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ステ子 さんの投稿された作品が16件見つかりました。

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  • トライアングル・キャット16

    朝の光が窓いっぱいに入ってくるアパートの共同部屋。いつも誰かがきまぐれで朝食を作ってくれる。マリア「はぁ〜…おはよ〜、今日は何がいいかしら〜っと…」あくびをしながら入ってきたマリアは、そんな事を言いながら、昨日から気になって仕方なかった二人に早速目を向けた。マリア「あらあら、微笑ましいわねぇ〜☆」寄り添う二人を見て、マリアは音を立てないように食事の支度を始めようとしたものの、それは長くは続かなか
    ステ子 さん作 [130]
  • トライアングル・キャット15

    ノールは恐る恐るクレインに近づいた。クレイン「ノール…」目を開いたクレインは、ぽぉっとしていた。柔らかい唇に触れたノールは、クレインがまた天使に思えたが、目を開くと男らしくも見え、自分がクレインを受け止められたのかどうかわからなかった。ノール「………」クレイン「ノール…あの…無理しないで…」ノールは、クレインが手に触れるとハッと我に返った。ノール「いやっ、無理とかじゃなくて…。とりあえず、男とか
    ステ子 さん作 [117]
  • トライアングル・キャット14

    ノール「でも?」少し不安な顔でノールが聞き返す。クレイン「…聞いたら、きっと後悔すると思うの。でも、それでも、気持ちが変わらないのなら…」ノール「わかった。たぶん…きっと大丈夫。」そう言ったノールを信じて、クレインは目をギュッと閉じて答えた。クレイン「…私っ…男なの!!」ノール「ぉ…男…!?」今度はノールの声が裏返った。確かによく考えてみれば、“クレイン”は男らしい名前だ。クレイン「はは…やっぱ
    ステ子 さん作 [175]
  • トライアングル・キャット13

    ノール「敬語は…つい癖で…。」お城に仕えている身としては当たり前の敬語だが、いつもプライベートでは敬語は使っていない。ただ調子が狂っている証拠だった。クレイン「そっか…」ノールの私情を知らないクレインは素直に解釈する。そして、事の始まりが自分のグチであるのを思い出して、話を続けた。クレイン「私の方こそ、お礼言わなくちゃ!!私のグチを長々聞かせちゃったんだからね。…ぁりがとうね。」エヘヘと照れ笑い
    ステ子 さん作 [167]
  • トライアングル・キャット12

    いつもは城下町でやりたい放題やっていたノールだが、今日はいつもの調子が出ない。変な感覚は、彼を紳士に変えた。ノール「見ず知らずの男を部屋に入れては、いけませんよ。」クレインは少しガックリしたが、めげずに誘い続けた。どうやら、クレインもノールに気があるようだった。いつまで経っても決着がつかない二人に呆れてマリアが打開策を持ちかけてきた。マリア「この部屋なら問題ないんじゃないの?ほら、いつ誰が入って
    ステ子 さん作 [165]
  • トライアングル・キャット11

    マリア「はい、クレインちゃん!」すかさずマリアがクレインを指名する。勢いよく前に出てきて、バルーンスカートをフリフリさせながらクレインは改めて自己紹介を始めた。クレイン「私は、クレイン・ヴァッセルです!!仕事は錬金術師をしてます!!リンゴとお酒が大好きです☆」錬金術師クレイン。このクレインが欠かすことのできない物語の3人目の主人公なのです。錬金術師…と言ってもこの世界では、 金ではなく薬を魔力で
    ステ子 さん作 [132]
  • トライアングル・キャット10

    ちょうど髪とひげを整え終わった時、どこかから見ていたかのような絶妙なタイミングで、ノックもせずにマリアが入ってきた。マリア「あらま、随分いい男じゃない☆」ゆうに190cmはある長身で、腰をくねらせながら話すその姿にノールは少し後ずさった。マリア「そんな恐がんないでよ☆アンタが人だってわかったのも偶然よ。ただのノラちゃんかと思って抱いたら、随分な筋肉だったから。」なるほどと思っているのに、マリア自
    ステ子 さん作 [115]
  • トライアングル・キャット9

    猫をかかえたクレインは自宅である不思議なアパートに入って行った。クレイン「早くシャワー!シャワー!!」玄関の扉を突っ切り、正面の奥にある扉を開くと、そこはキッチンとリビングの合わさったごくごく普通の部屋があった。特にかわった所はないが、どこが不思議かというとこの部屋はアパートの住人の共有スペースだということだった。部屋の中には、ものすごく背の高い女と可愛らしい少女が二人いた。猫の姿に気づいた大女
    ステ子 さん作 [141]
  • トライアングル・キャット8

    一通り今日の出来事を話したクレインは、スッキリした表情を見せて立ち上がったが、また涙がポロポロとこぼれ落ちた。クレイン「私っ、そんなにダメかなぁ〜…」ノール「そんなことありませんよ!!」クレインの悲しむ顔に我慢ができなくなったノールは思わず猫の姿のまま叫んでしまった。クレイン「なっ…!?喋った…ただのノラかと思ったのに…。あ〜、やっぱ今日はついてない…」ノール「期待に添えなくて申し訳ないです。け
    ステ子 さん作 [120]
  • トライアングル・キャット7

    女「お酒、最高〜〜〜☆」テンションが上がりすぎたのか、彼女は酒のビンを掴んでテーブルで叩きた。ガシャーーーッン!!!マスター「店ん中荒らす奴は、外で食いな!!」怒ったマスターにウィンナーと一緒につまみ出され、寒空の下でまた涙をにじませた。女「ダメだ…今日、いろいろダメ…」彼女がフラフラしながら座った目線の先に、一匹のノラ猫がヨタヨタと歩いてきた。そう、それはあのノールだった。女「猫ちゃ〜ん☆私と
    ステ子 さん作 [148]
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