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猫空さんの投稿された作品が10件見つかりました。
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アニメ史学者南下ゆき4
第四話 アニメ再興協会 其の一ゆきと浩司は彦山家から戻ると、自分達が所属するアニメ再興協会に経過報告しに来ていた。 「そうか。二人共御苦労様」初老の男性で、アニメ再興協会の会長のアグレス・夢山(むやま)が報告書を読み終え二人を労う。「危険を承知で守り続けてくれた彦山氏には感謝せねばな」アグレスはそう言うと、部屋のドアが開き、ノートパソコンを抱えた男性が入って来た。「唯今戻りました」「北野さん久し振
猫空さん作 [452] -
アニメ史学者南下ゆき3
第三話 祖父の願い「そちらのフィルムを送った後にこの手紙が出てきました。生前に祖父が書いた物です」ゆきと浩司は、彦山から差し出された手紙を受け取り、目を通す。あの騒動より七十年。アニメの出来に対して其々思うことはあるだろうが、それで地上、宇宙合わせて五十億もの命を奪っていい理由にはならない。騒動を起こした主犯達は犠牲者遺族の手で処刑される末路であったが、此を気にアニメを亡きものにしようと企む者達が
猫空さん作 [584] -
アニメ史学者南下ゆき2
第二話 アニメ史学者其の二 三日後、南下姉弟は依頼主の彦山源三氏の自宅を訪れていた。その自宅には足場が組まれていた。「今年で築百年を越える古い家故、耐震補強工事をしておりまして、ごちゃごちゃしている所に御足労有難う御座います」彦山は二人に自宅の事情を説明した後、居間に案内した。そしてゆきは調査依頼の結果について、フィルムを目の前のテーブルに置いて彦山に説明を始めた。「これは、公開当時の貴重な物です
猫空さん作 [704] -
アニメ史史学者南下ゆき1
第一話 アニメ史学者其の一映写機が回り、スクリーンに映像が映し出される。スクリーンにはカラー作品だという事を示す『総天然色』の文字が映り、その後海底を行く潜水艦に変わると『海底散歩』という作品名が出る。映像はアニメであった。「海底散歩のフィルムに間違いないわね・・・」映像を見る女性、南下(みなみした)ゆきは海底散歩を食い入るように見る。その横で、助手で弟の南下浩司(こうじ)も姉同様に食い入るように
猫空さん作 [776] -
アニメ史史学者南下ゆき予告
アニメ史史学者南下ゆき予告鶴方(かくほう)という星の女性アニメ史史学者南下(みなみした)ゆきと弟で助手の南下浩司(みなみしたこうじ)の奮闘記。鶴方では百年前に滅亡したアニメの研究、再興を目指す。何故にアニメが滅亡し、何故にゆき等は再興を目指すのか?詳しくは本編にて。
猫空さん作 [807] -
恋人は背後霊32
第三十二話 背後霊怨霊と戦う其の肆エカリト゜チで怨霊を消滅さた陸奈の姿を見て高校生達は驚き恐怖した。自分達と比べれば小柄な少女が一撃で怨霊を倒したのだ。自分達の軽はずみな行為に怒り、その戦槌を降り下ろされるのではないかと思っていたのだ。陸奈は高校生達の表情を見て察したのか、この様な事を言った。「これ終わったら覚悟してなさい」と言ってエカリト゜チを向ける。「ひー!!」高校生達は腰を抜かしその場に倒れ
猫空さん作 [871] -
ニューブリテン島からの声8
始めに前回の訂正。九話でなく八話です。第八話(最終回) 神の手で還りし。猫空の神々の手によりニューブリテン島に残されていた遺骨は遺族のもとに還された。「これで済んだな」「ええ」明と知加江は一仕事終えて休んでいた。すると・・・「兄様、知加江姉様、晴恵馬(はれゑま)で事件です」陸奈がニ柱を急ぎで呼びに来た。「やれやれ・・・一休みも出来んな」「行きますか」明と知加江は陸奈と共に晴恵馬に向かった。最後に改
猫空さん作 [774] -
ニューブリテン島からの声7
第七話 神だから出来る事「この下に八人分の遺骨が」陸奈は地面を指差す。「掘るわ」正江が掘り返して八人分の遺骨が本当に出てきた。明の呼び掛けに集まった猫空世界の神々がニューブリテン島にて先の太平洋戦争で戦死した人々の遺骨を収集していた。神の力で遺骨の埋まっている場所が特定出来るので次々と掘り返していた。「木の根や動物は避けながらやってくれ」明も場所を調べながら指示を出す。「了解」猫空世界の神々は遺骨
猫空さん作 [729] -
色々番外編8
色々番外編8「世の中暑ゐ・・・」松田久理主は炎天下の中を歩いていた。この時、近くのビルにある温度計は三十九度という頭を抱えたくなる数字を示していた。それを見て久理主は溜め息をつく。辺りを歩いている他の人々も同様の素振りをしていた。この炎天下の中を久理主は何処へ向かっているかは番外編9にて。久理主「次回に御預け!?他の出演者の出番もカット!?」番外編9に続く
猫空さん作 [670] -
恋人は背後霊31
始めに平成28年熊本地震で被災された方々に御見舞い申し上げます第三十一話 背後霊怨霊と戦う其の參商業施設跡を進む六人の高校生は硝子張りの吹き抜けの所に来た時、男子生徒の一人が一歩足を踏み入れた途端に地面から多数の怨霊が現れた六人を取り囲んだ。万事休すかと思われた時、京助、影香、光江が駆け付け蹴散らした。「また一辺に出たな」京助が目視で大まかに怨霊の数を数える。「やれやれ・・・危ないから下がって」「
猫空さん作 [1,164]
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