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うー さんの投稿された作品が6件見つかりました。
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いのちの電話
仕事を辞めた。精神病だから。死にたくて仕方なかった。すがる思いで「いのちの電話」に電話した。いのちの電話にお世話になるのは2回目。おばちゃんの声が静かに問い掛ける。「どうされました?」仕事を辞めて、自殺を考えてた私は現在から遡るように語った。うつ病になった原因、努力をしても報われない歎き。電話の向こうのおばちゃんは優しく頷きながら聞いてくれた。過去の辛いことを話すに連れ、涙が溢れ出してきた。いの
うー さん作 [364] -
少年
自殺に備え某洗剤を2本カゴに入れた。「ふたつ買うの?」私の背後の低いほうから声が聞こえた。声のほうへ振り返ると一人の少年が私を見ていた。不思議そうに。そのとき、初めて私に問い掛けたのだと気づいた。ビックリして、一瞬戸惑った。死んだ目だった私。無邪気に話し掛けてくる少年を見て「うん、いつも2つ買うんだよ」となるべく明るい声で返した。暗く毒の含んでそうなオーラを悟られたくない気持ちがあったのかもしれ
うー さん作 [395] -
生きる
「死ぬ気になりゃなんだってできる」って・・・かもね。一年くらい前流行った自殺方法、あれとあれを混ぜるやつ。今、売ってないんだよね。ネットでもだから、勉強したよ。大学受験以来の猛勉強。しかも、まったく興味なかった化学。そもそも私、どっちかというと文系なのに。元素記号から必死で覚えた。何と何でどんな化学反応が起こるかとか。毒物、劇物に関しても専門書まで買ってさ。たぶん、これで逝けるだろうと思う物を買
うー さん作 [368] -
鍵〜生か死〜
毎日、冷凍食品を食べていた幼少期。やたら些細なことで親に殴られ蹴られた。学校でも僕に対するイジメが始まった。居場所がどこにもなかった。ひとり布団の中で泣く日々。必死で勉強して、誰も知ってる人がいない高校に進もうとした。それを知った親は猛反対した。努力は無駄なんだと、そのとき知った。自分自身ではどうにもできないことがある。それから努力はしないようになった。大学に行ったが、友達できない勉強ついていけ
ゆうた さん作 [415] -
ウソ
「嘘でした。すみませんでした!」なーんて今さら言えるわけないよ。かれこれ数年前のこと、僕の人生はウソに塗り固められていた。このままではダメだと思い、今は正直者として暮らしている。プルルルル・・・プルルルル・・・「はいもしもし・・・」「お前どうしたの?欠勤はマズイでしょ!?しかも連絡なしに。君、社会人だよね?」「・・・ええ、あっあの〜・・・」それは上司からの電話だった。僕は寝過ごしてしまったの
うー さん作 [357] -
でもマジになったら終わりだよ!
俺は「マジ」にはならない。いい具合に手を抜きながら毎日をひょうひょうと生きている。仕事のミスこんなのチョロイもんだ。「すいませんでした〜」で事はおさまる。学生時代からそうだった。体育の授業。本気は出さない、決して目立つような事はしない。マジになって本気だしたら、疲れるし、長続きしない。本当はめっちゃ速い!けど持久走では常に6番くらい。それくらいが調度良い。馬鹿な奴らは本気出すからひーひー言うのだ
うー さん作 [459]
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