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なぉ さんの投稿された作品が69件見つかりました。

 
  • MOON TEARS-決意-

    尚ちゃんも寄りかかりたかったんだと思った。しんどいって一言が言えない人だから。気持ちを投げ出せない人だから。ただ私は、抱きしめることしか出来ないでいたけど…尚ちゃんは、呟いた。「悪いな、忘れて」そう言うと離れた。まだ目は涙目だった。私は尚ちゃんの服の裾を掴んではなせないでいた。尚ちゃんは、私の頭をポンポンとなでた。「桃ちゃん…」私はダメだよって優しく諭されている様に聞こえた。わかっている。わかっ
    なぉ さん作 [237]
  • MOON TEARS-月明かり-

    尚ちゃんはずるい人。わかっていていつも知らないふりをする。尚ちゃんは優しい人。でもそれは時として…罪。私は尚ちゃんが私の気持ちに気付いている気がした。「恋は辛いな」そう切なく笑う横顔に、私は胸が苦しくなった。また尚ちゃんの携帯が、震えている。「彼女…からじゃないの?」「違うよ、俺彼女いないし」私は耳を疑った。今、なんていった?彼女いない?どういうこと?私はパニック寸前。尚ちゃんは意地悪く「噂、だ
    なぉ さん作 [280]
  • MOON TEARS-胸の内-

    欲張りになっている自分に私は怖かった。だけどあの夜、私は尚ちゃんの孤独にやっと気が付いたよ。そして尚ちゃんと一緒にいようと決めたんだ。バイトが終わって尚ちゃんは喫煙所でタバコをすいながら私を待っていた。小走りで駆け寄るといつもの笑顔で迎えてくれた。「じゃ、いくか」尚ちゃんはタバコを消して席をたった。私は黙って頷いた。いつも周りが沢山いるから二人っきりってなんか緊張する。でも心はすごく穏やかで嬉し
    なぉ さん作 [270]
  • MOON TEARS-匂い-

    尚ちゃんの返信は決まって遅い…そして短い。それでも私は嬉しかった。彼女がいるのも知っていた。想っても叶わぬ恋だって知っていた。それでも私は尚ちゃんが大好きだった。バイト先に行く途中、尚ちゃんを見つけた。後ろ姿だけど尚ちゃんだってすぐわかった。小走りで近づいた。そして尚ちゃんの後ろに回り込み脅かそうとした時、尚ちゃんじゃない匂いがした。彼女さんの香水かな…ふと思ったら胸が苦しかった。尚ちゃんが私に
    なぉ さん作 [347]
  • MOON TEARS-近づく距離-

    尚ちゃんの携帯の着信音だけ、みんなとは違うのにしていた。音がなるほんの数秒が嬉しくて…今は聞こえないあのメロディーが今もなお、私の心をふるわせる。表示された携帯画面の友達の名前に油断して出た。「お疲れ」…尚ちゃんだった。面食らって声がでない。「桃ちゃん?」尚ちゃんが私の名前を呼んだ。「名前…知ってるんだ」「なんだ聞こえてるんじゃん。名前ぐらい知ってる」尚ちゃんはいつもみたいに明るい声だった。「熱
    なぉ さん作 [273]
  • MOON TEARS-恋の病-

    尚ちゃんに出逢うまで…人並みに恋もして、付き合ったりもした。なのに不思議ね、尚ちゃんは私に沢山の初めてを教えてくれた。愛しい様な切ない気持ちを教えてくれたのも尚ちゃんだったよ。帰り道、空を見上げ月に想った…あの優しさ痛くなるな…月は何も応えてはくれないんだけど、包んでくれる優しさを感じた。次にバイト先で尚ちゃんを見かけるとなんだかしんどそうだった。「こないだはありがとう」「おん」顔の表情が変わら
    なぉ さん作 [299]
  • MOON TEARS-背中-

    尚ちゃんのこと初めは女慣れした遊び人だと思ってた…そういうと尚ちゃんは笑ったね。でもね…すぐにまっすぐで不器用な人だってわかったよ。タバコはカラオケの隣に自販機があった。今、私の前を歩いている人のさりげない優しさが嬉しかった。顔がにやけないように上を見て歩いていたら急に立ち止まった尚ちゃんにぶつかった。「月…綺麗だな」意外な言葉に驚いた。「え?」「上向いて歩いてるからさ」そう言って尚ちゃんは大き
    なぉ さん作 [284]
  • MOON TEARS-月と君と-

    私達の想い出にはいつも月がいて…尚ちゃん越しに見える光はいつも優しかった。今でも…私は月が好き。初めて尚ちゃんとしゃべったのは、バイト先の飲み会だった。尚ちゃんはみんなより少し遅れてやってきた。尚ちゃんは空気みたいな人で分け隔てなくみんなとしゃべっている。それを私は全神経で感じていた。決して、尚ちゃんに近寄らず、話かけず興味のない振りをしていた。どうして素直になれないかはわからなかった。本当は気
    なぉ さん作 [303]
  • MOON TEARS-出逢い-

    運命ノヒト…そんなものが存在するのならきっと私にとっては尚ちゃんだよ。私が尚ちゃんと初めて会ったのは二十歳の冬だった。バイト先の休憩中、ふと喫煙ルームを見ると尚ちゃんは一人でタバコを吸っていた。カッコいい…完全に一目惚れだった。一瞬…目があったけど、私はすぐに視線を外した。私は先に休憩していた友達に彼が誰なのか聞いた。「あぁ、西野さん」「知ってるの?」「大学一緒だから」「へぇ…」私は興味なさそう
    なぉ さん作 [319]
 
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