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プロミさんの投稿された作品が9件見つかりました。
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轟 第一部 9話
「ショウさん…」「終わったな…」そこにいる誰もが、これで決着が着いたと思っていた。落胆すると共に、恐怖するキリナとテルト。「さて、じゃあ次はそこの餓鬼2人を片付けるか。」そう言って迫るギルテイン。その後ろでは霧が晴れ、そこには…「…!?、ショウさん!」「何だと!?」そう、そこにはダメージを受けたはずのショウが平然として立っていたのだ。「ぐ…お前、何故生きている…」「勝手に殺すなよ。まぁ、見てりゃ分
プロミさん作 [304] -
轟 第一部 8話
(くそ…、なかなか落ちねえな…。結構攻撃入れてるんだけどな…。)(こいつ、攻撃自体は重くないんだが、止めどなく動くせいで隙ができない…。)撃ち合いを続けながら、両者は考えていた。しかし状況は、ショウの方が優勢である。逆に劣勢だと悟ったギルテインは、この状況をどうにかしようと策を考える。(こいつには手数もある。ずっとこのままではこちらの方がへばってしまうな…。)「ふんっ!!」すると、ギルテインは天に
プロミさん作 [317] -
轟 第一部 7話
キリナとテルトは、入口の所で相対した怪人と戦っていた時とは、まるで見違えるほどの強烈な撃ち合いを見て、唖然としていた。「ちょこまかと、うっとうしい奴め!」「悪いが、お前は俺についていけないぜ!」戦況は、ギルテインに対してショウが猛スピードで部屋を駆け回り、牽制している。「調子に乗るな!」なかなか攻撃の的を絞れずにいたギルテインは、痺れを切らして範囲攻撃、つまり地面を殴り、衝撃波を起こした。「うおっ
プロミさん作 [314] -
轟 第一部 6話
「さて、第一関門、突破だ。」ショウは手のひらをパン、パンの2度はたきホコリを払うと、次に続くと思われる1つだけの通路に向かって歩み出した。「ちょっ…待って下さい!」遅れてキリナとテルトも後についていく。―――「ほう、面白い侵入者がやってきたな。」「そうですね。久々にひと暴れできそうな気がします。」「まぁ、少なくともお前のとこでケリが着くだろうから、俺は今回は運動できないかな。」「なんなら、貴方様が
プロミさん作 [325] -
轟 第一部 5話
建物正面の扉の前にどかっと立つ3人。建物の外にはびこる怪人の目なんぞは気にしている場合ではなかった。「…よし、行くか。」靴紐を結び直し、ショウが言う。「だ…大丈夫なんだよな?…本当に…。」やはり落ち着きが隠せないテルト。「私は彼を信じるわ。もう今頼れるのは1人しかいないもの。」凛々しい表情で覚悟を決めるキリナ。「開けるぞ…」そしてショウは扉に手をかける。思い切り扉を開いた途端だった。「うぉっ!!」
プロミさん作 [312] -
轟 第一部 4話
何か奥の手でも秘策でもあるのだろうか、ショウは意味深に笑う。「とりあえず、親玉この穴のすぐ前の建物にいるんだよな?」「えっ?あ、はい…いるにはいますが…」「?」「多分親玉―――アンクライドっていう怪人なんですけど、そいつがいる部屋まではいくつか包囲網を抜けなければいけないって話が…」「ほう、誰が?」「町民が洗脳される直前、怪人に抗って建物に突入した人たちの中の生き残りです。」"生き残り"ということ
プロミさん作 [319] -
轟 第一部 3話
「ふぅ…、とりあえず表から堂々と入って集団相手にするような事にはなりたくないから、裏口でも探すか…。」そう言って壁沿いに怪しい所がないか探すショウ。時計回りに回ろうとして、ちょうど2つ目の角を曲がろうとした時だった。「おわっ!!」急に足場が崩れたと思いきや、そこには小さな洞穴とも井戸とも言いがたい穴があった。「痛ってて…」見事にきれいに落下したショウ。「だ、誰だっ!?」「あ?」落ちた穴の奥には、2
プロミさん作 [309] -
轟 第一部 2話
「なんだよ…これ…」サガの町に到着したショウが目にした光景―――まるで生気の抜けたように表情の無い人々。そしてその人々をこき使うように命令をしているそれは…―――ショウが旅をしているのはただ単に好奇心や人助けのためではない。2年前に突如世界に大量の流星群が降り注いだ。それと同時に世界では謎の生命体が発生した。中には人語を扱うものもあれば、謎の言葉を発するものもある。しかし性質は劣悪そのもので、町中
プロミさん作 [323] -
轟 第一部 1話
「俺、いつか親父みたくこの町をずっと守っていけるような男になりたい!」「ハハ、ガキだなぁ。でも前向きなヤツは嫌いじゃない。ああ、いつかなってみせろ。そして俺を越えてみせろ。」「ああ、絶対だ、約束する!」――――…また、あの夢か。「ありがとうございましたー。」「ふぅ、とりあえず一泊して疲れも癒えたし、そろそろ次の町に向かう計画でも立てるか。」そう言って伸びをし、宿から出てきた黒髪の少年。彼の名前はシ
プロミさん作 [296]
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