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ユーリ さんの投稿された作品が50件見つかりました。

 
  • 眠れぬ夜は君のせい〜48〜

    『ママぁ!』『お待たせ!凛』先生が近付いてきて『お母さん、今日は凛ちゃんのパパのお誕生日なんですね。凛ちゃん、パパの絵を描いてますよ。』『ママ、じょうずにかいたよ!パパににてるよ!みて!』そう言うと紙いっぱいに顔を描き大きな口で笑う愛らしいパパの絵を見せてくれた。『パパ、喜ぶよ。上手に描けたね、凛』家に帰る途中、お店に行き凛の絵を見せに行こう。健太は、顔をクシャクシャにして喜ぶだろう。誰よりも凛
    ユーリ さん作 [341]
  • 眠れぬ夜は君のせい〜47〜

    真紀との約束の3時まで…あと4時間。クローゼットを開けて薄いペパーミントグリーンの箱を取り出してみる。2年前…この箱の中に佑典との思い出を閉じ込めたんだ。健太と付き合うようになって処分すべきだったけど。。。捨てられなかった。この気持ちに決別をつけなきゃ。箱を開けずに持った時携帯が鳴った。慌てて箱が落ちてしまう。床に落ちた箱から中身が出て、一冊の本が飛び出た。〔ユウキ…〕あの時初めて佑典とチャット
    ユーリ さん作 [278]
  • 眠れぬ夜は君のせい〜46〜

    携帯が鳴った。慌てて鞄から携帯を取り出して出た。「もしもし」「久美子?」電話は真紀だった。さっきの光景が頭をよぎり固まった。「真紀?久しぶり…びっくりした。」真紀とは佑典と3人で会った日以来連絡をしてなかった。「久美子、今どうしてる?真紀は今日徳島に帰ってきたんよ。」「今徳島で暮らしてないの?」真紀はハッキリとした声で言った。「うん。去年から京都で暮らしてる。今日は里帰りやわ。」ダメだ…なんか手
    ユーリ さん作 [218]
  • 眠れぬ夜は君のせい〜45〜

    部屋に帰り…2年前のあの日の事思い出していた。あの日以降、佑典からの連絡は一切無くなり途方に暮れた私は毎日泣いて暮らした。朝起きて涙が出て…仕事に向かう車の中でも涙が出た。仕事が終わり部屋に帰ると、あなたが居ない今が寂しくて涙が溢れた。佑典の携帯に電話をすると…この電話番号は現在使われておりません。。とメッセージが流れた。何度このメッセージを聞いただろう。それでも、毎日佑典の携帯に電話をした。苦
    ユーリ さん作 [225]
  • 眠れぬ夜は君のせい〜44〜

    心臓の鼓動が早くなり、手が震えた。健太に悟られないよう左手を重ねて震えを止めてみる。二人の姿を直視できなくて…うつむいた。『大丈夫?顔色めちゃめちゃ悪いわ。どうしたん?』『うっ、ううん!あはっ全然大丈夫。あははは』笑おうとしたけど…笑えない。目の前が真っ暗になって、今見た事をアタマが理解出来なくて。。。ココロも理解出来なくて。。。信号は青に変わり車は動きだした。うつむいたまま両手をギュッと握る。
    ユーリ さん作 [263]
  • 眠れぬ夜は君のせい〜43〜

    健太の車で私のマンションまで送って貰う。『久美子、連休今日までやろ?俺は店やから…畑山さんに話してもいい?』健太は私との将来の事畑山さんに話すんだ。『まあ…わからへんけど、畑山さんには仲人して貰いたいやん。』『うん…せやね。』八百屋町の交差点で信号が赤になる。ぼんやり横断歩道を眺めていた。横断歩道を駅の方から歩く男女に目が止まる。二人共に酔っ払ったように体を寄せ合って腰に手を回し合い歩いてくる。
    ユーリ さん作 [397]
  • 眠れぬ夜は君のせい〜42〜

    健太が私のカラダを優しく包みこむ。健太の全身から私への愛が伝わる。穏やかで一片の曇りもない。無条件に人から愛される喜び。。。健太と私は一つになった。朝目が覚めると隣りに健太は居なかった。ベッドから起き上がろうとした時、ドアが開き健太が入ってきた。健太は裸でバスタオルだけ。。健太の体は鍛えられて、彫刻のように美しかった。急に恥ずかしくて真っ赤になりうつむいてしまう。『おはよう…あれ?何恥ずかしいな
    ユーリ さん作 [347]
  • 眠れぬ夜は君のせい〜41〜

    健太のマンションは何度も来ていた。泊まった事はないけど私はこの部屋がとても好きだった。川の近くにある健太の部屋は風がよく通る心地よい場所。本当に気持ちがいい。『ここ…私好きやわ。。。。この部屋にくると気持ちが落ち着く。』健太は後ろから私の肩を優しく抱いた。健太の腕に手を回したら健太は私を振り向かせた。『久美子。。抱きたかった。』そう言うと健太は私の首筋にキスをした。優しく甘いキスに私は全身を委ね
    ユーリ さん作 [312]
  • 眠れぬ夜は君のせい〜40〜

    健太の言葉に戸惑う私がいる。何故か佑典の笑った顔が頭に浮かんだ。目を閉じて大きく深呼吸をした。『うん…わかった。』健太は黙ってエンジンをかけ私の手を握った。健太は優しい。この優しさに甘える私がいる。これでいいの?これがいいの?車は健太の住むマンションに到着した。
    ユーリ さん作 [285]
  • 眠れぬ夜は君のせい〜39〜

    ケーキを買って車に乗り込むと、健太はケーキの箱を取って後部座席に置いた。『ありがとう。』車を出して交差点の信号待ち、健太は私の右手を優しく握り締めた。健太は私の小さな心の揺れにとても敏感だった。『健太は、優しいね。。。。安心する。』健太の実家は市内から1時間の町にある建設会社だった。私たちが着くと、家族が総出で出迎えてくれた。温かい雰囲気は健太そのもので、彼の基盤を見たようだった。『久美子ちゃん
    ユーリ さん作 [301]
 
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