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あきは さんの投稿された作品が54件見つかりました。

 
  • 奇妙な時空−第5話

    私は映画館で映画を観るのが好きだ。家で観るのとは違う趣があると私は思う。 最近、家の近くにある郊外型のショッピングモールにシネコンができた。ところが交通には駅も遠く、不便な位置関係な立地だ。なのでいつ行っても良い席で映画を観れるので私にとっては大歓迎だった。 その日の目的はある有名俳優のでる映画。チケットの半券をポケットに指定のスクリーンを目指す。相変わらず客足は少なめ。館内にはまだ自分一人し
    あきは さん作 [351]
  • 遺書−私と彼女という現象−

    −第八話− 独りで全てを背負い疲弊しきった『A』は、<鬱病>になり、メンヘラーになった。その上、病院から出された薬ですっかり中毒症状を感じていた。『A』は1週間で全部で400錠近い薬を溜め込むと、12月のある晩男に「じゃあ、寝るね。バイバイ」といい、その全てをビールで飲み干した。その直後から記憶は消滅した。気がつくと薄暗がりの個室で両手と身体を縛られて天井をみていた。「……A、もう一度やり直そう
    あきは さん作 [339]
  • 遺書−私と彼女という現象−

    −第七話− 独りで全てを背負った『A』は、どんどん疲弊し窶れていった。でも、男は働こうとはしなかった。『A』は最初、不眠症になったという。酷いときは3日も眠れずに仕事にいった。苦悩は剃刀のように『A』の心を傷つけ、『A』はふさぎ込むことが多くなった。そんな日々を半年も堪えていた『A』に2つの事件が起きた。1つは仕事中の怪我、入浴介助中の他の職員の間違いで腰を痛めた事による休職。 そして、2つ目は
    あきは さん作 [319]
  • 奇妙な時空−第4話

     幼い頃、私は押し入れが好きだったらしい。よく押し入れに『秘密基地』を造って隠れ、遊んでいたという。でも、今はそんなことはしていない。まぁ、大人だから。建前はそういうことだ。実は幼い頃押し入れの基地には、『オシイレ』さんがいた。何それ?って?私にもわからない。家の誰かではない、ただ『オシイレ』さんとしか覚えていないんだから。『オシイレ』さんは遊んでいるのを見ているだけだった。ただジッと見ているだ
    あきは さん作 [401]
  • 遺書−私と彼女という現象−

    −第六話− 『A』は、自嘲気味に笑って、吐き捨てる様にいう。「結婚したら何かが変わって幸福になると思っていたの。」まだ、子供だったわと『A』は呟いた。 新しい職場をみつけ、その半年後に『A』は男と結婚した。それから半年は何事もなく穏やかな生活が続き、結婚して幸福だと本当に心から感じていた。しかし、一つ問題は起きていたのだ。それは『A』ではなく、男の職場。男は毎夜のように午前様で『A』に車で迎えに
    あきは さん作 [326]
  • 奇妙な時空−第3話

    毎夜のように悪夢を私は見ていた。何時も冷汗をかいたり、悲鳴を上げたり、涙を零しながら跳び起きたり。どうしてなのかは解らない。でも、私は安らかに眠るという事を得られない。「ドリームキャッチャーって知ってる?」友達に戯れ半分に悪夢の話しをしてみたら、真剣な返答が返ってきた。「?…何それ?」友達の話ではインディアンのお守りで悪夢を取り去ってくれるという。「近くの雑貨屋にもあるよ?」冗談半分、効果があれ
    あきは さん作 [438]
  • 奇妙な時空−第2話

    どうしよう。私は、その言葉だけが頭の中で繰り返されるのを感じていた。私は、病院の救急処置室にいる。つまり看護師なのだが、問題はソコじゃない。問題は後ろにいる。救急車で運ばれて来たのは、既に死体と呼ばれる方だった。近くの公園で工事現場の黄色と黒のロープをつかい…………。 警察が来るまでなにもすることは出来ない。身体を浄めてあげる事も、首からロープを取る事もできない。でも、それすらも問題じゃない。
    あきは さん作 [394]
  • 遺書−私と彼女という現象−

    −第五話− 『A』は、ただひたすらに男が、将来を認めてくれるのを待ち続けた。しかし、同棲が始まって1年が経った頃、始めの裏切りに『A』は気がついてしまった。月に11回の違法な当直勤務の間に男は別な女性とも交際していた。数回の無言電話と女特有の勘が違和感を覚え、問い詰めると男は平然と認め、「お前が仕事ばかりで、かまってくれないから悪いんだよ。」と言い放った。その時に一瞬とはいえ、『A』は男に殺意を
    あきは さん作 [326]
  • 遺書−私と彼女という現象−

    −第四話− 『A』は、未来の夫に出会って傍に来たのから 間違いだったと言った。幸福だと思った最初から間違いだったと私に言ったのだ。 決死の覚悟を内心に秘めて関東に越した『A』は、都内の一病院に就職し、通い妻の様に男の家に通い、家事をし身の回りの世話をした。そんな時、自分の妊娠に気がついという。 『A』は新生児室に勤めていたこともあって、とても喜んだ。勿論、男も喜んでくれると考えていた。何故なら
    あきは さん作 [324]
  • 奇妙な時空−第1話

    私は怖がりな癖に怖い物が大好きだ。ついついホラー映画を借りてしまい、びくびくしながら、ワクワクしながら、寝室のベットの中で部屋を暗くして見るのだ。<貴方の部屋>陳腐な題名だ。B級以下の作品かもしれないが、大分沢山のホラーは見つくした。聞いた事のない映画だし、たまにはハズレもあるだろう。聞き慣れた機械の作動音を耳に、DVDディスクが機械に飲み込まれた。しかし、暫く待っても始まらない。それどころ
    あきは さん作 [462]
 
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