜は無理。辛い。早く寝なきゃ。明日、起きれるかな。明日は…。今日がやっと終わったばかりなのにもう明日。眠り方がわからない。体が眠くなったら眠れるっていうが違う。 不眠症になると一時間くらいでまた次の日まで眠れない。薬を飲むのは憂鬱…そんな事が私には繰り返された。
せい さん作 [248]