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ユゥ さんの投稿された作品が5件見つかりました。
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君という翼
?第一章?春一番、高校二年生になる俺、中山圭介は心地良い朝の風に吹かれながら…全力で走っていた。「やばい!完全に遅刻だぁ!!」校門が徐々に見えてくる。しかし、生徒指導の先生はいない。当たり前だった。現在AM9:57、始業式は9:00から、だから残念ながら先生も生徒も始業式を終えて教室にいる時間だ。
ユゥ さん作 [195] -
その時彼女に?
「さて、今は何時でしょうか〜?」御神木に寄りかかると、その裏側から梨絵が言った。「じゅ…11時27分…」「待ち合わせの時間は何時でしょうか?」「10時です…はい…」「拓也って昔から時間にルーズよね?」背中から聞こえる梨絵の声は…完全に機嫌を損ねていた。「すっ…すみません?」「あの時もそう…いつもアタシが待たされてばっかり。」「あの時って?」「拓也とアタシとの待ち合わせ全部?」「すっ…すみませんで
ユータ さん作 [175] -
その時彼女に?
そして今になってようやくその事実に気づいた。[梨絵が好き]という事実に…だから、夏休みも始まったばかりの土曜日に梨絵を学校裏の神社に呼び出したのだ。「ハァ、ハァ、やっと着いた…えらい?」近いとはいえ、家から神社までの全力疾走は受験で衰えた体にはかなりキツかった。息をゆっくりと整えながら梨絵を探した。神社と言っても、林の中に小さな境内があるだけの所。昔は梨絵ともよくここで遊んだ。特にこの林で一番大
ユータ さん作 [145] -
その時彼女に?
梨絵とは昔からの幼なじみだった。小・中と同じ学校に通い、流石に高校は違うだろうと思ったらなんと高校まで同じになった。神のいたずらか、はたまた運命か、どちらにしても俺には嬉しい事だった。何故って?それは…梨絵を好きになってしまったから。本当はただの幼なじみでいるはずだった。正直そんなにかわいい奴でもなかったと思う。なるほど確かに、顔は整っている。しかし性格は男勝り。中学になるまでスカート姿なんても
ユータ さん作 [240] -
その時彼女に?
携帯が大音量で音楽を鳴らす。いま人気の歌だ。俺はそれを着メロに使っている。どうやらメールが入ったらしい。俺は呻きながらベットから起き上がってメールを見た。それは梨絵からのメールだった。[拓也へ]「もう着いて待っているんだけど?呼び出しておいて遅刻ですか?待ち合わせは10時じゃなかったの?」しばらくまだ起きていない頭で考える……改めて携帯の時計をよく見てみる。[AM-11:19-?]「うわぁ〜?ヤ
ユータ さん作 [238]
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