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あきは さんの投稿された作品が54件見つかりました。

 
  • 遺書−私と彼女という現象−

    −第三話− 『A』の言葉は私にはとても難解だ。<自殺だけど他殺><生きていく方が辛いことがある>今迄、正反対の言葉しか『A』からは聞いたことがなかった。今目の前にいる『A』はやつれているわけでもなく、一見すると前と何ら変わりなく見えた。「い、色々って一体何があったの?」「大丈夫、貴方には全部話すから。」『A』は穏やかにそう言うと私を見つめた。「そうね…、最初は。」私も『A』も東北のある県の小都市
    あきは さん作 [319]
  • 遺書−私と彼女という現象−

    −第二話− 『A』の言葉は驚きを禁じ得なかった。<自殺だけど他殺>意味がわからない謎掛けの様な『A』の言葉に、 私は戸惑う。『A』は静かに笑うと先を続けてもいいかと、私を促す。私は小さな好奇心にも駆られ『A』の話しに聴き入った。 『A』の夫と『A』の出会いはNETの中だったという。それも普通の出会い系ではなく特殊な性癖の人ばかりが集まるサイトだったという。 『A』は彼女らしくない被虐的な人物とし
    あきは さん作 [323]
  • 遺書−私と彼女という現象−

    −第一話− 『A』は私と隣り合い何気ない様子で、まるでお茶をしにいくのとでも言うかのようにサラリと言った。「私はね…死ぬための方法を探してるのよ。」唖然とする私に気がついていないかのように『A』は、穏やかに言った。「貴方には、話しておかないといけないでしょう?」 幼い頃、私は内気で内向的で虐めの恰好のまとで、友達らしい友達もいない子供だった。対して『A』は勝ち気で少し我が儘で、一風変わった子供で
    あきは さん作 [320]
  • 遺書−私と彼女という現象−

    −序− 一先ず私は便宜上、彼女を『A』と呼んでおこう。 私は『A』の話しをしようと思う。何故なら『A』は語る術を持たないから。だから、私が『A』のかわりに語るのだ。 『A』は三十路を少し越えた女性だ。既婚者だが子供は夫の理不尽な理由で1度中絶して、それからは諦めたという。『A』は看護師をしていたが、今は辞めている。それについても後から話そうと思う。 私と『A』はまるで姉妹の様に育った。『A』は少
    あきは さん作 [335]
 
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