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龍角 さんの投稿された作品が199件見つかりました。
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殺し合いごっこ‐LAST CHAPTER‐18
同時刻鬼倒衆本部佳奈美は目の前の光景に目を丸くした。佳奈美は先程ヘレナに連れられて会議室へとやって来た。ヘレナ曰く「私達の仲間を紹介するから。」とのこと。目の前にいる7人の面子に佳奈美は驚きを隠せなかった。長いテーブルの一番奥には武将髭を生やした中年の強面の男がどっしりと座っていて。脇には日韓ワールドカップの時に大流行した金髪のソフトモヒカンのヤンキー系の男。同じく金髪でクセ毛の王子様って感じの
龍角 さん作 [914] -
座敷少女〜十五ノ話〜
残り時間47:55残り人数:49人敬介は音を立てない様に静かに廊下に出て恐る恐る廊下を進む。連続殺人事件が起きたせいか宿泊客は少なく廊下には誰もいない。(助かるのはたった一人か…残りの49人は全員敵か…まぁ…別にいいか…あの時も5人殺したし、抵抗感は感じないしな…)そう思いながら歩いていると後ろからドアが開く音が聞こえた。振り向くとそこには旅館の従業員がこちらに向かって何食わぬ顔で歩いて来ていた
Ryu さん作 [454] -
座敷少女〜十四ノ話
二人の目の前には黒いロングコートを羽織りサングラスをかけた男が立っていた。首筋には二人と同様に痣があり、右手に太刀を左手に小刀を持っている。(コイツが例の死神って奴か?死神っていうより暗殺者って感じだな…ってそんな事よりコイツの武器と俺とじゃ勝ち目がねえじゃん!!さっさと逃げないと…)仁はそう思いこの事から逃げ出そうした時、ぼう然と立っていた青年が「ぱッパパァー!!」と満面の笑みで叫んで男に駆け
Ryu さん作 [418] -
座敷少女〜十三ノ話〜
同時刻ホテル松屋の屋上「るーるーる〜♪」首筋に六角形の痣がある男は鼻歌を歌い、そして歓喜の表情で脇差しを振り下ろした。その暫撃を同じく六角形の痣がある坂野仁は斧でガードする。(鼻歌を歌いながら殺し合うなんて…しかもヘラヘラと笑いながら…イカれてんのかコイツ?)次の瞬間二人は同時に互いの腹を蹴り合って後ろに後ず去った。「らーんらーんらーん♪♪」又しても男は鼻歌を歌いながら、脇差しを仁へ投げ付けた。
Ryu さん作 [458] -
座敷少女〜十二ノ話〜
第二章血と覚醒『真幸!』『凜華!!』(あれ…俺何を…言ってんだ?)凜華と呼ばれた青い眼の少女は敬介に駆け寄り、すがりついた。『助けて…私は…』『大丈夫だ!!お前はまだ助かる!!』敬介、いや真幸と呼ばれる青年は凜華を強く抱き締めた。(おいおい!!なんで俺がこいつを抱き締めてんだよ!!離れろコイツ!!!)しかし敬介の意思とは裏腹に、敬介の体を支配している真幸はより強く凜華を抱き締めた。『お願い…私を
Ryu さん作 [421] -
座敷少女〜十一ノ話
包丁は少女の腹に刺さった筈だった。しかし殺意を秘めた包丁は少女の体をすり抜けて後ろの壁に突き刺さった。(すり抜けただと!?一体こいつは…)『私は霊だからそんな攻撃は無駄よ。』「クソがぁ!!」敬介は壁から包丁を引き抜いて闇雲に包丁を振り回したが結果は同じ。 空を掻くだけだった。「てめぇ…なんなんだ…一体…」息切れしながら少女に問うと彼女は再びうんざりした様な口調で答えた。『だから言ってるでしょ。私
Ryu さん作 [387] -
座敷少女〜十ノ話〜
全身に悪寒が走り本能が警鐘を鳴らした。この声の主は危険だと、得体の知れない恐怖に反応して体はガクガクと震えている。そして10年前のあの日の光景がフラッシュバックする。『嫌ぁあぁあぁぁ!!!』母親の泣き叫ぶ声。(やめろ)『言いなさい…さもないと…』『がぁっ…あっあぁ!!やめぇ…』父親が苦しむ悲痛の呻き声。((やめろ!))腹と胸を刺され内蔵が飛び出している母親と首が180度回転している父親の死体。(
Ryu さん作 [436] -
座敷少女〜九ノ話〜
何も変わってはいなかった畳の匂いも冬の山河を描いた水墨画の掛け軸も歴史を感じさせる古木を使ったテーブルも敬介の目の前には10年前、両親が殺された部屋が10年前と全く変わってない状態で存在している。(まさか1あの日と全く同じ部屋になるとはな…)敬介は先程ロビーでチェックインを済ませ旅館の離れにあるこの『鶴の間』へとやって来た。敬介はボストンバックを置き畳に腰を下ろした。(そーいえば今何時だったけ?
Ryu さん作 [396] -
座敷少女〜八ノ話〜
午前11時岩手県金田一温泉温泉街に入り敬介は観光地らしくない殺伐とした雰囲気を感じた。街に人の姿は無く、まるでゴールドラッシュが過ぎ去って錆びれた西部の街の様に寂しく重々しい。賑やかな筈の商店街はどの店もシャッターが閉まりシャッター街と化している。先程ラジオで聴いた警察の会見によると今朝新たに一人殺されて犠牲者はこれで7人になったらしい。更に悪い事に観光客の行方不明者が続出しており昨日発見された
Ryu さん作 [409] -
始めて感じた温もり
人の温もりをボクは今まで感じなかった感じていたのは人の悪意・醜く黒い感情ばかりだった人間を毛嫌いしていた皆が醜く世界は灰色にしか見えなかった貴女に会うまでは貴女はボクの存在を認めてくれた貴女はボクの灰色の世界に色を付けてくれた貴女のおかげで人を信じる事が出来たそしてキミの側にいるとボクは感じるんだ人の温もりをだからやっと見つけた温もりをボクは離さない俺と一緒にいて…
Ryu さん作 [356]