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キョウスケ さんの投稿された作品が36件見つかりました。

 
  • 桜の木とともに 本編25

    「彼女といたいなら、お前にしか出来ない事をしてあげるのが、お前の役目だろうが、桜ちゃんとはもう別れろ。明日、わしが言ってきてやる」じいちゃんは言うが、「ちょっと待ってよ!オレは桜の事が好きだけど、桜はいつも勝手に動いちゃう事に腹が立つんだ。相談もしないで、そんな事ばかりじゃあ、オレが振り回されてるだけじゃないか」私が言い返すと、「彼女は普通の身体なのか?百歳まで生きられる身体なのか?彼女がいつ死
    キョウスケ さん作 [265]
  • 桜の木とともに 本編24

    家に帰り部屋に戻ると、祖父の晴伸じいちゃんが入ってきた。「今日は桜ちゃん、どうだった?」言いたくない話をしてきた。「別に」ぶっきらぼうに答えると「桜ちゃんのお母さんから電話があってな。お前が急に帰ったから、桜ちゃんを見に行ったらずっと泣いているらしい」連絡があった事を教えてくれた。「大和、女の子を泣かせるとは何事か!!」初めて俺に怒鳴ってきた。私は、その時のじいちゃんの顔を覚えている。いつも見て
    キョウスケ さん作 [249]
  • 桜の木とともに 本編23

    彼女の部屋に入ると、母親の美由紀さんと話している所で、私を見るなり「や、大和君!」びっくりした表情で私を見ていた。美由紀さんとは受験以来、よく話をしていたので、桜の状態は毎日のように聞かされていた。「調子はどうだ?」「心配かけてごめんなさい。なんとか動けるぐらいにはなったから」弱々しい声で答える。私は桜の姿が、こんなにも弱かったかと思うぐらい不安になった。「入院するなら、連絡ぐらいしてくれよ。オ
    キョウスケ さん作 [251]
  • 桜の木とともに 本編22

    最後の両家の写真の時、桜は私の腕を組み笑顔で、「今日はありがとう、大和君」そして我が家と野崎家の、桜の木の下で撮る、最初で最後の写真が撮られた。季節は再び、あの桜の花びらが舞う時期に近づいていた。その写真が何処に行ったのか、ずっと捜し回っていたのだが、春樹が見つけるまで、なぜここにあったのか、私は疑問に思っていた。桜の字で書いてあった手紙と、共にあった写真は、当時の私達の関係が、如何に良かったか
    キョウスケ さん作 [249]
  • 桜の木とともに 本編21

    私はいつものように、朝の挨拶をする「おはよう、桜」「大和君!おはよう」笑顔で答える桜だった。昨日の話を聞いていたのか「昨日はありがとう。お母さんも元気になってくれたし。大和君には、本当に頭が上がりません」お礼言う桜に、「今度、家族で家に来ないか?おじさんとかに聞いてみてよ」急な案に桜は、「そ、それは、う〜ん、どうだろね。でも、聞いてみる」無理だとわかっていても、お願いしてみた。後日、桜の母親から
    キョウスケ さん作 [205]
  • 桜の木とともに 本編?

    私が見舞いに行くと、辛そうな身体を起こして、「ゴメンね。何度も来てくれて」謝る桜に私は、「いいから寝てて。今は元気になるまで、ゆっくり身体を休める事が桜の仕事だよ」「うん。私、大和君が傍にいてくれて、本当に嬉しい」「桜に負けないように、俺もしっかり勉強するから、一緒に高校行こうな?」指切りをすると、「私も早く身体治すから、学校で待っててね」精一杯の声で答える桜に、「学校だけじゃなくて、俺ん家でも
    キョウスケ さん作 [204]
  • 桜の木とともに 本編?

    桜は、私が倒れた事を知り、休み時間に保健室に来てくれた。「大丈夫?大和君」桜の言葉で目が覚めて、彼女の顔を見ると、目に涙を溜めている表情で、こちらを見ていた。「さ、桜。悪い、風邪ひいて倒れちゃった」桜の顔を見ずに言うと、「無理しないで。私、大和君がいなくなったら、どうすればいいか分からないよ」涙を出して言う。「ゴ、ゴメンな。俺、桜と同じ高校も行きたいし、離れたくなかったから、つい無理してた」桜に
    キョウスケ さん作 [267]
  • 桜の木とともに 本編?

    当時の私は、桜の木が祖母のような暖かさが感じられたと思って、桜の木に懐いていたのでは?と思う。「お父さん、何か木に挟まってるよ?」春樹の言葉に私は、その挟まっていた物を引っ込抜いてみた。紙には、「宝物をありがとう。大和君」そう書いてあった。私は一瞬で桜の字と分かったが、宝物とは何だ?という疑問にかられた。「お父さん、写真もあるよ?」春樹の手にある写真は、なくしていたと思った写真だった。その写真は
    キョウスケ さん作 [209]
  • 桜の木とともに 本編?

    「私ね、一つ夢ができたの」急に話題を変えてきたが、「どんな夢?」「大和君のお嫁さんになりたいの」ドキッとする内容に私は驚いたが、「オレだって桜の旦那になりたい」そう互いの将来を約束していた。その中でも、桜の木は優しく、私たちを祝福してくれるかのように、花びらを落としていた。私は当時の約束した桜の木の下にいた。あの時と変わらず、桜の花びらを落としているが、私が桜の木に懐いていた理由は、ただ桜が咲く
    キョウスケ さん作 [251]
  • 桜の木とともに 本編?

    私は別に祖父の趣味と思いながらカメラを構えた。撮る瞬間、二人は私に聞こえない声で何かを話していたが、気にせずシャッターを押した。次に私が祖父と並んで撮ってもらおうとした時、私にこう言ってきた。「目の前の壁に負けるな」私は、その言葉の意味を聞こうとしたが、桜がシャッターを押すのを見ていたので、聞く事はできなかった。撮り終わった時、私は桜に、「何話してたの?」と、先程の聞こえない会話を聞いてみたが、
    キョウスケ さん作 [214]
 
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