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ジュン さんの投稿された作品が11件見つかりました。
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地獄へのカウントダウン
『ザランは俺の親のような存在だ。どんな人にも優しい。だから…なぜ将軍から降格されたのかわからない…』カンドルは暗い顔をして言った。ニットにはカンドルの辛さがよく伝わってきた。こんなに暗いカンドルを始めてみた。カンドルは続けた。『ザランはパリス史上No.1の将軍と言われたほど兵に優しかった。俺はザランから剣術を習った。だから、俺が特等兵になれたのもザランのおかげだ。将軍を降格させられてからザランは
ジュン さん作 [324] -
地獄のカウントダウン
ポルスは辺りを見渡しため息をつき、さわやかな口調で言った。『よし、鬼ごっこは終わったことだし近くの村で昼飯を食うか。』カンドルは自分の剣を取りだし、すこし眺めてから言った。『確か近くにルーマスがあったな。小さな村だが食料は豊富だと聞いたことがあるぞ』カンドルは竿に剣を納めると南にむかって歩きだした。それにポルスが着いていく。ニットも後に続こうとしたとき、木の陰からさっきのクワート兵が二人でてきた
ジュン さん作 [328] -
地獄へのカウントダウン
『で、君は逃げ切れるのか?』カンドルは軽快に走りながら言った。特等兵だからこそ言える生意気な口調だ。今、俺たちパリス王国軍の兵たちは西に向かって逃げていた。長かった戦争についに負けたためだ。パリス国王は昨日、相手国のクワート国の政権を握っているミンジスと直に会い、降伏の意志を伝えた。それを聞いた軍の兵は、怒りを覚えた。兵力は劣っているが、確実に敵軍をクワート国領にまで追い詰めていた。休戦時に報告
ジュン さん作 [344] -
殺人鬼番場7
目が合えば人が殺せる!?そんな事がありえるのか…。絶対に嘘だ…。信太郎は頬を流れる涙を拭き取った。『道田さん。それは本当ですか…?』信太郎は力いっぱい聞いた。『あぁ。本当だ。今までに死んだ四人はすべて君と目が合ったから死んでしまったのだ…。』信太郎は最後になるであろう質問をした。『なぜ道田さんは平気なのですか?』道田さんは無表情で言った。『わしは何年も君のような研究に携わってきた。だから、防ぐ方
ジュン さん作 [461] -
殺人鬼番場6
そんな!?なぜ…?道田さんの衝撃的な言葉が頭を過ぎる。何分経ったのだろうか。信太郎は下を向きながら言葉を繰り返していた。『犯人は君なんだ』道田さんが言った言葉だ…。こんな怖い言葉なんかいままでなかった。 『すまん。君はまだ現実ととらえられないだろう。落ち着くまで待とう。話は長くなるからな』信太郎が話せるようになったのは30分ほど経った頃だった。『道田さん…。詳しい内容を教えてください…。』信太郎
ジュン さん作 [431] -
殺人鬼番場6
道田さんに連れられて来た所は、いかにも古い家だった。信太郎はなにも言えないまま、道田さんに連れられて家にはいった。中はとても広く、とても静かだった。そして、畳の部屋の所で道田さんが止まった。『ここが君の今日からの部屋だ。』道田さんは部屋に入り、電気を付けてくれた。中はなにもなく、隅にタンスが置いてあるだけだ。『わかりました。』信太郎は初めて口を開けた。道田さんは信太郎を一度見て、言った。『君には
ジュン さん作 [434] -
殺人鬼番場5
その後、信太郎は会議室に連れていかれた。そこには四人の警察官がいた。1番左にいるのは背が高く、少し痩せている。2番の人は、体型がよく、まだ20代ぐらいの男。3人目は女だ。背は高く、キツイ顔をしている。そして、50歳前後のおじさんがいる。信太郎の担当の刑事が言った。『この四人が君の世話をすると名乗り出てくれた警察官だ。左から宮本、田辺、浅野、そして道田さんだ。』刑事が言い終えると、四人はお辞儀をし
ジュン さん作 [445] -
殺人鬼番場4
信太郎は今、警察にいる。前には刑事、部屋の隅には書記の人が…。信太郎は下を向いたまま。なんで警察なんかに…。『それで君は藤沢君の所で買い物をしたんだね?』刑事は厳しい表情で聞いた。『はぃ…。』『ならば藤沢君に変わった様子はあったかな?』すこし間を開けて信太郎は言った。 『余り覚えてはいません。知り合いが亡くなったばかりで…』信太郎は初めて刑事と目があった。『そうか…。今日はここまでにしよう。また
ジュン さん作 [457] -
殺人鬼番場3
信太郎がいるのは病院の部屋。暗い雰囲気。たった二日で二人が死んでしまうなんて…。なんでだよ…。神様…どうして?あんな元気だったお婆さんが死んでしまった。なんで、二回も”死”を見なければいけないんだ。『信太郎、起きてしまったことはしょうがないでしょ。泣かないで。』信太郎は言葉もでない…。すると、意味もなく一人でコンビニに向かっていた。『いらっしゃいませ』店員の声が響く。しかし、信太郎は下を向いたま
ジュン さん作 [437] -
殺人鬼番場2
病院に着いた信太郎は悲惨な光景をみることになった。なぜなら、親友永井健大が死んでいた。担当の医師は言った。『原因不明の死亡が確認されました』その言葉を聞いた信太郎はその場で泣き崩れた。−親友はなぜ死ぬはめになったんだ…。元気だった健大のコトを思い出す。楽しかった日々…。しかし今、思い出と共に永井健大はこの世を去った。『健大…。今に待ってろ。この番場信太郎が犯人を捕まえてやる。』信太郎は決心した。
ジュン さん作 [451]
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