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雪季 さんの投稿された作品が7件見つかりました。
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drop〜from the sun〜?
時計が見える位置まで近づく。時計はだいたい予想通りの時刻を指していた。さぁ早く帰ろうかと振り返ろうとした時、 物音。どうやら奥にあるでっかい物置の中からだ。明らかになにか生き物の動く音だった。そこでなぜボクはそれが気になったのか思い出せない ただ気づくと右手を物置の戸にかけ、開け放っていた。「バレちゃったね。」早朝に、それも物置の中で出会った彼女はそう笑いかけてきた。まるで太陽の輝きに嫉妬
雪季 さん作 [367] -
drop〜from the sun〜?
吐く息が白い。肌にこそ寒さは感じないもののもうすっかり冬のようだ ボクは、早朝の静寂の内にある住宅街をジャージ姿で走っている。そろそろ引き上げるかな。しかし今日は大分調子が良く、ペース無視で普段よりかなり遠くまで来てしまっていた。まぁ今日は起きるのも早かったし 今すぐにいつものペースで帰れば学校にも間に合うはず。ひとまず時間を見ようと辺りを見回すと少し戻った家のガレージに時計ら
雪季 さん作 [333] -
But≠Bad
「ハハッ いいぞその調子だ そんなあんたに最初で最後 一瞬にして永遠に残るオレからのアドバイスをくれてやる」少年は大鎌を振り上げて「死ぬ気で生きな」 最後に見えたのは鎌を持つ少年の涙だった・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 目覚めると水の音 ここは家の風呂場 左手には刃物 右手首には燃える痛み僕は 自ら絶ちかけた命を もう1度だけ 紡いでみる
雪季 さん作 [445] -
But≠Bad
あぁ・・・くそッ なんだよ涙が零れる 虚しい 今さらだよ 今さら何も無いと思ってた世界に何かあるような気がしてきた 悔しい もう嫌だボクは左手首を握りしめた。ここにあるはずの・・・・。「分かったんなら さぁ選択の時間だ」なにも持ってないはずの少年の手に突如 大鎌が現れる まるで、、まるでその姿は。。。 「生きるかぁ?」大鎌が手の内で消え、 「死ぬかのなッ。」再び空気を切り裂いて現れ、ボク
雪季 さん作 [346] -
But≠Bad
「そう それだ その時点でお前は圧倒的に劣等人種なんだよ。生きるなんて恥ずかしいホドの大前提を考えなしにできないなんてな。求道なんて所詮、愚道なんだよ」 だったらなんなんだよ 考えちゃうんだよ どーしても。 夢と呼べるほどハマれることもなく、親友と云えるほど親しい人間関係もない。そんな自分がなんで生きてるんだろって。なんでなにもないんだろって。こんな僕は、じゃあ どーすればいいんだよ。「生き
雪季 さん作 [375] -
But≠Bad
「やめろ、うぜぇよ。何も知らないくせに? お前がなんも教えねぇからだろが。 好きになれる要素も嫌いになる要素も。 全部隠しちまうからだろーが。違うか?そうだろが。」言葉がでない あまりに正論。だけど。違う。 それは正しいだけだ。「だんまりかよ ったく周り見てみろよ。お前が見下してる奴のがよっぽど巧く生きてんじゃねーか」 ふざけるな あんな奴らにあんな考えなしにボクが負けてる?あいつらに考え
雪季 さん作 [403] -
But≠BAD
「起きろ コラァ」腹部に疼痛。吐き気にめまい。ボロボロでめをさますと目の前に少年。それより・・・ここは?「んなこと自分で分かってんだろ。なんでお前がここにいるかなんて。」分かる。分かっているからなにも言わない。ボクは見知らぬ山道に生意気な少年と立っている。それ以外考える気はない「マッタク。何人追い返しても次から次に。腐ってんな、お前ら。」来たくて来たわけじゃない。きっとボクの前に来た人も
雪季 さん作 [405]
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