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梨亜 さんの投稿された作品が20件見つかりました。

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  • あたしとアヤの関係

    「アヤ、久し振り。今日は友だちと一緒じゃないの?」「うん、今日はミホのお守りなの。ミオコも一緒だけど、今は水飲みに行ってる」しばらくすると、ミオコも帰って来た。ミホというのは、アヤの妹で、このときまだ幼稚園だった。ミオコはアヤの同級生で、アヤの近所に住んでいる。幼稚園は違かったけど、よく遊んでいた。ふーちゃんが「誰?」と聞いてきたので、あたしは「アヤだよ。幼馴染みのいっこ下とその妹のミホと、友だ
    梨亜 さん作 [346]
  • あたしとアヤの関係

    今のあたしとアヤの関係は、新体操部の先輩と後輩。あたしが中学二年生で、アヤは一年生。何年か前、小学生の低学年くらいまでは、幼稚園からの幼馴染み。あたしが卒園してからも、会えば必ず遊んでた。幼稚園に通ってた頃は、手をつないで登園なんかもしてたっけ。でも、高学年になってからは、お互いに嫌い合う関係になってた。誰にでもいるよね。どうしても気が合わない人って。あたしとアヤは、そうだった。小さい頃はまだよ
    梨亜 さん作 [344]
  • If the miracle occurs

    「ほっ、本当に女の子だった…」大きな青い瞳をさらに大きく見開き、エレナはなぜか赤面した。「なんか誤解してるみたいだから言っとくが、クラスメイトだからな?プリントを届けに来てくれたんだよ」「本当に?」嘘をついてどうするんだ、と思いながら、僕はうなずいた。「ならいいけ…ど!?」「今度はなんだよ?痛っ!」僕の腕の裾をひっぱりながら、エレナが小声で言った。「リィリアとヴィオード!あんなとこにいて、バレた
    梨亜 さん作 [288]
  • If the miracle occurs

    目の前に立つ、小さな小さな女の子。お人形さんくらいのサイズで、人に例えるなら、せいぜい赤ちゃんくらい。でも、その子は普通に立っているし、しゃべっている声もした。沈黙が流れる…。そして、しばらくすると、女の子が沈黙を破った。「…リ、リィリアは、お人形さんなの。決して、精霊さんなんか…じゃ、ない…なの…」お人形?精霊?な、なにが起こっているの?「リィリア、遅いな。なんかあったのかな」なかなか帰って来
    梨亜 さん作 [292]
  • If the miracle occurs

    時刻は三時頃。学校に行っていれば、もう放課後だろう。ベッドに潜りこんだままの僕は、ぼーっとしながら、そんなことを考えていた。そばでは、リィリアとヴィオードが、それぞれおやつのショートケーキを食べている。リィリアはついさっきまで僕にも食べさせようとしていたが、とてもそんな気分じゃない。丁重にお断りして、今に至るというわけだ。僕は、なにか悩みごとがあったりすると、眠れなくなって、体調を崩す。今回の悩
    梨亜 さん作 [280]
  • If the miracle occurs

    私の転校初日、始業式から二日ほどたったある日。朝のHRの五分前になっても、隣の席の、月館類くんの姿はなかった。お休みなのかな。そういえば昨日、寝不足だとか言っていたっけ。そんなことを考えていると、担任の亘理舞桜先生がガラガラと扉を開けて入って来た。今日は日直だった圭太くんが挨拶の号令を済ませたあと、亘理先生は「悲しいお知らせです」と本当に悲しそうな声で言った。「類くんだけど、今日は体調不良でお休
    梨亜 さん作 [307]
  • If the miracle occurs

    年頃の男女が、と思うかもしれないが、幼馴染み同士である僕たちにとっては、普通のことなのだった。こうすれば、おかずの少い購買弁当でも、いろいろなバリエーションが楽しめるのだ。昼食を食べ終わった僕たちは、圭太の提案により、握手をしあうことになった。「青春」とかいう死語をひっぱりだし、あっさりと認めさせてしまった圭太は、ここまでくるとすごいと思う。漫画の読みすぎだろ。僕の場合、手で触れた者の感情は、勝
    梨亜 さん作 [321]
  • If the miracle occurs

    転入生はつかつかと歩み寄り、静かに椅子を引き、静かに座った。自己紹介やら質問タイムやらが終わり、クラスには明るい休み時間のにぎわいができていた。「ふあ、すごい綺麗だよね。森宮さん」美空がもう一度森宮さんを横目で見て、言った。森宮さんと話そうとする人は、誰一人いなかった。少し近寄りがたいというか、威厳を持っているんだよな。「お前、話してこいよ。得意だろ、こういうの」圭太が美空につっかけた。「ざーん
    梨亜 さん作 [266]
  • If the miracle occurs

    今気付いたのだが、僕の隣の席は空席だった。これは、もしかして…。期待と不安が半々に沸いてくる中、またも教室の扉がガラガラと開いた。「は〜い、席について〜。あれ、もうついてるね。まぁいいや」担任である舞桜さんが、少し空気の読めていない雰囲気でいいながら、入ってきた。舞桜さんは開き直って、また挨拶をした。「今日から一年、みんなと一緒に七組で過ごす、担任の亘理舞桜です。去年も一緒だった人も何人かいるけ
    梨亜 さん作 [258]
  • If the miracle occurs

    大きな赤いリボンを短いポニーテールに結び、ゆらゆらとゆらしているそいつの名前は、紫藤美空(しどうみく)。圭太同様、腐れ縁の幼馴染みだ。「ひっかかる方が悪いんだよーぅ!」毎度毎度ご苦労様だな、圭太も。「つかお前、いいかげん学べよ」「なんで被害者の俺が悪者なんだよ。ひどいな」わざとらしくせきこみながら、圭太が泣きそうな声で言った。「悪いとは思うんだけど、ひっかかる前にひっかけろ、があたしのモットーな
    梨亜 さん作 [252]
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