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ユーリ さんの投稿された作品が50件見つかりました。

 
  • 眠れぬ夜は君のせい〜28〜

    こうして佑典と二人で居られる事だけが、その事が私は…ただただ嬉しくて有り難くて。だけど佑典は違ったんだ。あんなに深い悲しみを背負っている事、何で気付いてあげられなかったんだろう。こんな時に後悔ばかりで何の言葉も掛けてあげられない自分が情けない。私は黙ったまま下を向いた。佑典の涙を見た瞬間、顔が上げられなくなった。『久美ちゃん』先に声を掛けたのは佑典だった。『下向いてたら見られへんやん。綺麗やで、
    ユーリ さん作 [288]
  • 眠れぬ夜は君のせい〜27〜

    高原に到着した。車から降りて空を見上げた。夜空には沢山の星、満天の星空のじゅうたんができていた。『うわあー!すっごおーい!!』佑典と手を繋いだ。今にも夜空から溢れた星が落っこちてきそうなくらい。あんなに沢山の星を見たのはあの夜が初めてだった。流れ星、あんなに沢山だと思わなかった。空一面に星が流れて、まるで夢の中に居るみたいだった。願い事を言わなきゃと思ったけど、こうして佑典と二人ここに居る事に感
    ユーリ さん作 [408]
  • 眠れぬ夜は君のせい〜26〜

    真紀が帰ってホッとした。佑典はベランダに出ていた。『徳島の夜って、こんなに星がきれいやねんな。獅子座流星群、見たくない?』『うん、見たい!』徳島で星がきれいに見える場所、いちばんに思い浮かんだ場所は大川原高原だった。『ここからだと1時間ぐらいかな、…今から行こう!』佑典も言った。『じゃあ行こう。』マンションを出て佑典の車に乗り込んだ。車のエンジンをかけると音楽が流れた。MISIAの曲だった。〔ど
    ユーリ さん作 [282]
  • 眠れぬ夜は君のせい〜25〜

    自分の家なのに落ち着かない。『お茶でも入れてくるね。』キッチンに行こうとした時に佑典が言った。『俺が入れるで、久美ちゃん座っとき。』そう言うと佑典はキッチンに立ち、お湯を沸かしてコーヒーの準備を始めた。『くーの彼、格好いいからびっくりした。』真紀は続けた。『キムタクに似てない?くーのタイプってゆうより真紀のタイプ。くー…ちょうだい。』瞬間、胸の奥がズキンッと響くくらい傷んだ。『ちょうだいは冗談。
    ユーリ さん作 [277]
  • 眠れぬ夜は君のせい〜24〜

    真紀は部屋に入った。佑典は『俺なんや邪魔やから、ちょっと出てくるわ。』そう言うと真紀が言った。『全然居てください。私、佐藤って言います。佐藤真紀です。』佑典は少し驚いた。なんだか悲しくなった。『くーの好きになった人どんな人かなって私強引に来てん。なっ、くー?』どんな顔していいかわからない。笑おうとしたら、顔がピクピクなった。
    ユーリ さん作 [336]
  • 眠れぬ夜は君のせい〜23〜

    佑典はもう一度、私を抱きしめた。その時、携帯が鳴った。『電話鳴ってるよ。』『あ、うん』携帯を手にとって見た。真紀だった。なんだか凄くヘビーな気分になる。佑典は『ずっと鳴ってるし急ぎちゃう?』急ぎじゃなくて…真紀はあなたに会いにきたんだよ。『もしもし』電話を出ると真紀は言った。『もお!早く出てよお。彼来てる?』『うん…。』幸せな気持ちから一気に暗い気持ちになる。佑典は床に座り私を見ていた。『今、く
    ユーリ さん作 [356]
  • 眠れぬ夜は君のせい〜22〜

    ゆうすけが言った。『不思議やねん。久美子と会ってからキスって、すごい良いもんやなって思うねん。』そう言いながら私の髪を撫でた。『今までこんな気持ちでキスした事なんてなかったわ。愛おしいって、めっちゃ思うねんな。』 そう言うとゆうすけは言った。『久美子の事、愛してるわ俺。』29年生きてきて初めて聞く愛のコトバだった。ありがとう、佑典。あの時のコトバ。。どれだけ嬉しかったか
    ユーリ さん作 [305]
  • 眠れぬ夜は君のせい〜21〜

    マンションに着き、車を停めた。ゆうすけは少し照れくさそうに笑った。私もドキドキした。部屋のドアを開ける。『お邪魔します。』ゆうすけは靴を脱いで入った。『初めて。。部屋に来た人。来てくれてありがとう。』ゆうすけは私の肩を優しく抱いてキスをした。ゆうすけとのキスは甘くて気持ちいい。ゆうすけとキスするたび女に生まれて幸せだって思う。ゆうすけに抱いて欲しい。自然に思った。ゆうすけと私は初めてキスをしてか
    ユーリ さん作 [347]
  • 眠れぬ夜は君のせい〜20〜

    泣いてるのを見られたらカッコ悪い。後ろ向いて手の平でおもいっきり目をこする。『くみちゃん!元気かぁ?』ゆうすけは大きな手で私の髪の毛をクシャクシャした。あたたかい。ゆうすけの優しさがダイレクトに伝わった。『会いたかったぁ。』ゆうすけは私のほっぺたを手で包んだ。ゆうすけの車に乗るとココナッツの香りがした。『なんか。。ホッとする。めちゃくちゃ嬉しい。』そう言う私にゆうすけは言った。『俺も…めっちゃ安
    ユーリ さん作 [334]
  • 眠れぬ夜は君のせい〜19〜

    ゆうすけと待ち合わせた場所に向かう。マンション近くのローソンに歩いて向かう。歩きながら今朝の真紀からの電話を思いだしていた。『引っ越し祝いも兼ねて今日少しだけ行ってもいい?』どうして、そうゆう事サラリと言えるの?気持ちが沈んでく。真紀は友達…?自分に問いかける。へこむ。ゆうすけと待ち合わせした場所に着く。ゆうすけのハイエースが停まってる。コンビニを見るとレジで並ぶゆうすけがいた。ゆうすけは私に気
    ユーリ さん作 [282]
 
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