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尚 さんの投稿された作品が6件見つかりました。
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スクリーン I
彼女の声も聞けなかった彼女の事を何も知らない何も解らない 解っている事はオレの前から消えてしまった事とまだ彼女が好きだと言う事 エレベーターに乗ると彼女を感じる 震えながら手をつないだ事 うつむいたままエレベーターから逃げ出すように降りて行った事 素朴だけど可愛い笑顔 何もかもオレにとって大切で必要な彼女だった 彼女の目にはオレはどう映ってたのかな みんな同じだと思うけど出会いがあって、恋愛
尚 さん作 [106] -
スクリーン M
彼女とはそれから何度か食事をしたが、彼女の声を聞く事は無かった 何も言わず笑顔でうなずく彼女 その顔、仕草が俺を幸せにしてくれていた でも、彼女は俺の前から消えしまった エレベーターのドアが開くたびに彼女を探していた いつも期待してしまう自分に疲れたのかな あれから5年もたつのに まだ無理ポイ
尚 さん作 [272] -
スクリーン O
エレベーターがロビーにつき、ドアが開くと彼女はうつむいたまま、逃げ出すようにエレベーターを降りた 彼女は2、3歩くと振り返ってオレの目を見て、動揺した感じで頭を下げて、ロビーに駆け出していった その日以来、彼女とエレベーターが一緒になる事はなかった 彼女の事が頭から離れなくて、話しがしたくて会いたくて 6階にある彼女の部署に行行った 彼女はいた、姿勢よくデスクに座り仕事をしていた オレはその
尚 さん作 [111] -
スクリーン A
あの朝以来 他社オヤジの姿は見えなくなった 数日は誰なの気になったが、気のせいだろうと思うようにした 他社オヤジの事があったからなのかのか帰り箱の中で、オレは1人で乗る事にこだわり続けているのか思い出した 入社してまだ2、3ヶ月のころ、残業で遅くなって誰もいないエレベーターに乗った 6階でエレベーターが止まり、彼女が入ってきた 彼女の名前は、澤井よしの、目立つタイプではないが笑うと 昔の初恋
尚 さん作 [114] -
スクリーン N
朝の箱の順番は、ある程度決まっている、交通機関と人間関係、この二点が時間帯を決めている 何だかんだと皆考えてる郊外に家を購入した人は急に朝が早くなる家族が増えた人、減ってしまった人少しでも会いたい人、会いたくない人、どちらでもない人 オレは、お一人様をする為に皆の変化が解るようになった お一人様の時間帯が来た焦る事なくゆっくりエレベーターのボタンを押した オレのフロアーは8階、たった17秒
尚 さん作 [85] -
スクリーン
今日も1日終わった、と心の中で言葉を活字にしながらエレベーターのボタンを押した エレベーターが会社のロビーまで運んでくれる37歩歩くと自動ドアが開き、42歩くと、自分の靴ばかり見ていた時間とは、しばしのお別れだ 今日は少し寒い、肩を少し小さくしながら歩いていた 毎日同じ事、同じ場所なのにオレはそう思わないイヤ感じない、むしろ毎日違って見える季節も感じるし街の風景も時間と同じに変わっている 入社
尚 さん作 [183]
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