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くま(・(ェ)・)ノ。 さんの投稿された作品が5件見つかりました。

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  • 赤い服の女性 最終話

    次の日、大学の友達に昨日の赤い服を着た女性の話をしたら、慌てて携帯のニュースを開いて見せてきた。『昨日午後6時40分に○○県○○市○○町の山中で女性の死体が発見されました。現場の状態から警察は自殺と断定、特徴は「白い服」を着ており警察は身元の確認を急ぐとともに…』本当に不思議な話だ。なぜか悲しさが込みあがった。たいした会話もしていない。昨日まで知り合いでもなかった彼女に僕がこんな感情を持つなんて
    くま(・(ェ)・)ノ。 さん作 [547]
  • 赤い服の女性 4話

    15分ほど沈黙が続きバスの音が聞こえた。人は乗っていない、バスに乗り込んで席についた赤い服を着た女性は乗ってこない。「運転手さん。ちょっとまったってや。」バスを降りて赤い服を着た女性に声をかけた。「乗らないんですか?次のバスは2時間後ですよ、お昼をまわってしまう」赤い服を着た女性はまだ一点を見つめながら、手を横にふっている。結局バスは発車してしまった。待ち場には赤い服を着た女性と僕を残したまま。
    くま(・(ェ)・)ノ。 さん作 [515]
  • 赤い服の女性 3話

    「貴女もバスに乗り遅れたんですか?」赤い服を着た女性は驚いた顔をしてこちらを向いた。「ぁ…いえ」一度はこちらを向いたけれど、またもとの一点を見つめ、消え入りそうな細く小さな声で赤い服を着た女性は答えた。「こちらに来たのは初めてで…バスの時間、知らなかったんです。」こんな田舎に珍しいな、と思い会話を続けた。「こっちの人じゃなかったか、それは失礼。いきなり話し掛けられてびっくりされたでしょう。」赤い
    くま(・(ェ)・)ノ。 さん作 [521]
  • 赤い服の女性 2話

    赤い服の女性は待ち場の椅子に静かに腰掛け、ただ一点を見つめ動かない。すでに1時間近くバスを待っていた暇で仕方ない僕に、赤い服を着た女性というのは大変興味を引いた。田舎の人間というのは知らない人でもすぐに話し掛ける。別にそれが普通だった。
    くま(・(ェ)・)ノ。 さん作 [508]
  • 赤い服の女性 1話

    半袖にしてくればよかったそう思い始めた5月の後半、梅雨前ということで少しじめじめしている時刻は午前10時を回っている。田舎のバスは2時間に1本程度しかなく、運悪く乗り遅れたボクは待ちぼうけていた。まぁ寝坊したのだけども…。それにしても蒸し暑い、なにも考えずにただバスを待つだけというのは暇なものだ。ましてここはバスが2時間に1本のド田舎、自分の育った町とはいえ、なんとも殺風景なところである。田んぼ
    くま(・(ェ)・)ノ さん作 [550]
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