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m710 さんの投稿された作品が8件見つかりました。

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  • lilys?

    町に戻ると、ちょうど下校時間くらいだった。見たことのある顔と時々すれちがいながらも、お互いが関わらないように、目線を合わせることなくすれ違う。しかし、今日は違った。里西がいるからだ。同級生だけでなく先輩、後輩の奴らも里西に話しかけてくる。里西は常に笑顔で対応している。やっと人の波を抜けた。登「あんたってほんと人気者やね!」里「人気者かぁ〜そう見えるんかね?ほんとに仲良い奴なんて1人もおらん気がす
    m710 さん作 [192]
  • lilys?

    目に入ってきたのは、隅にある小さなテレビから流れる映像。外国の少年達がスケボーを乗り回している。自分の体の一部のようにスケボーでトリックを決めたかと思うと、次は坂道を車よりも速く急降下している。目を奪われていた。店長「すごいっしょ、それ」急に話しかけられた。うなずくことしかできなかった。店長「この映像あげるよ。イメージトレーニング用に」と言って彼は一枚のROMをくれた。成「…………あざ
    m710 さん作 [216]
  • lilys?

    店に入る。妙に緊張する。登美雄もなんとなくそわそわしているのがわかる。しかし里西は堂々としたものだ。ほんとに同い年なのかと疑うくらい、大人びてる奴だ。店に入っても、いらっしゃいませの挨拶もない。店員は一人だが、彼の風貌は間違いなく店長だ。壁一面に並べられた板、ショーケースに並べられているウィールにトラックにビス、他にもウェアやバックパックや小物で店の中はごちゃごちゃ溢れかえっている。しかし
    m710 さん作 [211]
  • lilys?

    そんな俺たちを見て、里西は持っているスケボーを差し出して、言った。里「じゃぁ、成にこのボードやるわ」成・登「!?」里西は何気ない顔をしてるが、本気っぽい。成「いや…いいよ」里「いやいや、よかよ。俺もう一ついい板持ってるし。こっちは練習用やったけん」登「よかったやん!成!里西様々やなぁ〜てっっげいい奴!」 俺は困った。でも、ここで断ったら俺が空気を読めない人間であることは間違いない。成「……
    m710 さん作 [205]
  • lilys?

    登美雄はノリノリだ。登「スケボーってよ、いくらぐらいすると!?」そう、俺たちは何にも知らない、完璧な初心者だ。里「普通にいいやつを全部コンプリートしたら2〜3万くらいやね〜」里西は当たり前のような顔で言った。登「えっ!?そんなすると!?ってかコンプリートって何なん!?」俺も目が点だ。そんな2人のための、里西スケボー講座が始まった。里「スケボーはよ、板(ボード)とこのトラックってのと
    m710 さん作 [272]
  • lilys?

    俺たち3人は、海沿いに道路を歩きながら話した。登「俺、有賀登美雄!3組!」里「俺は里西照太、6組やよ。」登「知っちょっし〜あんた有名人やわ!なっ、成!」成「あぁ、知ってる。よろしく」里「俺も二人とも知っちょっよ。でも、じょうって、名字?名前?」成「・・・あぁ、名前。成功の成、でじょう。安達成。1組」登「成って名字安達って言うと!?初めて知ったし!ってかなんで俺らのこと知っちょって!?」登美雄の問
    m710 さん作 [213]
  • lilys?

    また今日も登美雄と非常階段で煙草をふかしていた。登美雄が呼んだ。登「成、じょーう!あれ見てあれっ」成「・・・あいつ」そいつが誰かはすぐわかった。成績優秀、スポーツ万能、いわゆるイケてるルックスに、イケてるスタイル。長髪。こんなはみ出してる俺にさえ、自然と耳や目に情報が入り込んでくるほど、学年1目立つ(モテる)男、里西照太だ。問題はそんな優等生が、授業中のこの時間に、体育館裏のボロ小屋でコソコソと
    m710 さん作 [205]
  • lilys?

    今日も退屈な毎日の始まり。第一校舎三階の端、美術室の隣から連なる非常階段。金髪の奴がまたチャラい女を連れてイチャツいてる。女はいつも違う気がする。奴「よっ、成」成「おう」奴「あんたもう授業戻りー」女「え〜」女は不機嫌そうな顔をして、俺をにらみつけるように戻っていった。奴「あの女も飽きたぁ」ぼやく金髪は登美雄。有賀登美雄。俺たちは宮崎県立犬町高等学校の2年生だ。この学校は、創立80年を越える、伝統
    m710 さん作 [225]
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