トップページ >> 彩乃, さんの一覧
彩乃, さんの投稿された作品が4件見つかりました。
- 1
-
誰の為の涙
4月,私は君と出会った。第一印象なんて覚えてないし,ましてや初めて交わした言葉なんて知るよしもない。…本当に小さな出会いだったんだなあと思う。そんな私が君に恋をしたのはいつだったかな。私の記憶が正しければ確かもう2年前になると思う。いつの間にか惹かれてて,いつの間にか目で追ってた。君が好きだった。毎日が楽しくて仕方がなった。でも君への想いはどんどん募って行って。私はどんどん辛くなって。君から話し
彩乃, さん作 [183] -
切恋3‐setukoi‐
‘友達’って,辛い。―――――…………―月曜日―\r「…っ何それっ!春どうかしてるよ…」あれから土日を挟んで,月曜日 紫乃は恵に全てを話していた。「うん…正直辛いよ…?嫌いって言われるより,伝わんないってすごく辛い。家でも泣いちゃったし…」「当たり前だよ…っあんな返事返されたら誰だっ…て…」恵は言葉を濁した。目の前には今にも泣きそうな紫乃の姿があった。「…けっ…いに…聞いて…ほ,しっ…かったの…
彩乃, さん作 [110] -
切恋2‐setukoi‐
あれから,一週間が過ぎた。恵が春に詰め寄ったところ,今日の放課後 手紙に返事を書いて渡すらしい。「…どうしよー…あれから春と全然話してないんだよね…」「んー…大丈夫じゃない?どうせ手紙じゃんっ」昼休み,同じクラスの春に聞かれないよう,隅で 紫乃と恵が話していた。「なんで恵はそんなにお気楽なの…あたしは今にも泣きそうだって言うのに」「なんで今泣くのよ!まだ何にも聞いてないでしょ!」騒がしいクラスメ
彩乃, さん作 [214] -
切恋1‐setukoi‐
‘好き,君にちゃんと伝わってましたか?ざわざわと騒がしい放課後。校舎裏に二人はいた。「あの…っえっと…あたしね…し、春の事…好き、なんだ…」鈴宮 紫乃(すずみやしの),14歳。人生初の告白は,「…で?俺にどうして欲 しいわけ?」‘成功,とは言えなかった。――――――………「何それ…春(しゅん)最低じゃん!ちゃんとした返事聞いて来る!じゃないと紫乃すっきりしないでしょ?!」「あっ恵(けい)!ちょ
彩乃, さん作 [181]
- 1