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WA-KA さんの投稿された作品が36件見つかりました。
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今朝見た夢
閉めきられた窓から逃げようとする大量の黒い蝶。 逃げられずに力尽き累々と重なる蝶の死骸。 気持ち悪いと思って見ている私に三頭の馬がよってきた。 濃い紺色で緑のたてがみを揺らし後ろ足で立ち上がり踊る馬達。 馬は好きなのに異形な姿に近寄れずただ恐れている自分がいた……。 変な夢見た日は一日中なんかブルー?。 特に誰にも言わない悩みがあると心が壊れそうになる……この現実から逃げたくなる。 せめて夢く
WA-KA さん作 [713] -
大江戸嘘八百八町?
いつものように籠にゆられ増える膳屋は城へむかっていたのだが頭巾をかぶった男たちに襲われた。 「何者だ?」「我らは餡ころ網様の手の者、訳は後々話しますのでご同行されよ」「餡ころ網様の?それが事実ならば…」 と増える膳屋が答えた時両者の間に赤い風車がシュパっ?と突き刺さった。 「ミ…ミント黄門?」増える膳屋が一瞬にして事態を察した。「そういうことだ。さあ来て貰おう」 悠々と姿を現す約七に誰も手を
WA-KA さん作 [593] -
大江戸嘘八百八町?
その日江戸城は大騒ぎだった。 と言うのも突然ミント黄門が将軍の元を訪れたからなのだ。 ミント黄門は先の副将軍で親戚筋なわけだから訪問したっていいんだけど、人気番組を持つ世直しドッキリ爺さんでもある。「……そっちかも……」 と警戒されても仕方ない。「ミント黄門とな?」 大奥でミント黄門来訪を聞いてヤマシイとこありまくりのマリ餡ころ網は嫌〜な汗をかいていた。「いかにも。なんでも下働きの女中の噂では
WA-KA さん作 [574] -
大江戸嘘八百八町?
ミント黄門御一行が江戸入りして鰻屋の源外の元に現われたのは打ち合せから一週間過ぎた頃であった。「本物だよ〜、助平さんも丸之進さんも格好いいねぇちょっくらサインいただけますか。鰻屋江って入れてください。いやぁ、源外さんアンタ凄いねぇ」 テレビ放送されたあかつきには繁盛間違いなしだと誰よりも鰻屋が喜んだ。「リハなしのぶっつけ本番ですからね、お銅が調べてくれた間取りを頭にたたきこんでくださいよ」 そ
WA-KA さん作 [506] -
ぐったり?
今年は早くも夏バテらしいんです? 食も細くなりましたしダルさも疲労感も一向にとれないんですね。 眠れないせいか頭重感もあるんだなぁ。 って事を私だけじゃなく職場の全員が言い出した。 何故かなぁ……毎日忙しいもんね。 でも一番の理由は給料カットされてボーナスも出ないという経営状況のせいじゃないかなぁ。 うちの会社危ないんじゃないかって心の中で思っている。 あぁ…なんかツライ……
WA-KA さん作 [577] -
大江戸嘘八百八町?
花のやでは愛染がイヤーな感じの汗をかいていた。 ミント黄門の打ち合わせを終え花のやに戻ったところお客が待っていたのだがそれがよりによって増える膳の若旦那だったのだ。「どうした太夫?いつものように横にきてはくれぬのかな?」「あ…そう…でありんすでしたわ……」 複雑な気分で言葉も足元ももつれながら布団に横たわり手招きする増える膳の若旦那の横に鎮座する愛染…あきらかに怪しい。「なんだか変だな。太夫
WA-KA さん作 [573] -
おしょくじけん
実は……高校まで……『政治家の汚職事件』ってニュースを聞くたびに私は「やっぱり政治家は高級料亭なんかいって高い食事なんかしてるんだな。でも高級料亭でご飯食べて逮捕ってのもなぁ。ファミレスだったらいいのか?」 ……ってなことを本気で言っていた。汚職事件をお食事券だと思っていたのだった……。
WA-KA さん作 [583] -
大江戸嘘八百八町?
夜更け、住人が床についた鰻屋の戸が激しく叩かれた。 ドンドンドン!「源外起きろ―!」 馬鹿デカイ近所迷惑な声に チッと舌打ちをして源外はつっかい棒を外した。「電衛門!静かにせんか。こんな時間なんだぞ」 源外の言葉を無視して電衛門はズカズカと源外の部屋に上がり込むとグッタリと源外の布団に倒れこみ、「ひでえ目にあったぜ」と呟いた。「なにがだ?耽美浮世絵師の目に止まった自慢か?」「……世の中広いぜ…
WA-KA さん作 [441] -
寝顔は見ないで
寝る時と目覚めた時は、断然ひとりがいい! というのは…実は私……寝汚いんです。 まず絶対にヨダレがたれている。【頬が冷たくて目が醒めたりするもん】 あと間違いなくイビキかいてるし、場合によっては寝言や歯ぎしりも……。 困るのが同僚と一緒の部屋に泊まる出張とか彼とのロマンチックナイト。 寝たフリです。 間違っても熟睡なんかしません。 翌日物凄く辛いんです。 世の中には寝綺麗な人もいるのにね。 ど
WA-KA さん作 [545] -
大江戸嘘八百八町?
シンとなった室内に扉の向こうから澄んだ声が聞こえた。「お銅です。失礼します」 ミント黄門の紅一点で忍びのお銅である。「お銅か?入れ」 飛皿が扉を開けてお銅を招きいれた。「お銅…お主、大奥に潜り込んでおったはずだな。状況はどうだ?」 九平に聞かれお銅は一息ついて答えた。「はい、マリ餡ころ網は…どうやら不義密通をしているようです。相手は外食チェーン『増える膳』の若旦那のようです」「なんですって?増
WA-KA さん作 [457]