トップページ >> せい さんの一覧
せい さんの投稿された作品が24件見つかりました。
-
私の半生
19『天井』私は、二段ベットの上だったから、天井に手が届いた。母に私からのSOSを分かってほしかったのもあるが精神も崩れてたんだろう。私は、沢山の蚊など、小さい虫をセロテープで天井に貼っていた。いまでは、小さな虫でも潰さないようティッシュでとり、ベランダに出すが多分、その時の卑屈さを思い出してしまうからだろう。勿論、助けて、死にたいなども天井に書いた。私が家出しても手掛かりとしてベット周りを調べ
せい さん作 [321] -
私の半生
18『さくらあめ』 お祭りの屋台。かき氷やタコ焼きなど全国から沢山の屋台が集まる。地方にしかない屋台も色々ある。富山には、どんどん焼き、あんばやしなど。私が、大好きでもう一度食べたいのは、さくらあめ。おじいさんが、割り箸に巻いてくれる飴。夫婦で屋台をしていて、隣の屋台では、お婆さんが 花火を売っていた。おじいさんが屋台に出なくなって、お婆さんの屋台もいなくなった。あの飴が無くなってどれくらいたつ
せい さん作 [281] -
私の半生
17『同居』これが本当の地獄の始まりだった。私が小学四年になるころ母が家に男を住まわせた。色々男を連れて来たが住まわせたのは初めてだった。最初はよかった。釣をよくして、それをおかずに母も食事の支度をするようになった。最初はちゃんと結婚し父親になってくれるのかと私も弟もなつき甘えた。今でも思い出したくないから吐き気がし、思考回路が停止する。なにもかも夢ならよかったのに。
せい さん作 [348] -
私の半生
16『夢』私には寝る前に頭で作り無理矢理見る夢もある。夜寝る時に親はいつもいなかった。毎日夜寝るのが怖かった。いつも早く眠りたい、目が覚めなければ寝るのが怖くないのにと思っていたくらいだった。必死で寝るには夢をみればいいと考え、怖い夢を見ないように目をつぶり幸せな夢を作る。私の夢は、「違う異次元のお姫様で人の苦しみが解るように修行の為にこの世界にいただけで何も不自由がない世界に戻れる」から始まり
せい さん作 [305] -
私の半生
15『寿命』自分は大人まで生きていないと思っていた人はよく耳にする。ただ、根拠もなく大人になる想像がつかなかったからとか、子供の頃に体が弱かったからとか赤ん坊の時に死にかかったからなど。私は、親が料理屋の二階を借りてお互いの親族で離婚の話し合いをしていた時に、誰かのひざ枕でうとうと眠っていたら私が20歳まで生きられないと医者が言ったからそれまで育てる、育てないなど聞こえてきて、驚きとショックで目
せい さん作 [293] -
私の半生
14『コンプレックス』手術の後、髪、手、顔など沢山気になる。手術の傷がなければ、髪がサラサラなら、手が細くながければ、鼻が高ければ、あげれば出したら、100は越えてしまう。外見ではない、中身だと。ポリシーだけで、自分を磨く事もせずに、上手くいかないのは、外見が悪いせいにしてしまう。目を背けないで自分を見つめなおしてみた。私のコンプレックスは、愛しかた、愛されかた。人を信じてない事だ。 高い鼻も綺
せい さん作 [299] -
私の半生
13『手術』「人間は体に三回メスをいれると死ぬ」と聞いた事がある。私はお腹を三回切っているが生きている。小学二年に腸の大手術、小学四年には、手術により出来たケロイドを取る手術。最後が帝王切開。 小学二年の時は県で初めての病名で、日本でも少ない病気だったと聞いた。四年の手術は無意味に終わった。またケロイドが盛り上がり学校の鉄棒など傷口が痛くて出来なかった。帝王切開は下半身麻酔なので痛みはないがお腹
せい さん作 [454] -
私の半生
12『宗教』私は、教会の保育園に通っていた。お祈りやオルガンでの聖歌が初めて楽しく触れた宗教だ。両親の本家とも、たしか浄土真宗だ。法事などがあると仏壇にお寺さんなど格式が感じられた。しかし、母は 創価学会だ。父が、浄土真宗のお経を私に唱えさせようとしたら母は怒り創価学会を唱えさせる。本家の法事などでも数珠は持たされなく手を合わせるとバチがあたるように思わされた。子供の頃は、よくわからず創価学会の
せい さん作 [316] -
私の半生
11『姉弟ゲンカ』最近よく家族を殺す事件が本来に多い。身内だから他人より悪びれないからなのか。私は、本来家庭は、社会から開放され安らぐはずの場所のはずなのに、なにかしら社会より酷い緊張が家庭にあるから事件が起きるのだと思う。私も酷かった。何も希望がなかった。弟もうすうす感じていたんだろう。弟も毎日張り詰めていたんだろう。昔から殴り合いの喧嘩はしていたが、あの日はお互い些細な喧嘩でも止まらなくなっ
せい さん作 [354] -
私の半生
10『理解』私の半生、何かしらにつけ母がいる。私が母を憎み苦しみから逃れられず母を理解できないから。死にたくなるほど苦しいことが何度もあったのに生きている自分が理解できない。死にたいほど苦しんでいる人は沢山いるだろう。死にたい理由も色々あり全てが理解されるわけじゃない。私の方がまだましなのかそれとも私の半生全て明かした時、生きてることが理解されないのか。
せい さん作 [336]