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木下 悠 さんの投稿された作品が6件見つかりました。
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愛子のココロ
ココロ…心ってなに?愛子は子供の頃心を閉ざす事で自分を守った。だけど今愛子は心に受けた傷を認識しなくなった。その為、体に心のストレスが現れるようになった。例えば、極度の緊張やストレスがあると夜は全く眠れず腹痛を繰り返す。わかっているけど、わからない。心で感じなきゃ。でも、このモヤモヤした感じをなんというかわからない。わからなくて、苦しくて泣き出しパニック障害の発作を起こす事も少なくはない。愛
木下 悠 さん作 [369] -
愛のかたち最終章
愛子34歳、慶38歳になった。家出をした母と年齢が近付いて少し、あの時の母の気持ちがわかるようになった。母も病気をしたりで、だいぶ弱ってきた。あんなにやんちゃだった慶も、週に1度は実家に顔をだす。愛子は心に受けた傷が重く色々なストレスもあり、心療内科に通うようになった。今、愛子と母と父はわりといい関係になった。愛子は母をみるといとおしいと思うようになった。父をみるといとおしいと思うようになった。
木下 悠 さん作 [404] -
愛のかたち第4章
それから10年が過ぎた。愛子は18歳。慶は22歳になっていた。愛子は相変わらず心を閉ざしたままで、慶は定職につかずフリーターだった。愛子はそんな慶を反面教師にしていたのか、地道にコツコツと働いていた。そんな兄弟をみて両親は愛子はほっといてもいいが、慶の事が心配でたまらない。と嘆く日々。愛子は二十歳で結婚し、家を出た。誰も反対はしなかった。慶は、やっと定職につき、両親はその事に喜んだ。愛子は子ども
木下 悠 さん作 [373] -
愛のかたち第3章
朝目が覚めると母が朝御飯を照れくさそうに作っていた。「ママ…」愛子がかけよる前に慶が母に抱きついた。愛子も抱き締めて欲しかった。でも、自分を押し殺していたせいか、素直に自分の気持ちを表す事ができなくなっていた。学校から帰ってきたら、母は台所でカレーを作っていた。「カレーの臭いをかぐと、慶ちゃんにカレー作ってあげたいなぁ。って思ってたのよ。」と言う母の後ろから抱きついて愛子は「ママ、私の事は思い出
木下 悠 さん作 [430] -
愛のかたち第2章
母がいなくなって1ヶ月が過ぎた。愛子は学校から帰ってくると、食事の支度をする日々となった。兄の慶は、文句こそ言わないが、イライラする毎日で大きな声で怒鳴る事が多くなった。父は、仕事から帰ってくると、母の捜索に時間をついやした。たまに母から電話が入るので録音できる電話機に変えた。愛子は段々怯えるようになってきた。父の機嫌を伺い、慶の言う事には従う。愛子は無意識に自分を守るため、自分を押し殺すように
木下 悠 さん作 [496] -
愛のかたち
『あんたの事なんか考えた事もなかったわ!』愛子が小学2年生の時、家出から帰ってきた母に言われた言葉。愛子には、4つ上の兄慶がいる。家出から帰ってきた母は、慶を抱き締める。「寂しい思いさせてごめんね。ごめんね。」と。愛子は見てるしかなかった。どうしたら、私も抱き締めてもらえるか、愛子にはまだわからなかった。今から3ヶ月前…。学校から帰ってきた愛子は、家の前に母の自転車を見つけ共働きで昼間いつもいな
木下 悠 さん作 [407]
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