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WA-KA さんの投稿された作品が36件見つかりました。
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大江戸嘘八百八町?
「さて…と、訴えの相手は将軍・瑠伊次郎久世の正室でマリ餡ころ網で間違いないか?」 約七に聞かれて頷く愛染と源外。「大物だな、詳しい因縁を教えてもらえますか?」 メモをとりながらの九平に促され愛染は話した。「おマリは元は小豆を入れる袋を網で作って大ヒットさせた袋問屋の娘でした」「ああ、有名な話だ。なんでもソコの藩主が大のアンコロ餅好きで、小豆はアンコロ餅のアンコロになる。そして網はメリケン語でネッ
WA-KA さん作 [537] -
大江戸嘘八百八町?
スタッフ?との接触がありいよいよ【ミント黄門】の打合せの日である。 愛染太夫は花のやの営業を休んでクソ重いおいらん装束を脱ぎ、町娘ファッションで鰻屋に現われた。 鰻屋ではユニット結成以来店に住んでいる源外が部屋を提供してくれた。「約七さんの報告ですと、お仲間の電衛門さん、見つかりましたよ。ここにくるよう伝えはしましたが来れるかどうかはビミョーですんで…先に始めましょうかね?」 テレビでのウッカ
WA-KA さん作 [468] -
人類の進化?
今朝のテレビでバイオエネルギーを作るために穀物が足りなくなり食料不足になっているって本末転倒な話題があった。 そうなんだよね、化石エネルギーの代わりを作るのはいいんだけど、それが値上げ地獄や食料不足につながるのはいかがなものか。 今、この時代を生きる人々の思いが子々孫々のDNAに焼き付けられて数先年後にはバイオエネルギーを人間が摂取して物凄いスピードで走ったり飛んだり泳いだりしちゃってさ、車よ
WA-KA さん作 [460] -
大江戸嘘八百八町?
目を血走らせ弟子を叱り飛ばしていた浮世絵師の歌丸は仕方ないと思い直しフスマを開けた。 電衛門は開け放たれたフスマに一瞬ドキリとしたが現れたのが小柄で頭の禿あがった人のよさそうな老人で、しかも見覚えがある相手だったので胸を撫で下ろし………『撫で下ろせるか?』「その様子ではワシが何者か知ってるようじゃな。いかにもワシは人気浮世絵師の歌丸である」 歌丸は電衛門の横に座ると独り言のように続けた。「ワシ
WA-KA さん作 [429] -
大江戸嘘八百八町?
大繁盛で賑やかな花のやの最上階にある愛染太夫の個室。 そこだけは静まり返っていた。 愛染太夫の前には頭巾を被った侍が座っている。「今…なんと言ったのでありんすか?」 営業用の口に蝿がとまりそうなユッタリ口調で愛染が聞いた。「ですから、拙者ミント黄門のレギュラーもやってます放送作家のウッカリ九平なんですが」 頭巾の侍、九平がいいながら頭巾を外した。「やーん、本物?びっくりぃ?じゃなかった…驚いた
WA-KA さん作 [444] -
大江戸嘘八百八町?
せめて縄が切れればと電衛門は身をよじった。 シュッと電衛門の頬をかすめて赤い風車が畳に突き刺さる。『ええ?ミント黄門?なんで?カメラどこだ?』 つい浮かれて辺りを見ると天井にミント黄門のレギュラーにして敏腕プロデューサーの約七がいた。『かっこいい?テレビのまんまじゃん』「歌舞伎揚げ屋の歌舞伎者電衛門ってのはお前さんかい?」 約七が聞いた。 声が出ないので電衛門は頷いてみせる。「花のやのおいらん
WA-KA さん作 [423] -
大江戸嘘八百八町?
「ええい!馬鹿者がっ!お前は歌舞伎役者と歌舞伎者の区別もつかんのか?」 ヒステリックに叫ぶオヤジの声で電衛門は目を覚ました。『なんじゃこりゃぁ』 自分の状況に気付き叫ぼうとしたが喉が傷んで声がでない。 覚えているのは馴染みの店で呑み家路についてしばらくしてから煙幕に包まれたこと。 そのまま意識を失ったらしい。『あの煙幕で喉をやられたか?くっそーどこのどいつだ。この俺様を……全裸で縛り上げてどうす
WA-KA さん作 [454] -
大江戸嘘八百八町?
「一枚…二枚………八枚九枚……一枚足りな〜い」 愛染太夫の前で頭を抱えるのは自称発明家の平賀源外である。「源さん、ツケ払ってくれないと困るんだよねえ、早食屋の笑顔0円ってわけにはいかないの。おいらんの笑顔は有料。さぁ、サッサと十両払って貰いましょうじゃぁないの」「あ、愛染太夫そんな冷たい視線で見ないで下さいいっそぶって殴って愚弄して下さい」 源外に縋りつかれ愛染太夫はムチを取り出す。 ピシーッ?
WA-KA さん作 [440] -
大江戸嘘八百八町?
大江戸嘘八百八町の夜。まだ宵の口だというのに町には人影もまばらである。 なんせ夜8時には『密着ドキュメント ミント黄門世直しの旅』が放送されるからだ。 神出鬼没の現役副将軍が評判の悪い政治家や悪徳商人にドッキリを仕掛ける人気番組をリアルタイムで見るために人々は夜遊びも一時中断してテレビに釘付けである。 花の屋のおいらん愛染太夫もテレビに見入っていた「あ〜、良い気味だった。年貢をもっと重くすべき
WA-KA さん作 [552] -
なんということでしょう
このままじゃ駄目だ。 暮らしていけない! そう思って仕事帰りに求人誌をみる日々ですが、他の地域ってどうか知らないけど『県内の求人』と書いてあるのに95%くらいが県外の求人。 いわゆる出稼ぎですね。 あとはオミズ系。 個人的にはオミズは立派な接客業だと思うが自分で出来るかを考える…若くて綺麗じゃないと辛いんじゃなかろうか? 無料の求人誌だものきっと職種が限られてるのよ。 そう
WA-KA さん作 [467]